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忠実な創造主ものみの塔 1962 | 10月1日
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24,25 (イ)神の律法と原則を尊重する人は,いま広く行われている輸血をどのように見ますか。(ロ)輸血はどのように「新しい人」を害することがありますか。
24 現在世の中でむやみに行なわれている輸血は,そのひとつです。二つの世界大戦によって何百万人の血を流した世界から見れば,これは小さな事かも知れません。(創世 9:5,6)しかし血はエホバの御前で神聖であるとの神の原則に固くつき従う忠実なクリスチャンにとって,これは大切な問題です。「すべて肉の命はその血だからである」と忠実な創造主,生命の与え主御自身が言われます。(レビ 17:14,新口)血は神の目に尊いものであり,神は賢明にも血の使用に関する律法を定めました。それは人間にとって益のあるものです。創世記 9章4節(新口)においてノアに述べられた神の律法は,ノアの子孫である全人類に適用されます,「しかし肉を,その命である血のままで,食べてはならない」。この律法は,初期クリスチャン会衆の統治体が下した決定の中で再び述べられており,真のクリスチャンすべての従うべきものと定められています,「聖霊とわたしたちとは,次の必要事項のほかは,どんな負担をも,あなたがたに負わせないことに決めた。それは,偶像に供えたものと,血と,絞め殺したものと,不品行とを,避けるということである。これらのものから遠ざかっておれば,それでよろしい。以上」― 使行 15:28,29,新口。
25 偶像崇拝と淫行は,クリスチャンの人格に害を与えますか。その害は図り知れないほど大きなものです! 血を含む食品にしても輸血にしても,血を採り入れることは,それと同様です。クリスチャンの統治体は,他の二つの悪と一緒に血のことを述べているからです。そのうえ,最近の医学の研究によれば,輸血は人格に悪い影響を及ぼすことが実際に知られています。一権威者によれば,「人の血液は,実際にはその人自身である。血液にはその人の持つあらゆる特性が含まれている。それには遺伝による好ましくない性癖,病気にかかり易い体質,個人の生活に原因する毒,飲食の習慣が含まれる」bということです。ゆえに輸血は悪い人格を移し入れることになるかも知れません。犯罪者や社会の落伍者からも血液を得ている血液銀行の供給した血液には,大きな危険がひそんでいます! 人間の創造主は賢明に,また忠実さをもって,この危険から人間を守るために血を禁ずる律法を定めました。―レビ 17:11-14。
26 忠実な創造主の御心に忠節を守る人は,どんな報いを得ますか。
26 創造主の御心を忠実に行い,忠節を保つ人々が,その恵みと祝福に欠けることは決してありません。「ヱホバはたゞしき者にして義しきことを愛したまへばなり,直きものはその聖顔をあふぎみん」(詩 11:7)このような人々は,エホバが「あわれみあり,恵みあり,怒ることおそく,いつくしみと,まこととの豊かなる神」であることを,本当に知るでしょう。またこれからもその御名に喜び,間もなく,「之をにくむ者」の最後の世代にハルマゲドンの滅びが臨むときに保護されるでしょう。生き残るすべての人は,「汝の神ヱホバは神にましまし真実の神にましまして之を愛しその誠命を守る者には契約を保ち恩恵をほどこして千代にいたる」ことを知るでしょう。このようにして,すべての全き人々は象徴的な「千代」にいたるまで,楽園の地で永遠の生命の報いを得て,忠実な創造主に永遠のほまれを帰するでしょう。―申命 7:9-11。詩 98:1-3。
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複雑なヒトデものみの塔 1962 | 10月1日
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複雑なヒトデ
人間が生物をしらべればしらべるほど,生物は賢明な創造主のお造りになったものであることが,ますます明らかになります。最近,ヒトデに関して得られた知識は,この事の例です。この生物の驚くべき特性のひとつについて,1961年11月号の「博物学」は次のことを述べています,「一箇のヒトデの神経組織には,さまざまの神経節と繊維とがあって,ロンドンの電話局よりも複雑である」。
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