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すべての善意者の一致は約束されているものみの塔 1961 | 2月1日
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の一致した前線の前で崩壊してしまうでしょう。全能の神は私たちを守るために立ち,ゴグの軍勢を無秩序,不一致,混乱,恐慌になげこみ,そして彼らを全く滅ぼしてしまうでしょう。
34 私たちは隊伍をどのように破らずに保つべきですか。いまおこなわれねばならぬわざは,何を要求しますか。
34 私たちは個人的なしっと,ねたみ,利己的な野心,競争心,競り合い,争い,国家の誇り,皮膚の色,教育,社会的な教養,そしてうらみをいだいて,私たちを分裂させてはなりません。この世は,神の御国と,伝道している御国の証者たちに対する敵対ということをのぞいては,他のあらゆることで分裂しています。このような世にいる私たちは,敵の方に顔を向けて私たちの隊伍を破らないようにすべきです。現在の世界の情勢がますます悪化して行くにもかかわらず,私たちはひとつの仕事をしなければなりません。その仕事を効果的に行なって,神に栄光を帰するためには,全地にいる私たちは一致した努力を払うことが必要です。神が立ち上がって,敵共と迫害者たちを滅ぼされる,という私たちの期待は,決して裏切られることがないでしょう。
35 ゼパニヤ書 3章8,9節のなかでエホバは彼がたつことについて,何と言われていますか。エホバはどんな変化を私たちに与えましたか。そして,なぜ?
35 ゼパニヤ書 3章8,9節の中で,神は私たちにこう告げておられます,「ヱホバいひたまふ是ゆゑに汝らわが起て獲物をする日いたるまで我をまて我もろもろの民を集へ諸の国をあつめてわが憤恨とわが烈しきいかりをことごとくその上にそそがんと思ひ定む全地はわがねたみの火に焼ほろぼさるべし,その時われ国々の民に清き唇をあたへ彼らをしてすべてヱホバの名を呼しめ心をあはせて〔文字通りは,ひとつの肩をもって〕これにつかへしめん」。私たち証者たちは,たくさんのちがった国民から来てエホバに献身しました。しかし,エホバは特定な目的のために私たちに「清い唇」を与えました。その目的とは,かたい奉仕の隊伍をつくり肩を合わせてエホバに奉仕することです。神の御国とその新しい世についての私たちの「清い唇」が一致していることは,分裂を生ぜしめる誤解を取りのぞきます。それは,言葉と活動の面で私たちを強くむすびつけます。
36 詩篇 102篇18-22節は,死に定められている捕われ人に,神から与えられる自由が,どのように用いられるべきかを示しますか。この預言は,誰のうち成就していますか。
36 「平和を与える神」は,私たちをバビロン的な捕われから解放しました。エホバは,私たちを彼の聖なる都,すなわち昔のシオン,エルサレムに対応する現代のもの,つまり,キリストの支配するエホバの設立した御国につれてこられました。かつては,捕われた者たちであった私たちに,エホバは宗教的な自由を与えました。それは私たちが神の表わし給うた御心に一致して,自由を正しく用いるためであります。昔のバビロンから自由にされた昔のイスラエルが,このことを歴史的に表わしました。昔の予影にかつて適用した預言は,予影されていた現代のことにもいま適用します。「来らんとするのちの世のためにこの事をしるさん,新しくつくられたる民はヤハをほめたゝふべし,エホバその聖所のたかき所よりみおろし天より地を見たまへり,こは浮囚のなげきをきゝ死にさだまれる者をときはなち人々のシオンにてヱホバの御名をあらはしヱルサレムにてそのほまれあらはさんが為なり,かゝる時にもろもろの民もろもろの国つどひあつまりてヱホバに事へまつらん」(詩 102:18-22)イスラエル共和国によって表わされている政治的なシオンは,この預言を成就していません。それはエホバの御名をになっていないからです。それはエルサレムの昔の都でも,現代の都でも,エホバの御名を言い表わしません。また,エホバをたたえず,エホバに仕えません。今日の事実から判断すると,その預言はエホバの御国証者に成就しています。エホバの御国証者は,地上の多くの国々,多くの政治的な国々から集められてきたものです。
37 イザヤ書 52章8-10節によると,神の救いと復興のわざを見て識別する人々は,何をするべきですか。
