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現在の古い秩序の背後にある霊聖霊 ― 来たるべき新秩序の背後にある力
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そしてわたしは,おまえと女との間,またおまえの胤と彼女の胤との間に敵意を置く。彼はおまえの頭を砕き,おまえは彼のかかとを砕くであろう」。(創世 3:14,15)
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現在の古い秩序の背後にある霊聖霊 ― 来たるべき新秩序の背後にある力
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しかし,その事は,呪いを受けた蛇が「胤」を,すなわち比ゆ的もしくは霊的な意味で子孫を持つ機会を得るまでは起きません。霊なる者として,悪魔は人間の場合のように本然的な生殖力を持ちません。
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現在の古い秩序の背後にある霊聖霊 ― 来たるべき新秩序の背後にある力
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この所にいた悪魔にはやがて他の霊たちが加わりました。父としての神を捨て,悪魔を父とするようになった霊たちです。それらの霊たちは彼の「胤」になりました。
15 罪を犯して大いなる蛇に加わったみ使いたちについてペテロとユダは何と述べていますか。
15 この初めからの蛇の霊的な胤について,クリスチャン使徒ペテロはこう書きました。「神(は),罪を犯したみ使いたちを罰することを差し控えず,彼らをタルタロスに投げ込んで,裁きのために留め置かれた者として濃密なやみの穴に引き渡された」。(ペテロ第二 2:4)キリストの弟子ユダもまた,蛇の「胤」となったそのみ使いたちについてこう書きました。「自分本来の立場を保たず,そのあるべき居どころを捨てた使いたちを,大いなる日の裁きのために,とこしえのなわめをもって濃密なやみのもとに留め置いておられます」― ユダ 6。
16 エバを欺いて罪を犯させる際悪魔が単独で行動していたのはなぜですか。どのような理由から,彼はケルブの一人であったとも考えられていますか。
16 悪魔がアダムの妻エバをだまして,その天の父なる神への反逆に至らせた時,その大いなる蛇の「胤」はまだ存在しませんでした。悪魔は単独で行動していたのです。彼は,み使いの仲間,アダムとエバの子孫を支配する点で自分と地位を張り合うような者を持とうとはしませんでした。彼は全人類に対する専一的な支配を手中に収めようとしたのです。神の組織内で彼が初めにどのような地位にあったかについて,わたしたちは正確には知りません。聖書研究者の多くは,古代ティルスの王に関するエゼキエル書 28章11-19節の預言が悪魔サタンにも当てはまるものと理解してきました。つまり,自ら悪魔となった者は,元々は,天の「神の子」なる「ケルブ」の一人であったことになります。そうであるとすれば,彼が大いなる蛇として卑しめられたその卑しめの程度は一層大きいことになります。
17 どのような意味で反逆したみ使いたちはタルタロスの闇を悪魔と分け合っていますか。
17 神に反逆して蛇の「胤」となった他のみ使いたちもまた,それぞれ呪われた蛇のごとくにしてタルタロスの闇を彼と分け合っています。彼らはもはや,神の恵みや助言という形での光を有していません。その反逆の際に神はご自分の聖霊を彼らから取り去ったのです。
18 (イ)悪魔とその使いたちにとってどうしてその前途は全くの暗黒ですか。(ロ)今や提出された秘義とは何でしたか。
