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クリスチャンの助言を巧みに与えなさいものみの塔 1963 | 6月15日
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がまとめられています。
「ものみの塔出版物索引」が自分の国の言葉に翻訳されていないなら,ものみの塔協会のその他の出版物にある索引や目次を利用できます。そこにも注意して聞くべき助言があります。しかも,それは祈りをこめて学ぶほどの価値があるのです。
ついでながら,結婚者に関する助言なら,普通は会衆の監督や円熟した助言者が,夫と妻の両方が一緒にいる時に話した方が効果的です。―もちろんこれは,前以って別々に問題をたずね,それぞれの考えを聞いた後です。配偶者が不信者であっても一緒に話し合うように招きなさい。進んで両者の言い分を良く聞きなさい。質問法を使い,互いの一層の一致をはかるためにどの面で貢献できるかを自分で気付くように助けなさい。
援助を必要とする人をさがす
イザヤ書 1章26節(新口)の中でエホバは次のように約束されました。「あなたのさばきびとをもとのとおりに,あなたの議官を初めの通りに回復する」。今日,クリスチャン会衆に監督者が立てられ,この約束は守られてきました。(使行 20:28)こうした監督者の一人として,あなたも,霊的に病んだ者,弱っている者,群れから迷い出ようとしている者に注意したいと思われるでしょう。(エゼキエル 34:1-16)ある外部の人がエホバの証者について次の言葉を述べたように,援助を必要とする人々に注意する事には良い結果があります。「この人たちは本当に善良なクリスチャンだ。仲間の一人はこのごろ彼らとあまり一緒にならなかった。ところが,彼らはやって来てその仲間を強くした。それでごらんなさい。その人はあんなにうれしそうになった。牧師が同じようにしたなら,私たちも教会を離れなかっただろう。これから私はこの宗教をもっと調べてみるつもりだ」。
クリスチャンの助言を与える者として,あなたは,「義人の祈は,大いに力があり,効果のあるものである」という言葉をいつも頭に入れておかねばなりません。(ヤコブ 5:16,新口)人の心を和らげる神の言葉からの助言をあてはめるのに加えて,悩む者と共にエホバに祈りなさい。その人にエホバの御霊がのぞみ,聖書の原則を実際に適用するための知恵と,すぐには解決できぬ事を耐え忍ぶための力が与えられるように祈りなさい。(ヤコブ 1:5。ピリピ 4:13)特に,助言する者はクリスチャン愛を働かせる必要があるような場合に注意していなければなりません。神と隣人の深い愛をもってしてもどうにもならぬような問題は想像できません。愛に失敗はありません。―コリント前 13:4-8。
あなた自身で考究しなければならぬような非常にむずかしい問題が生ずる場合もあります。会衆を訪問中なら巡回の僕に,あるいは協会の支部事務所に助力を求めることもできます。しかし,自分自身でも多少の時間をかけてさらに付加的な点について研究しなければならないでしょう。また,一つ覚えておかねばならぬのは,もしあなたが他の人に,聖書研究の計画,集会の出席,定期的な野外宣教奉仕を処方するなら,おなじ処分が自分にも必要だということです。あなた自身の研究と宣教に絶えず注意しなさい。(テモテ前 4:15,16)日に日に深まる神の言葉の理解について行きなさい。―箴言 4:18。
以上のことを行なう事によって,あなたはクリスチャンとして巧みに助言できるようになります。そして,エホバの民の慰めと導きとを求める者にとって,あなたは,「風のさけどころ,暴雨ののがれどころとなり,うみ疲れたる地にある大いなる岩かげのごとく」なるでしょう。―イザヤ 32:2。
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