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人類はハルマゲドンにおける勝利から益を受けるものみの塔 1974 | 4月15日
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とその政治上の統治機関とは永久に存在しなくなっているからです。(マタイ 22:21)今やすべてのものは神のものでなければならず,地の住民はすべてのものを神に返さなければなりません。―詩 103:19。歴代上 29:11。
24 サタンの支配のもとで地上はなんの君臨するところとなってきましたか。しかし,神の王国のもとでは代わって何が支配しますか。
24 過去六千年にわたる,人類に対する悪魔の支配の間,地は罪とその刑罰である死の君臨するところとなってきました。全地に及ぶ単一の政府,救い主イエス・キリストを通してなされる神の統治のもとでは,地は,義とその報いである命が支配するところとなります。大患難を生き残る人々は,神の政府の意志を行なってゆくにつれ,身心の若返りを実際に感じるでしょう。
25 (イ)地上で生き残る人々は,王国統治の益がほかのだれにも及ぶのを見て喜びますか。どんな手段によって?(ロ)こうして帰還してくる人々を,どんな地上の状態が喜び迎えますか。(ハ)生き残る人々の目と心は,今勝利の側に立つことに対してどのような祝福を受けますか。
25 生き残る人々の愛にあふれた心は,天の完全な政府のもとでの命の恩恵が地のふところで眠りに就いている人々にも差し伸べられるのを見て喜びに満ちるでしょう。それは,イエス・キリストの命令によって死者の復活が始まる時に起きる奇跡です。(ヨハネ 5:28,29)こうして贖われた死者の帰還が始まる時までに,地上の状態はなんと大きな変化を遂げているではありませんか。復興の過程にあるパラダイスが彼らの目をとらえ,彼らの帰還を喜び迎えるのです! その時生きて,メシアによる神の王国のもとに仕える喜びについては,ただ想像することができるのみです。しかし,ハルマゲドンの勝利の側で生き残る人々の目と心は,まさに祝福されています! その人々は,生きて前途の備えをし,こうした事がらが現実に到来するのを見るからです!
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王国宣教学校への出席を取り決めるものみの塔 1974 | 4月15日
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王国宣教学校への出席を取り決める
王国宣教学校の取決めに関して,兄弟たちはエホバに対する強い愛をすすんで表わしているでしょうか。ブラジル,パラナ州ジャンダイア・ド・スルに住むライムンド・S・カルバロの語った次の経験について考えてください。「わたしは連邦政府の公共事業局で働いています。初めて王国宣教学校の招待を受け,上司にその出席の許可を求めると,いろいろ反対されました。わたしを思いとどまらせようとして,その上司は,特別休暇,先任権,休暇申請権など,多くの恩典を失うことになる,と言いました。しかしわたしの決意が堅いのを知ると,今度は仮病を使って診断書をもらってくるように,と勧めました。わたしは,そうした行ないが聖書の原則に反すること,また良心的にそれはできないことを説明しました。最後にやっと,その上司は許可してくれました。もちろんわたしは,その学校に出席し,2週間にわたる授業を受けられることを喜びました。学校を終えて仕事に戻ってみると,仕事を休んだ日数は休暇として与えられており,わたしはなんの恩典も失っていませんでした。しかもわたしは,その期間に計り知れない霊的な益を受けただけでなく経済面でも何も失っていませんでした」。―エホバの証人の1973年度年鑑より
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