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すべての人が唯一の神をふたたび崇拝する時ものみの塔 1957 | 6月1日
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43 他のどんな生物はその美しいパラダイスを楽しみますか。なぜですか。
43 患難を生き残る者たちだけが,この美しいパラダイスを楽しむのでなく,無害な動物たちは,パラダイスの中を徘徊し,美しい鳥や,歌を歌う鳥は,パラダイスの中を飛びまわります。ずつと昔の大洪水の後に,動物や鳥はノアの方舟から出て来ました。聖書の予言の保証によると,この大きな患難のときには,動物や鳥も同じように保存され,新しい世の住民に服するでしよう。イエス・キリストの犠牲がある故に,ヱホバ神を崇拝するとき鳥や動物を犠牲にすることは必要でありません。―創世 8:15-22。
44 死んでいる悪行者に対するイエスの約束は,どのように実現されますか。しかし,先ず誰の後にされますか。
44 イエスが,苦しみの杭の上で犠牲として死なれたとき,自分の側で杭にかけられていた悪行者に,次の言葉を告げられました,『今日私はほんとうにあなたに言う。あなたはパラダイスで私といつしよにいるであろう。』(ルカ 23:43,新世)今では19世紀間も死んでいる,この同情心の富む悪行者に告げたイエスの約束は,どのように実現されますか。神の御国の支配下にあつて,死人からの復活を受けることによります。そのとき,パラダイスは私たちの地に再興されるでしよう。それだけに止まらず,アベルの時からイエスに洗礼を施した予言者ヨハネにいたるまで,ヱホバの忠実な証者たちは,犯罪の故に死んだ悪行者よりも先に復活を受けるでしよう。イエスは,そのことを保証せられました。(ヨハネ 5:28,29。マタイ 22:31,32)イエスの復活は,義者と不義者の受ける復活の先駈で,保証なのです。―コリント前 15:20。使行 24:15。
45 唯一つの神にささげるすべての人の唯一つの崇拝はどのように行われ保存せられますか。
45 復活を受ける昔のヱホバの証者は,患難を生き残る人々といつしよになつて再びヱホバの崇拝をするでしよう。しかも以前よりも大きな知識と理解を持つのです。復活を受ける者たちは,みなヱホバの知識と正しい崇拝を教えられるでしよう。唯一つのヱホバの清い崇拝に一致するのを拒絶し,かつ神なるヱホバに従うことを拒絶する者は,みな改善し得ないもの,矯正し得ぬ者として亡ぼされてしまうでしよう。心から進んで従う従順な崇拝者たちは,イエスのあがないの犠牲の恩恵を受け入れて処罰から自由に解放されるでしよう。そして,癒しを受けることにより人間としての完全さに向上し,祝福されたパラダイスの中で永遠に住むことができます。生命を持つすべての人間は,永久にわたつて,ヱホバという栄光に輝く御名を持つ唯一の神を崇拝するでしよう。
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神権的な戦略を用いなさいものみの塔 1957 | 6月1日
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神権的な戦略を用いなさい
東ドイツの一人のヱホバの証者は家から家の伝道をしていました。そのとき強く反対する人に会いました。どういうことになるかを直ちに知つたその証者は,すぐ次の廊下のところで赤のブラウスを緑のブラウスに変えました。街路に出た途端,共産主義者は赤いブラウスを着た婦人を見なかつたか,とたずねました。彼女は見なかつたと答えて立ち去つたのです。それでは,その証者は嘘を言いましたか。嘘を言つたのではありません。彼女は嘘つきではありません。彼女は神権的な戦略を用いたのであり,宣教のために行為と言葉により真相をかくしたのです。―マタイ 10:16。
神権的な戦略を用いて真相をかくす,ということと嘘を語ることとの差別はどこにあるのでしようか。或る人々はそのことを疑問に思うことでしよう。先ず気をつけて頂きたいことは,真相を語ると宣誓するなら,真相を語らねばなりません。神の御意を行うために献身した各クリスチャンは,神の御意を行つて,忠実を保つという誓を立てました。クリスチャンはこの誓を絶対に守らねばなりません。同じように,クリスチャンが証言台に立つとき,もし語るとするなら真相を語らねばなりません。時には,兄弟たちのことや神の業のことを知らせるよりも,語るのを拒絶してその罰を受ける方を選ぶこともできます。もちろん,クリスチャン兄弟たちに対しては,戦略を用いる必要はありません。兄弟たちには真相を語るか,又は兄弟の知りたいと思うことは兄弟に関係するものでない,ということと巧みに告げます。
証者たちは,業の禁ぜられている国であつても大きな働きをしています。神の御国の良いたよりを伝道せよ,といういましめを成しとげる唯一の方法は,神権的な戦略を用いることによるのです。人目につかない方法によつて文書は国内に運び入れられて配布されています。せつかく文書をかくしておきながら,訊問を受けたときにその在り場所を知らせるなどということは理に合いますか。もちろん合いません。それですから,霊的な戦のときには真相をかくすことにより敵を欺いても良いのです。それは無私の気持でなされています。誰をも害しませんし,かえつて多くの善をなします。
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