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偉大な陶器師エホバものみの塔 1965 | 9月1日
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民主的な国家となっていても西ドイツが,ナチスに迫害されたユダヤ人その他に補償を行なったのはその例です。
30,31 十の災いに関する出来事は,今日の私たちにとってどんな意義と重要さを持っていますか。
30 偉大な陶器師であるエホバ神が,むかしモーセの時代にご自身の器をどのように扱われたかを述べた聖書の記録は,今日の私たちにきわめて興味深く,また重要な意義を持っています。それをしらべることは,偉大な陶器師エホバ神の知恵,公正,力と愛をますます深く認識させます。またエホバに従い,そのことば,聖霊および地上の器すなわち地にある伝達の経路にすすんで導かれることの重要さを,私たちの心に銘記させます。神の表明されたみ心にさからって利を得る者はありません。
31 さらにこれらの出来事には,今日それに相当する出来事がそれぞれあるため,私たちの信仰は大いに強められます。最後にそれは,クリスチャンの奉仕者すべてが自分の伝道の使命を深く認識するのに役立ちます。彼らは,大いなるバビロンを含めて現代のエジプトにいま災いをそそぐ特権にあずかっているからです。これらの理由を考えるとき,私たちは深い関心を抱いてこの問題を更に研究する意欲をおぼえることでしょう。
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偉大な陶器師は人間の器を形づくるものみの塔 1965 | 9月1日
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偉大な陶器師は人間の器を形づくる
「我はエホバなり他にひとりもなし われは光をつくり又くらきを創造す 我は平和をつくりまた禍害をさうざうす 我はエホバなり 我すべてこれらの事をなすなり」― イザヤ 45:6,7,文語。
1 エホバはだれのために光と平和を創造されますか。暗黒と災いはだれのためですか。なぜですか。
偉大な陶器師エホバは,その至上のみ心に従って被造物のために事を行なわれます。イザヤ書 45章7節にある通り,エホバはみ心のままに光と平和をつくり,暗黒と災いを創造されます。正しい者には光と平和が約束されています。「光は正しい人のために現れ……る」「あなたのおきてを愛する者には大いなる平安があ(る)」。しかし悪しき者のためにエホバは暗黒と災を創造します。「悪しき人の道は暗やみのようだ」「主は悪しき者の上に炭火と硫黄とを降らせられる」― 詩 97:11; 119:165。箴言 4:19。詩 11:6。
2 善人の上にも悪人の上にも日をのぼらせ,雨を降らせるほかに,エホバは時として不従順な者に何を下しますか。その事を示すどんな例がありますか。
2 偉大な陶器師は,むかしモーセ時代のエジプトに十の災いを下した時,その事を例証されました。とくに最後の七つの災の場合,それが明らかです。しかし悪人の上にも善人の上にも日を昇らせ,雨を降らせて下さるエホバは,時にはその至上のお目的に従ってご自身の民の上にも,彼らが不従順ならば敵と同様に災いを下します。それで当時においても,神の民イスラエルは最初の三つの災いをこうむりました。―マタイ 5:45。
3,4 (イ)エジプトに臨んだ十の災いは,偉大な陶器師エホバの働きを更にどのように裏づけていますか。(ロ)私たちはその記録になぜ関心を持つべきですか。
3 これらの災いがいろいろな人々に及ぼした影響は,偉大な陶器師エホバの至上者としての役割を更に物語っています。これらの災いはそれをこうむった人々の心の状態を明らかにするという神の目的をはたしました。災いがやむと,パロおよびパロの臣民のうちパロ
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