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「優れた婦人」が示す忠節な愛ものみの塔 1978 | 6月1日
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― ルツ 2:14。新英語聖書と比較してください。
23 また仕事に戻ります。ボアズは寛大な精神から,自分のところの若者たちに,ルツには「切り取った穂の間でも拾わせなさい」と告げます。『束の中から幾らかを引き抜いて』後に残しておき,彼女が拾えるようにしなさい,という指示さえ与えます。夕方になります。それでもまだルツは拾い集めたものを『打ち』ます,つまり脱穀するのです。地面の上で穀物を棒またはからざおで打つと,大麦は茎ともみ殻から離れます。ルツが一日に拾い集めた穂は,なんと大麦13キロ以上になりました! これをルツはベツレヘムの家に持ち帰ります。利己的でないルツは,昼間食事のときに残しておいた食物も取り出し,貧しいしゅうとめに与えます。―ルツ 2:14-18,新。
24 (イ)人々がルツを「優れた婦人」と見るのはなぜ当然ですか。(ロ)なぜルツは,神を敬う婦人すべての優れた模範ですか。
24 ここでもルツはナオミに対して忠節な愛を示しています。そのうえにこの若い女性はエホバを愛し,勤勉で謙そんですから,人々が彼女を「優れた婦人」と見るのも当然です。(ルツ 3:11,新)確かにルツは「怠りのかて」を食べることをせず,骨おって働くために,困っている人に分け与えられる分さえあります。(箴 31:27,31。エフェソス 4:28)年を取り,やもめになったしゅうとめに対する責任を果たしていますから,このモアブの女は,与えることから来る幸せを知っているにちがいありません。(使徒 20:35。テモテ第一 5:3-8)ルツは確かに,神を敬う婦人すべての立派な模範です。
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エホバは「十分な報礼」をお与えになるものみの塔 1978 | 6月1日
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エホバは「十分な報礼」をお与えになる
「エホバがあなたの行ないに報いてくださるように。あなたに対する十分な報礼がイスラエルの神エホバのもとからもたらされるように。その翼の下にあなたは避け所を求めて来たのです」― ルツ 2:12,新。
1-3 (イ)ナオミとルツの会話は,愛情深い家族における意思の交流について何を示唆しますか。(ロ)ルツがその日の落穂拾いの仕事のことをナオミに話したとき,どんな驚きが生じましたか。それでだれの導きのあることが明白になりましたか。
『あなたに対する十分な報礼がエホバのもとからもたらされるように』。初老のボアズはモアブの女ルツにそう言っていました。それは,イスラエルの神の翼の下に保護を求めて来たこの優れた若い婦人に対する,彼の心からの願いでした。(ルツ 2:12,新)しかしその願いは実現するでしょうか。実現するとすればどんな方法で? それはやがて分かるでしょう。
2 愛情の深い家族の場合,年上の者は若い者たちの活動に関心を持ちます。家族全員が自分の考えを述べ,その日のいろいろな活動について話す機会を歓迎します。ベツレヘムの粗末な家でもそのことは変わりません。夜の間ナオミとルツは楽し
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