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みだらな傾向に用心しなさいものみの塔 1973 | 12月1日
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よってです。後に,テモテに宛てて再度手紙を書き送った時,パウロは同じ趣旨の助言をテモテにもう一度与える必要を感じてこう書きました。「若さに伴いがちな欲望から逃れ,清い心で主を呼び求める人びととともに,義と信仰と愛と平和を追い求めなさい」。もし,心が汚れた考えや空想で満ちているなら,祈りのうちに清い心からエホバ神を呼び求めることがどうしてできるでしょうか。―テモテ前 5:2; テモテ後 2:22,新。
単に頭の中で恋愛をすることが,特に配偶者が感受性や想像性に乏しかったり,仕事で忙しすぎたりする多くの既婚者の関心を引いています。しかし恋愛は,それが結婚関係外のものであったり,結婚を意に介していないものであったりするなら,わなになります。たとえば,「結婚 ― 東洋と西洋」という本の中で,著者メイス博士は,東洋のある婦人が結婚関係外の情事にふけっている友人に関して語った次のような話を取り上げています。「どうか私を誤解しないでください。私は夫を愛していますし,自分の家庭を大切にしています。それに,彼女の二の舞いを踏みたいとは思いませんわ」。そして,微笑を浮かべながら彼女はこう付け加えました。「でも,ちょっぴりロマンチックね。そうお思いにならない」。
そうした考えを矯正しますか。しかしそれ以上に,自分の思いを養うものに注意を払うことによって心を守る必要があります。(箴 4:23)クリスチャンにふさわしくない行状に誘う娯楽を避けてください。新聞,雑誌,本などでその種の記事を読まないようにしてください。「恋愛」物語を思いめぐらすかわりに,使徒の次の助言に従ってください。「終わりに,兄弟たち,なんであれ真実なこと,なんであれまじめなこと,なんであれ義にかなっていること,なんであれ貞潔なこと,なんであれ愛すべきこと,なんであれよく言われること,またなんであれ徳とされることや賞賛すべきことがあれば,そうしたことを考えつづけなさい」。それは,ロマンチックな空想を取り除くすぐれた方法ではありませんか。―ピリピ 4:8,新。
わたしたちは神のことば聖書から,こうした不倫な愛情関係がまちがっており,悪であることを知っています。また,聖書はわたしたちに悪を憎むようにと告げています。(詩 97:10)たとえわたしたちがそういったロマンチックな空想や夢を実際の行動に移さないとしても,そうした考えは有害です。どうしてですか。というのは,そうした考えによって配偶者に対する愛や敬意は弱められますし,他の事がらにおいて創造者を喜ばせるという点に関しても恩慮が欠けるようになり,結果として良心にとがめを感じ,義に対する熱意が弱められるからです。
神のことば聖書は,知恵の道がどこにあるかをはっきりと指摘しています。知恵の道は愚かな感情や性向に屈することにあるのではなく,自分自身を訓練し,正しい原則に従い,神の律法を喜び,それをよく考え,その律法に導かれた生活を送ることにあります。―詩 1:1-6。箴 2:1-9。
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現代におけるエホバの証人の活動 ― 日本ものみの塔 1973 | 12月1日
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現代におけるエホバの証人の活動 ― 日本
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