18 大いなる蛇およびその「胤」となったみ使いたちにとって,その前途は全くの暗黒です。神の裁きの日が彼らの前にあります。彼らは『頭を砕かれる』ことになるのです。神はご自分の「女」の「胤」を用いてその砕くことを行ないます。(創世 3:15)その加えられる傷は単なる頭皮の傷ではありません。それは頭を打ち砕くことであり,大いなる蛇とその「胤」の死をもたらします。この点で誤解の余地はありません。ローマ 16章20節で,キリストの弟子たちにあててこう書かれています。「平和を与えてくださる神は,まもなくサタンをあなたがたの足の下に砕かれるでしょう」。ゆえに,サタンとその「胤」を成す者たちが神の「女」の「胤」に敵対するのも不思議はありません。神がご自分の「女」の「胤」に言及したことによって,天と地において一つの秘義が提出されました。今や全宇宙的な興味を集めることになったその秘義もしくは神聖な奥義とは,すなわち,この女の胤とはだれかという点です。
地上における蛇の「胤」
19 クリスチャンが人類の初子であるカインとは逆の道を取るように諭されているのはなぜですか。
19 なぞとなった神の「女」の「胤」は,エバの最初の息子,エバがカインと名付けた者ではありません。カインは全人類の初子でしたが,それは,約束の「胤」となる権利を彼に与えるものとはなりませんでした。その上,カインのかかとは大いなる蛇悪魔によって打ち砕かれたことはありません。だれかの頭を砕いたかどうかについて言えば,カインは神を恐れかしこむ自分の弟アベルを殺害しています。それは頭を強打することによってなされたかもしれません。神に祝福されて神の聖霊を受けたのではなく,むしろ彼は聖書の中で『呪い』を受けた第二の者となりました。象徴的な蛇すなわち悪魔がその最初の者です。(創世 3:14; 4:11)こうしてカインは自ら,大いなる蛇悪魔の地上における「胤」の一部となりました。偽りを語り,人を殺りくする点で悪魔に倣ったのです。彼は,見ることのできた自分の兄弟も,見ることのできない神をも愛しませんでした。キリストに従う者たちはカインとは逆の道を取るようにと訓戒されています。次のとおりです。
「互いに愛し合(いなさい)。カインのようであってはなりません。彼は邪悪な者から出て,自分の兄弟を殺りくしました。なんのために殺りくしたのですか。自分の業が邪悪で,自分の兄弟の業が義にかなっていたからです」。(ヨハネ第一 3:11,12)「惨めなことです。彼らはカインの道にはい(って)……しまったからです」― ユダ 11。
20,21 カインはどのような罪を犯す点で悪魔に見倣いましたか。それはカインに対してどんなものの表明があったためですか。
20 カインは,神の聖霊に対して罪を犯すという点で悪魔に,自分の霊的な父である「邪悪な者」に見倣いました。これは,アダムとエバの最初の子であったカインが聖霊を受けたことがあるという意味ではありません。彼の地的な二親は,意識的に神のおきてを破ったことによって聖霊を失っていたのです。しかし,カインは聖霊の働きを見てはいました。いつ,どこででしたか。
21 それは,カインが自分の農耕からの捧げ物を神に差し出した時でした。弟アベルのほうは自分の羊の群れの中から,ほふった動物を犠牲として神に差し出しました。これら二人の兄弟が差し出したものは共に神に受け入れられましたか。創世記 4章4-7節はこう述べています。「さて,エホバはアベルとその捧げ物を好意をもってご覧になったが,カインとその捧げ物のほうは少しも好意をもってご覧にならなかった。すると,カインは非常な怒りに燃え,その顔色は沈んだ。それに対してエホバはカインにこう言われた。『なぜあなたは怒りに燃えているのか。なぜあなたの顔色は沈んでいるのか。善い事を行なうようになれば高められるのではないか。しかし,善い事を行なうようにならないなら,罪が入り口のところにうずくまっており,それが慕い求めているのはあなたである。あなたはそれを制するだろうか』」。
22 カインは聖霊がどのように表明されるのを見ましたか。
22 もちろん,神はこの時カインとアベルに現われたわけではありません。アベルとその犠牲の捧げ物をどのように好意をもってご覧になったかについては告げられていません。しかし,その事の見える証拠が何かあったに違いありません。それは神の聖霊の働きです。カインはそれを見ましたが,神からの言葉は受けませんでした。それで彼は大きな怒りに燃え,その顔を伏せました。彼は神に受け入れられない捧げ物をしていたのであり,神からの聖霊の見える働きを前にしながら,謙遜な悔い改めをもってそれに応じようとはしませんでした。
