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すべての国の民が神から飲まされる「杯」ものみの塔 1979 | 12月15日
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ているはずです。そのときのエホバは,ヨルダン川のはんらんで仕方なく穴から出て来た,谷間に住むライオンのようではありません。「万軍のエホバ」はそのとき,牧草地に牧羊者がいるにもかかわらず,攻撃態勢を取ってその「隠れが」を出て行く大胆なライオンのようであられるに違いありません。エホバはご自分のみ子なる僕イエス・キリストを通して「全能者なる神の大いなる日の戦争」の「剣」を振るわれます。(エレミヤ 25:30,38)世の牧者たちや貴い者たちは,エホバの「虐待の剣」の致命的一撃から立ち直ることは決してありません。
30 わたしたちは,エホバの預言に対する信仰の耳で聞いている事柄のゆえに,今何をすべきですか。
30 耳をすましてください! エホバの預言を信ずるあなたの耳には,しだいに大きく聞えてきますか。この「終わりの時」という,よく反響する廊下を通して,予告された未来から,すべての国の「牧者たち」の泣き叫ぶ声が,羊のような人間の群れの「貴い者たち」の苦痛の叫びと共に聞えてきます。それを聞くわたしたちはどうすればよいでしょうか。逃れる道がまだ開かれている間に,逃げ込める一つの避難所がまだあるうちに,行動するのです! 任命された牧者であるイエス・キリストによるエホバの王国を,安全で保護となる避難所としましょう。―エゼキエル 34:23,24。エレミヤ 23:5,6。
(エレミヤの預言に関するこの連載記事は,「ものみの塔」誌,2月1日号から再び掲載されます。)
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徹底的な変化ものみの塔 1979 | 12月15日
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徹底的な変化
預言者イザヤの時代のエルサレムの女性たちは,大変に高慢で,人目を引くような服やぜいたくな装飾品で身を飾っていました。当時,結婚する場合に,適当な男性がいないということはありませんでした。(イザヤ 3:16-24)しかし,エホバはイザヤを通して,徹底的な変化が近付いていることを次のように示されました。「あなたの男たちは剣により,あなたの力強さは戦いによって倒れる」。(イザヤ 3:25,新)そうした状況は,エルサレムの女性に次のような影響を与えることになっていました。「七人の女が一人の男に取りすがって言う,『わたしたちは自分のパンを食べ,自分のマントを着ることでしょう。ただ,わたしたちのそしりを取り去るため,わたしたちがあなたの名で呼ばれますように』」― イザヤ 4:1,新。
結婚できる男性が非常に少なくなるので,七人の女性が,やって来る最初の男性に,先を争って結婚を申し込むことになるでしょう。彼女たちすべての望んでいたことは,その男の人の名で知られること,夫がいないという恥辱から解放されることでした。モーセの律法によれば,夫は妻のために食物や衣服を備えなければなりませんでした。(出エジプト 21:10)しかし,それらの女性たちの置かれた状況が緊迫することになっていたため,女たちは男の人をその法的責任から自由にしてあげてもよいと考えるのです。それらの女性たちは『自分のパンを食べ,自分のマントを着る』ことでしょう。
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