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西側に対する共産主義の挑戦目ざめよ! 1971 | 9月22日
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を高くし,「先祖等の識ざりし」「軍神」を崇め,そのために金銀その他の貴重なものを使う。―ダニエル 11:36-39。
今日,世界のあるきわめて強力な国がそのとおりのことをしているのを見てはいないだろうか,と自分に尋ねてみよう。世界共産主義,特にソ連が,現存する宗教の崇拝を劣位に追いやり,その代わりに現代の科学的軍事政策,つまり「軍神」をほめたたえているのは事実ではないだろうか,そしてそのために,ばく大な富をつぎ込んでこなかっただろうか。
しかしそれだけではない。預言はさらに,二人の王の押し合いで北の王が怒りをいだき,『軍備と多くの船とをもって国々に攻め入って潮のようにみなぎりわたり』,あまたの宝を手に入れ,多くの国々を自己の勢力下におくことを予告している。―ダニエル 11:40-43。
わたしたちはこれについても,とりわけ第二次世界大戦以降,(英国を最も近い同盟国とする)優勢な世界強国アメリカと,これにつぐ強国ソ連との激しい競争を見てこなかっただろうか。共産主義連合の軍事力が,「上げ潮」と現代の観測者たちによばれるまでに強化されるのを見なかっただろうか。また,このことによって共産主義の勢力はいよいよ多くの国にめざましい勢いで広がり,西側の勢力の経済的利益は危険にさらされはしなかっただろうか。
窮極の結果はどうなるか。預言は,「北の王」が「南の王」をその支配的な地位から倒すと述べているだろうか。そうは言っていない。預言によると,「北の王」には,『その終りにいたり,それを助ける者はいない』と述べられている。そうかといって,彼がその敵である「南の王」によって滅ぼされるとは預言は述べていない。(ダニエル 11:44,45)これはどういう意味であろうか。
聖書の他の預言が示すところによると,この預言されていた「終の時」は,大小を問わずすべての国家が,彼らの連合戦力よりもはるかに優勢なある力に出くわすときである。その力は神の権能であって,神ご自身のみ子キリスト・イエスによって現わされる。キリストは神より任命を受けて,すべての国家に,彼らが地上で行なってきたことに対する責任を問うのである。黙示録はこの任命された世界支配者キリスト・イエスが,「諸国の民をうち,鉄の杖をもってこれを治め」ることを示して,ダニエルの預言の描画を完結させている。この破壊によってキリストは,世界支配をめぐる政治闘争とそれがもたらした経済的圧迫と流血とを完全に終わらせるのである。それは,どの国の軍事力にも頼らず,ただキリストの正しい政府,すなわちその王国にのみ信頼をおく人々すべてにとって,なんと祝福された解放となることだろう。―黙示 19:11-16。
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パキスタンで公園の設計をしている日本人目ざめよ! 1971 | 9月22日
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パキスタンで公園の設計をしている日本人
● パキスタンで公園の設計に従事しているある日本人とその妻は,戸別の伝道奉仕をしていたエホバの証人に会いました。夫の英語の理解力が増すにつれて,家庭聖書研究は2か国語で行なわれました。妻は日本語で答え,夫がそれを英語に通訳するのです。ふたりはもともと仏教を信奉していましたが,急速に変化し,仏教の本をすべて焼きました。そして新らたに得た信仰について親族全員に手紙で知らせ,友人や仕事仲間にも証言しはじめました。それは反対を招きました。特に職場では,人々がいっしょになって,その人が配った小冊子と「ものみの塔」誌を焼きました。その間ふたりが出席したのは主の記念式と特別な公開講演だけでした。エホバの証人はふたりと「ものみの塔」誌の1970年6月1日号に掲載された,「あなたはご自分の学んだ事柄に関して何をしておられますか」と題する記事を討議しました。するとそのすぐあと,ふたりは地元で開かれた巡回大会に出席し,それ以来日曜日の集会に毎週出席しています。夫は話されている事柄の60%ぐらい,また妻はわずか5%しか理解できないにもかかわらず出席しているのです。夫は現在,戸別の伝道奉仕に携わっており,ハルマゲドン後にもっと大きな公園を設計することを楽しみにしています。
― エホバの証人の1971年度年鑑より
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