23 聖霊に対するカインの罪はどのような形をとりましたか。それはなぜでしたか。
23 明らかにカインは正しい事を行なってはいませんでした。見えない所から来た神の声が彼に事態を説明しました。高慢すぎて謙遜になることのできなかったカインは,悔い改めて善を行なおうとはしませんでした。罪がその戸口にあるかのごとくにうずくまり,そのえじきにしようと彼を慕い求めていたのです。神の聖霊が何を示そうとも,彼はその罪を制しようとはしませんでした。自分の顔を上げようとはせず,神の是認を得た者に対してたくらみをなしてこれを殺しました。こうして彼は聖霊に対して罪を犯したのです。
24 悪魔となった者がかつて聖霊を受け,また聖霊の働きを見たことがあるかどうかについて何と言えますか。
24 これは神の不興となり,カインの上に神からの呪いをもたらしました。しかしそれは大いなる蛇悪魔を喜ばせたのです。今や悪魔は自分の地上の子,その霊的な父そっくりに行動する者を得たからです。悪魔自ら聖霊に対して罪を犯していました。悪魔となった者は,神ご自身を見ただけでなく,天の領域に関し,また地球およびその上の人間の創造に関連して聖霊の働きをことごとく見ていました。(ヨブ 38:7)利己的な誘惑から全く離れていた間,彼自身も自らの天的な父の霊をある程度受けていました。その聖霊によって自分が何をなし得たかを彼は知っていました。また,『過分の親切の霊』が神からアダムとエバに対して表明され,地上のパラダイスで完全な人間としての生活を楽しむための必要な備えをさせるのも見ていました。それにもかかわらず,この天の「神の子」は何を行ないましたか。―ヘブライ 10:29。
25 この「神の子」は聖霊に対する罪の行為をどのように進めましたか。こうして彼は自らを何にしましたか。
25 彼は『過分の親切の霊』を誤り伝えました。それは神の側の利己心に根ざすものであるとエバに告げたのです。また,善悪の知識の木から食べることを禁じたのは,人間が善悪正邪の決定を神から独立して行なえるようになることを神が恐れたためである,とも論じました。こうして,簡明な事実を意図して故意にゆがめ,偽りをもってエバを欺いて罪を犯させた時,この霊の「神の子」は,聖霊に対する罪,赦されることのない罪を犯したのです。彼は,地とそこの住民たる人間に対して主権を行使できるという利己的な野望に誘われ,その主権を現実に得ようと行動しました。そのとき彼は神の聖霊を失いました。その生活にあった神の霊の実はしおれ,死に絶えました。彼は自らを悪魔とし,ただ滅びに値する者としたのです。―ヘブライ 12:29; 6:7,8。
26 悪魔はどのようにして「悪霊たちの支配者」になりましたか。心霊術を習わしにする者が神の王国にあずかる分を持たないのはなぜですか。
26 こうして聖霊に対して最初に罪を犯した者は自らを悪霊としました。「神の子ら」なるみ使いで後に神への反逆に加わった者たちも,悪魔と同じく悪霊となりました。これら後に悪霊となった者たちは大いなる蛇の「胤」となり,こうして悪魔は「悪霊たちの支配者」となり,ベエルゼブブと呼ばれるようになりました。(マタイ 12:24-27)これらが悪霊崇拝の推進者であり,人々を生ける唯一まことの神エホバへの崇拝からそらせようとしています。彼らはいわゆる「汚れた霊たち」です。(マタイ 10:1,8; 12:43-45)これら悪霊たちの影響下にある心霊術を習わしにするなら,それによって霊的な汚れを身に持つことになり,神から見て汚れた者とされます。心霊術の習わしは堕落した肉の業の一つであり,人が神の王国およびそれに伴う祝福にあずかることを全く阻みます。汚れた霊たちは神の聖霊に逆らっており,神は汚れた霊たちとかかわりを持つ者を非とされます。―申命 18:9-14。ガラテア 5:19,20。啓示 9:20,21; 21:8。
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