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今日において神の聖霊を受けるものみの塔 1957 | 10月15日
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政府からの反対にも拘わらず,彼らの新世社会は驚くほど拡大しつつあります。彼らは決して妥協しません。伝道のための演壇やその宗教的出版物を共産主義者の宣伝に用いさせるようなことをせず,彼らは地下に潜つて伝道します。彼らは神の言葉をそのままに,また真剣に受け入れ,たとえ,そのために何が要求されようとも神の言葉に従つて生活します。このように敵意にみちた世界に彼らが囲まれていることを考えるならば,彼らの繁栄,熱心,一致,その崇拝の清さを説明するものは,ただ一つしかありません。―それは神の言葉が与えている説明です。ヱホバのたまう,『是は権勢によらず能力によらず我霊によるなり。』
17 簡単に言えば,どのようにして私たちは今日,聖霊を受けることを望むことができ,また,聖霊が常に豊かに加えられることを望めますか。
17 神の聖霊とは三位一体の第三位ではなくて,神の活動的な力であることを十分に理解したいま,読者の皆さんは聖霊を受け,聖霊を持つ者に与えられる多くの祝福を楽しみたいと願いますか。では何よりも聖霊を求めて神に祈りなさい。求めつづけなさい。そうすれば与えられるでしよう。しかし,皆さんは祈りと調和した行いをなし,皆さんの分を果さなければなりません。皆さんの為すべき分とは,神の言葉を読むことです。しかも読むだけに留まらず,理解を得るために研究することです。聖霊を持つていることを証明している人々は,喜んで皆さんを助けます。神の言葉の中に定められている正義の要求に,皆さんの生活を一致させなさい。そして皆さんが学ぶ事を他の人に告げなさい。その道に従いつづけるとき,皆さんは聖霊を受け,しかも,その豊かさは常にまし加わることでしよう。その上さらに,水の海をおおえる如くヱホバを知るの知識が地にみつる新しい世にあつて永遠の生命を頂くことを確信して望むことができます。―イザヤ 11:9。
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宗教は一致の鍵を持つていますかものみの塔 1957 | 10月15日
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宗教は一致の鍵を持つていますか
『心理学に関する本はたくさんあるではないか。何トンという程ある。だが,どれ一つとして有益なものはない。世界の混乱している状態から判断すると,そんな心理学の本など書かれなくても良いものだ。』これは,ブルックリンに住んでいる有識の一回教徒の言葉で,訪問した一人のヱホバの証者に向つて言われたものです。その言葉は何と正しいのでしよう!
奇妙なことに,明白に推論といえるものが多数の人々をごまかしているのです。心理分析学の父と言われるフロイドは,それらの人々に尊崇されていますが,フロイドの偽りの理論は人々を盲目にしています。そのため,人間の諸問題を解決するために必要な事柄とは知識だけであり,宗教は無用なものである,と人々は考えています。しかし,フロイドは間ちがつています。そのことは次のことからも示されます。いま,人間は性についての知識を多く持つていますが,しかしいまほど性に束縛されている時はかつてありません。
心理学者が最返になつて分り始めたことに,次のようなものがあります。すなわち,愛について聖書が強調していることは正しい,成功を収める調和のとれた生活をするのに愛は是非肝要なものである。そして,情欲を充す為の性をも含むあらゆる形の利己主義に対して,愛は反対のものである,ということです。
人類を一致させるこの愛の鍵は誰が持つていますか。宗教ですか。聖カトリック大伽藍の牧師ウィリアム・オブライエンは,然りと言つています。彼の教会は『人類の分裂の力を抑制し得る唯一つの生ける勢力である。ここに一致と兄弟愛を求める人間の渇を医す爽やかな水がある。―すべての人は(キリストの)教会内に引き寄せられる。』― 1957年6月10日,ニューヨーク・タイムス誌。
オブライエンの教会が人類を一致させて兄弟愛をもたらす鍵を持つているなら,カトリックの政治家たちがいつもカトリックの政治をそしるのはなぜですか。カトリックの労働者がカトリックの資本家にストライキするのはなぜですか。カトリックの教会だけが人類の分裂の力を制御し得るというのであるなら,第二次世界大戦中の時のように,幾百万人というカトリックの人々が互に殺し合うのはなぜですか。
もちろん,キリスト教国内にあるカトリック教会以外のものにもこの非難はあてはまるものです。カトリック教会の一代弁者の言葉があるから,カトリック教会を一つの例に用いただけです。その帰依者を一致させることのできない宗教は,人類を一致せしめる鍵を持つていません。その鍵を持つていることをはつきり示す宗教がありますか。たしかにあります。ヱホバの証者の新世社会内にある平和と一致は,その宗教こそ鍵を持つていると証明しています。
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