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「パンの家」から出た世界支配者ものみの塔 1962 | 5月15日
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たちにとってこらしめの経験になりました。(ヘブル 12:4-11)エホバは,「イスラエルを治める者」がベツレヘムから出てくることについて告げてすぐ後に,ミカ書 5章3節(新口)の言葉の中で次のように予告せられました。「それゆえ,産婦の産みおとす時まで,主は彼らを渡しおかれる。その後その兄弟たちの残れる者はイスラエルの子らのもとに帰る」。もちろん,この預言は昔にも成就されました。そのとき,肉によるイスラエルの子たちはエホバ神に不従順であったため,バビロン人に渡され,捕えられて遠い地に追放されました。しかし,エルサレムとその宮が70年間の荒廃の後,忠実な残れる者はバビロンから解放されて母国に帰り,彼らの国を再建して,エホバの宮崇拝を始めました。あたかも,エホバの見える地上の制度シオンが,新しいイスラエル人の国家を生み出したのと同じです。(イザヤ 66:7,8)同様なことは霊的なイスラエルについても言えます!
26 1918年と1919年,ミカ書 5章3節は,霊的なイスラエルにどのように成就しましたか。
26 特に第一世界大戦の最高潮の年であった1918年に,残れる者は,強暴な宗教的攻撃者によって取り囲まれました。残れる者は,その勢力に圧倒されて束縛され,戦争をしていたこの世の制度にとらわれました。これは,イスラエルがバビロンにとらわれて,その首都エルサレムが荒廃していたことに相当しました。エホバ神は,献身して洗礼をうけていたこれらの残れる者の成員を霊的な子たちとして養子にしたため,彼らは使徒パウロがずっと昔に語ったごとく,「上なるエルサレムは,自由の女であって,わたしたちの母をさす」と言うことができます。(ガラテヤ 4:26,新口)「上なるエルサレムの霊的な子たちは,その天的な母と同じく,自由でなければならず,現代のバビロンに捕われていてはなりません。それで大戦後の第1年である1919年に,天のみ父なるエホバ神は,彼の「女」,上なるエルサレムに子を生ませ始めました。彼はバビロン的な束縛の力を砕きました。彼は忠節な残れる者を恐怖の束縛から解放したので,彼らは霊的な「イスラエルの子」として,エホバとの正しい関係に戻りました。彼らは戦時中世界が,言論,行動,および崇拝の自由に課した数多くの制限から解放されただけでなく,人間を恐れるという束縛からも解放されました。―箴言 29:25。
27 それで1919年にはどんな霊的な誕生がありましたか。それで,1939-1945年の世界戦争のとき,残れる者はどんな状態にはいりませんでしたか。
27 マタイ伝 24章14節の言葉を成就するため,彼らはわざを再組織して「御国の良いたより」を大胆に伝道しました。あたかも,彼らの天の母,「上なるエルサレム」が1919年に新しい国民,すなわち自由の霊的な国民をエホバの崇拝の地に産み出したことと同じです。その後の1939-1945年のあの激烈な世界大戦のときでも,残れる者が恐怖に屈し,バビロンにとらわれたことは一度もありません。
28 諸国民の中で生じたそのような霊的な誕生は,諸国民にどんな影響をおよぼすことが期待できますか。
28 この世の諸国民のただ中で,新しい霊的な国民はこのように救い出され,生み出されました。これは諸国民にはっきりと目立つ重要な影響を与えるにちがいありません。救い出されて回復した霊的な国民がこのように驚くべき,予想外の誕生をしたことは,諸国民にどう影響しますか。世界の注意をひきつける方法で影響します。しらべてみましょう!
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すいせんものみの塔 1962 | 5月15日
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すいせん
オハイオ州のあるエホバの証者は次のような経験を述べてます。「ある日,私の働いている工場の部長が,私の部門の人々を前に,私について次のように述べました,『ビル某はこの部門で信頼できる唯一の人だ。私は彼を信頼している』。その後,部長は私がエホバの証者であることを知りましたが,清潔,正直,勤勉な働きについて部下に訓辞を与えた際,次のように話を結びました。『おそらく諸君全部がビル某の宗教にはいると良いだろう。そうすれば皆がもっと良くなるに違いない』」。
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