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専心の献身ものみの塔 1956 | 3月1日
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クリスチャンであり得ましようか?
20 キリスト教国の他の牧師は,ヱホバを『弱いものイヂメ』と呼ぶことすらしています。かくして,宇宙の至上支配者をけなしそして,この御方によつて創造された人々は,ヱホバを侮蔑し,あなどるような気持を持つようになつています。これはみな,至上支配者を侮辱して,つくられた人間に賞讃をもたらしています。キリスト教国とその代表者たちは,ヱホバに専心の献身を捧げていません。彼らは自分自身の目的,自分自身の国家,自分たちの国家的な戦争に関心を持つており,ある国にいるカトリック信徒や新教徒は,他の国にいるカトリック信徒や新教徒よりも,多くの祝福をうけており,豊かな恵みを頂いている,とさえ信じています。彼らに,一致や,兄弟愛がありますか? それは,実のない言葉に過ぎませんか?
21 現在,他のどんな理由のために,ヱホバに専心の献身を捧げることは是非とも大切ですか?
21 ただ御一人の真の神がおられ,又ただ一つの民がこの地上に住んでいます。その民はみな,神が最初に創造した人より出て来たものです。神の御予定の時に,すべての者は一つの国民となり,一人の神を持つでしよう。その神は敵対を許さず,またその御国は永遠に存続します。真の崇拝を行おうとしないすべての人類は,絶滅され,亡ぼされてしまいます。神の宇宙内に,反逆者のいることは許されません。『あなた方は,他の神々すなわち,あなた方の四周にいる民の神々に従つてはならない。(あなた方の中におられるあなた方の神ヱホバは,専心の献身を求める神であられる)恐らくは,あなた方の神ヱホバはあなた方にむかつて怒を発し,あなた方を必らず地の面から滅しさるであろう。』(申命 6:14,15,新世)次の言葉は,実に明確ではつきりしています,『あなた方は,私のほかに他の神々を持つてはならない。』または欄外で言われているように,『あなた方は他の神々を持つて,私を侮蔑してはならない。』(申命 5:7,新世)しかし,今日の多くの人々は,彼の正義の御国に敵対しているこの世とこの世の組織制度を崇拝しています。彼らは,『御国の来らんことを,御意の天のごとく,地にも行われん事を。』(マタイ 6:10)と祈りながら,その反面では,神が位に即けられ給うた王キリスト・イエスに正面きつて反対している国際連合を強く支持しています。宗教家たちは,今日現存している国際連合や,かつて存在していた国際連盟を支持しています。実際のところ,この『連盟』は神の御国の政治的な表現である,とまで彼らは言いました。彼らが,自分たち自身で,ヱホバを侮蔑するあるものを設立していることは,明白でないでしようか?
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『あなた方の仕える者を選べ』ものみの塔 1956 | 3月1日
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『あなた方の仕える者を選べ』
1,2 今日の世界の指導者たちと,ヱホバの証者の考え方は,それぞれどのように違つていますか?
今日の世界指導者たちが,ヨシュアの言葉に注意を払わないということは全く奇妙なことです。ヨシュアは,キリスト教国の指導者たちが仕えていると主張している同じ神に仕えました。ヨシュアは,次のように語りました,『汝らヱホバを畏れ,真心と真実とをもて之に事え,汝らの先祖が河の彼辺およびエジプトにて事えたる神を除きてヱホバに事えよ。なんぢらもしヱホバに事うることを悪しとせば,汝らの先祖が河の彼辺にて事えし神々にもあれ,又は汝らが今おる地のアモリ人の神々にもあれ,汝らの事うべき者を今日選べ。ただし,我と我家とは共にヱホバに事えん。民こたえて言いけるは,ヱホバを棄てて他神に事うることは我らきわめて為じ。』(ヨシュア 24:14-16)世界の指導者たちは,そのように考えません。しかし,ヱホバの証者は,そのように考えています。ヱホバの証者の新しい世の社会にいる各人は,その生涯のある期間のとき,古い世に属していました。しかし,彼らは,もはやユウフラテス河の東にいる神々,すなわち軍事力に依存したバビロンの神々や,エジプトの神々に仕えません。ヱホバの証者は,次の言葉に注意を払いました,『私の民よ,彼女から離れ去つて,その罪にあずからないようにし,その災害に巻き込まれないようにせよ。』― 黙示 18:4,新口。
2 『他の羊』は,自分たちをバビロンから救い出し給うた彼らの神ヱホバを認めます。彼らは,よろこびつつ来り,『ヱホバを棄てて,他神に事うること』はけつしてしません。彼らは,ヱホバ神の勝利の御国がすでに天で設立されており,また『この世の神』であるサタンが地に追い落されているのを,悟つています。そして,今地上の諸国民のあいだに艱難がふりかかつているのは,悪魔が人々のところに来たためであると悟つています。間もなくして,宇宙の至上支配者
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