37 神の証者たちが救われて復興した故に,いまや神のこのわざを見て識別するすべての人は,神によるこの救いを公に述べるべきであります,「なんぢが斥候の声きこゆ,かれらはエホバのシオンに帰り給ふを目と目とあひあはせて視るが故に,みな声をあげてもろともにうたへり,ヱルサレムの荒廃れたるところよ声をはなちて共にうたふべし,ヱホバその民をなぐさめヱルサレムを贖ひたまひたればなり,ヱホバそのきよき手をもろもろのくに人の目のまえにあらはしたまへり,地のもろもろの極までわれらの神のすくひを見ん」。―イザヤ 52:8-10。
38 その預言を成就するものとして,世界の人類は,今日実際に何を見ますか。
38 そのわけでこの世界の人々は,エホバの証者が神の御国についての音信と,善意を持つすべての人々に対する御国の祝福についての音信をたずさえて地の極にまで行くのを見るのです。これらの証者たちが全地に存在して活動していること自体は,全能の神がサタン悪魔の支配下にあるこのバビロン的な世界から彼らを救い出された,ということを明白に証するものです。彼らはどこへ行こうとも,その声をあげ,よろこびながら良いたよりを一致してさけびます。霊的に言って,彼らはもはや昔のエルサレムの荒れはてた場所のようではありません。むしろ,彼らは神の御国の実をますます多く産出します。彼らはあらゆるところで,一致してよろこびの声をあげます。彼らはみな和合して,一致を保っているからです。
39 (イ)どんな面で兄弟たちが一致のうちにともに住むのは,良いことであり,楽しいことですか。(ロ)私たちがエホバをあがめて彼の御名をたかめるのは,なぜいっしょであるべきですか。(ハ)一致についての約束のなかで,エホバはどのように御自分を立証しましたか。
39 神を愛する人々,そしてエホバが御自分の献身した民を取りあつかわれる際のこの現代の奇跡を研究する人々にとって,それはなんとすばらしく,心あたたまるものでしょう!「視よはらから相むつみて共におるは,いかに善くいかに楽しきかな」(詩 133:1)それはみて楽しいということだけではありません。一致のうちに共に住むということは,霊的な兄弟たちにとって最も益あることです。そして,兄弟間の事柄は快いものになります。私たちはともに現在の神の仕事をすることができます。たがいに強め合い,建ておこして,必ず成功することができます。詩篇記者ダビデの精神は,私たちの身体にみなぎり渡り,私たちをして次のように叫ばせます,「われとともにヱホバを崇めよ,われらともにその御名をあげたたへん」(詩 34:3)まったく,いっしょにエホバをあがめエホバのすぐれた御名をほめたたえましょう。エホバは敵の把持を破り,私たちを互に集めて,キリストの支配下の安全なおりの群れのように一致のうちに私たちを彼の証者とならせました。エホバは,この分裂した世界において,すべての善意者の一致をも約束されました。エホバはそのことを祝福にみちた現実となし,しかもそれを栄光に輝く新しい世でも保たれることにより,御自身を立証されることでしょう。
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モザンビクにおいてものみの塔 1961 | 2月1日
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モザンビクにおいて
数年まえ,多くの兄弟たちが逮捕され追放されたことのある奥地のある地方で,後に残った兄弟たちは驚くべき経験をしました。あまりにも多くの人々が聖書に耳を傾け,聖書の勉強を始めたため,習慣になっている密売用ウイスキーの密造に故障をきたすようになりました。自分の飲み料が底をついてきた時,しゅう長はこのことに対して腹を立ててしまいました。兄弟たちに聖書の勉強をやめさせるため,彼は警察に行きました。そしてそこにいる間にその地方のカトリックの司祭たちに会ったので,彼らとこのことで結託し,あるヨーロッパ人の地方長官に訴えて出ました。そして,エホバの証者をサン・トメ ― 囚人を監禁する島 ― に追放するよう懇請しました。そこで地方長官は,兄弟たちに何をしていたのかと尋ねました。兄弟たちはマタイ伝 24章14節を調べて見て下さいと長官に答えました。すると長官は,1冊の聖書を司祭に渡して,その聖句のところを開いて読むように言いました。司祭はその聖句を見つけることができなかったので,長官は兄弟に司祭を助けるよう頼み,自分もそれを読んでから彼はしゅう長と司祭に対して非常に腹を立てその地方全体を伝道してもよいという許可証を兄弟たちに与えました。ですからいまでは,開拓者でさえ自由に宣教をつづけることができます。
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