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支部の手紙王国宣教 1978 | 2月
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支部の手紙
王国伝道者のみなさん:
統治体は昨奉仕年度中全世界でなされた王国の業につき報告を寄せています。それによると,昨年全世界の216の国々において王国の業がなされ12万4,459人がバプテスマを受けました。また昨年の記念式には510万7,518人の人々が集まりましたが,記念式に500万人以上の人々が出席したのは初めてのことでした。伝道者数は全世界で1%の減少となったようです。しかしエホバは業を豊かに祝福しておられ,わたしたちはこのことを深く感謝できます。
統治体はこれからの一年間,わたしたちが奉仕において特に力を注ぐべき二つの分野を指摘しています。地域,巡回大会にも,記念式や会衆の集会にも非常に多くの方々が出席しているものの彼らはまだエホバの証人となっていません。それでわたしたちが家庭聖書研究において効果的な教え手となって人々が神のご要求をはっきり理解し,学んだことを自分に適用してゆくよう助けることです。そうすればさらに大勢の人を霊的に助けることができるでしょう。もう一つのことはわたしたちが非公式の証言活動にいままで以上に力を注いでゆくことです。活発な信仰を持っている人は救いのための公の宣言を行ない,あらゆる機会に自分の口を用います。(ローマ 10:10)それで全世界の兄弟たちと努力を一致させて,これら二つの奉仕の分野に力を注ぎましょう。いろいろな提案が今後「王国奉仕」を通してなされるでしょう。
11月の奉仕は本当にすばらしいものでした。「若い時代」の書籍は人々に非常にたくさん配布されました。26万3,920冊の新最高数の配布でした。伝道者4万2,939人,正規開拓者5,612人はいずれも新最高数です。そして全日本で初めて60万件を上回る再訪問がなされ,6万件を上回る家庭聖書研究が報告されました。日本の霊的な畑において,これからさらに大きな収穫がなされるでしょう。教える業にみながあずかり,一つの家庭聖書研究を司会することを目ざし,効果的な教え手となってエホバに賛美をささげましょう。
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「互いに心から熱烈に愛し合いなさい」王国宣教 1978 | 2月
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「互いに心から熱烈に愛し合いなさい」
1 あなたは会衆内の兄弟姉妹をどのように考えておられますか。自分自身,真理を受け入れ,神のご意志に沿うよう自分の生活を形造ったので,あなたは会衆の個々の成員 ― 各兄弟姉妹 ― が同じ貴重な血で買い取られ,等しく神に愛されているとみなしておられますか。もしそうなら,あなたの愛は偽善のないもの ― 心からの熱烈なもの ― です。そして,それは行ないに表われます。あなたはこの愛を示していますか。―ペテロ第一 1:22。
どのようにこの愛を示せるか
2 わたしたちはできる限りすべての人を霊的に援助したいと望んでいます。しかし,忙しい生活に追われ人々の持つ他の必要を忘れますか。例えば,ある人は庭の掃除や雪かき,ごみを捨てたり,家を掃除したりすることが身体的にできず,だれかを雇うことも経済的にできないかもしれません。年配の方々や病気の方はあなたがペンキを塗ったり家の周りを修理してくれることを感謝することでしょう。時には食料品や何か他の品物を買ったり他の必要な用足しのために使い走りをしてあげることもできます。神のみ名を公に宣明することに加えて,ヘブライ 13章16節はこう勧めています。「善を行なうこと,そして,他の人と分かち合うことを忘れてはなりません。神はそのような犠牲を大いに喜ばれるのです」。
3 イエスの異父兄弟がヤコブ 1章27節で指摘しているように,わたしたちすべては困っているやもめたちに特別の責任を負っています。寂しさは大勢の遺族や年老いた人々に圧迫となるのです。姉妹たちは,老若を問わず,やもめや病気の姉妹たちをかわるがわる訪問できるでしょう。一緒に朗読したり,縫い物をしたり,話をしたりあるいは身体が不自由な方が他の人に証言するために電話をかけたり,手紙を書いたりするのを助けることができます。時々,一,二の姉妹は食事を作って,家に「閉じこもっている」人の所にもっていってあげることもできます。同時に愛と良い友好関係のかもしだす雰囲気は関係するすべての人に楽しいものとなるでしょう。兄弟たちも,老若を問わず,病気や閉じこもっている兄弟たちを助けることができます。
4 もしすべての人が「互いに心から熱烈に愛し合」うのであれば,会衆内にどんなにか愛と一致のきずなが築かれることでしょう。時にはそれが時間や金銭を要するものであるかもしれません。しかし,喜んで兄弟たちと分かち合いたいという態度はわたしたちの愛の真実さの証拠です。(ヨハネ 13:34,35)さらに,神は物事のつり合いを図り,多くの面でわたしたちに祝福を増し加えることがおできになります。そして神は必ずそうされます。―コリント第二 8:14; 9:13,14。
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一日じゅうわたしはあなたをたたえます王国宣教 1978 | 2月
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一日じゅうわたしはあなたをたたえます
1 クリスチャン会衆の内外にいる人々は霊的な励ましを必要としています。年配の兄弟姉妹も真理に新しい方々もそれを必要としています。気落ちしたり,他の問題に直面したりしている人も霊的な励ましを必要としています。(テサロニケ第一 5:14,15)あなたは多くの人の祝福となることができます。どのようにしてですか。機会を捕えて霊的な事柄をそれらの人々に話す人となることによってです。
2 詩篇 145篇2節(新)でダビデ王はエホバに向かってこう言っています。「一日じゅうわたしはあなたをたたえます」。このことはダビデと交わる霊的な思いを持つ人にとってどんなにさわやかさをもたらすものであったことでしょう。ダビデには語るべき事がたくさんありました。3節で述べているとおりです。「エホバは偉大であり,大いに賛美されるべきです。その偉大さは探りがたいのです」。エホバの偉大さを認識するようになる人はみな,同様に感ずるよう動かされるのではありませんか。
3 エホバに対するそのような心からの認識を人はどのようにして得るのですか。詩篇 145篇5節(新)でダビデはこう述べて答えています。「あなたの尊厳の栄光ある輝きと驚くべきみ業に関する事柄をわたしは自分の思いに留めます」。そうです,「一日じゅう」エホバを賛美するよう動かされるには,人はエホバの創造のみ業を黙想するため時間を取らねばなりません。聖書の中に記されている,過去になされたエホバの「驚くべきみ業」を定期的に学ぶため時間を取るなら,心からの認識を高めるものとなります。エホバへの祈りの中で賛美の表現を常に含めるなら,エホバに対するわたしたちの心はさらに暖められます。しかし,テレビを見過ぎるなど,わたしたちの霊性を危険にするようなことや時間を消費してしまうものに妨げられないよう注意を払うことは大切です。わたしたちが話すことは,わたしたちの心に何があるかをよく表わすということを覚えておきましょう。心の中に霊的な良いものを取り入れれば,それはお互いにとり祝福となります。―ルカ 6:45。
4 善良さを含む,エホバのすばらしい特質を認識するにつれ,詩篇 145篇7節(新)と一致して,わたしたちがエホバについて『ほとばしりでる』自分を見いだすでしょう。だれも,わたしたちがクリスチャン会衆の内外の人々に霊的な事柄を話すよう強いる必要は
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