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御霊の実を示すものみの塔 1961 | 2月15日
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ために献身するとき,変化はぜひおこらねばなりません。その人は,もはやこの世と同じような行いをすることができません。むしろ「キリスト・イエスに属する者は,自分の肉を,その情と欲と共に杭につけてしまったのである。」(ガラテヤ 5:24,新世)変化がなければなりません。人を建ておこすことが行なわれなければなりません。「もしわたしたちが御霊によって生きるのなら,また御霊によって進もうではないか。互にいどみ合い,互にねたみ合って,虚栄に生きてはならない」。(ガラテヤ 5:25,26,新口)御霊の実を結ぶことによって,エホバの新しい世の社会内にはいる資格を得ます。それで,『あなた自身とあなたの教えにたえず注意をはらうこと』は,あなたになにかをします。「あなたは,自分自身とあなたの教を聞く者たちとを,救うことになる」。(テモテ前 4:16,新口)御霊の実に注意を払うことにより,あなた自身を建ておこしなさい。同時にエホバの新しい世の社会を進歩させるように援助しなさい。クリスチャンはたがいに一致していなければなりません。そして,「牧場の中の群れのように,おりの中の群れのように」一致を示さなければなりません。エホバの羊とともに食物をとり,一致を保ちなさい。なぜなら,「正しい者の家には多くの宝がある,悪しき者の所得には煩いがある」。―箴言 15:6,新口。
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あなたの心を傾けなさいものみの塔 1961 | 2月15日
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あなたの心を傾けなさい
1 神の御言葉を無料で与える結果は何ですか。それはどんな報いをもたらしますか。
神の言葉を心のうちの第一の地位に保つなら,人は良いたからを集めます。神の御言葉とともにたえず働くことは,大きな利得をもたらし,宝を増します。口で語る言葉によっても,また印刷した頁によっても,この宝をどんなにたくさん与えても,宝そのものは大きくなってきます。モーセはこの事実に十分気がついていました。イスラエルの子らがヨルダン川を渡って約束の地に入る直前,彼は霊感のもとにイスラエル人にこう告げました,「あなたがたはわたしが,きょう,あなたがたに命じるこのすべての言葉を心におさめ,……言葉はあなたがたにとって,むなしい言葉ではない。これはあなたがたのいのちである。この言葉により,あなたがたはヨルダンを渡って行って取る地で,長く命を保つことができるであろう」。―申命 32:45-47,新口。
2 今日,生命の言葉はどこに見出されますか。人の心は,良い宝を取り出すのにどんな役割を果たしますか。
2 エホバの言葉は貴重な知らせを伝えます。それは,ほんとうに生命の言葉です。その言葉に注意を払うことは大きな富,宝を意味します。エホバの語る言葉全部に心をかたむける人は,神の御こころを行なう人です。その人は生涯中に良い宝を出して,他の人々に祝福となるでしょう。イエスはこう言われました,「善人は良い心の倉から良い物を取り出し,……心からあふれ出ることを,口が語るものである」。(ルカ 6:45,新口)それで,この良い宝を持つために神の御言葉に心をかたむけることはなんと必要なのでしょう! この良い宝は神の言葉です。
3,4 (イ)イエスのどんな奇跡は,無料で与え益を示しますか。(ロ)たえず与えることにより,私たちが宝を失なうどんな可能性がありますか。
3 他の人に善を行なうことについての驚嘆すべき事がらは,善はいつも自給するということです。私たちの心の中の真理があふれ出て,他の者に伝えられ,神の御言葉を伝道するとき,真理がへるということは決してありません。真理がつきることは決してないでしょう。むしろ,真理は増加します。そしてさらに大きな富を無料で与えることができます。イエスが大群衆に食物を与えた時の奇跡を思いおこします。そのとき,彼は弟子たちにこう告げました,「『食物をやりなさい』。弟子たちは言った,『わたしたちはここに,パン五つと魚二ひきしか持っていません』。イエスは言われた,『それをここに持ってきなさい』。そして群衆に命じて,草の上にすわらせ,五つのパンと二ひきの魚とを手に取り,天を仰いでそれを祝福し,パンをさいて弟子たちに渡された。弟子たちはそれを群衆に与えた。みんなの者は食べて満腹した。パンくずの残りを集めると,十二のかごにいっぱいになった。食べた者は,女と子供とを除いておおよそ五千人であった。」(マタイ 14:16-20,新口)イエスはすこしも物惜しみせずに与えました。彼があげ始めたときは,パン5つと魚2ひきがありました。それにエホバの祝福が注がれました。彼が与えつづけることができ,彼らの欲したもの全部を与えたのちには始めたときよりも多くのものが残りました。まったくのところ,12のかごには食物がいっぱいでした!
4 エホバは知識と知恵がいっぱいある聖書を備えて,この書かれた御言葉を御自分の僕たちに与えました。エホバの御言葉から学ぶものを多くの人々に与えれば与えるほど,ますます多くのものが残って私たちは与えつづけることができます。真理を用いて多く働けば働くほど,私たちはますます富みます。神の御言葉はこう述べています,「善人はよい倉から良い物を取り出し…」。(マタイ 12:35,新口)真理はなんと偉大な宝,つきることのない宝なのでしょう! イエスは,忠実な者たち,そして自分の持つものを用いる者たちについて,こう語っています,「おおよそ持っている人には,なお与えられ,持っていない人からは持っているものまでも取り上げられるであろう」。―ルカ 19:26,新口。
クリスチャン奉仕の結果
5 1960年の奉仕年度中,何人の人々はエホバの宝を他の人々に与えることに定期的に参加しましたか。そしていくつの国で?
5 預言者モーセは,エホバの御言葉に耳を傾けることは必要であると知っていました。それで彼は次のように語ったのです,「あなたがたはわたしが……あなたがたに命じるこのすべての言葉を心におさめ……これはあなたがたのいのちである」。(申命 32:46,47,新口)エホバの証者は,この真理を全世界に知らせるため熱心に努力しています。昨年の1960年中,エホバの証者は179のちがった国,海洋の島および保護領で真理を知らせました。ものみの塔協会の85の支部事務所の指導のもとに,85万1378人の任命された奉仕者たちは神の御国の良いたよりについての真理を全地にわたって伝道しました。これらクリスチャンたちは,良いわざによりその心の良い宝を無料で与えてきました。エホバの証者はたくさんの言語で全地にわたる伝道活動を行ない,あらゆる種類の人々に語ったため,いまでは昨年より4万7896人も多い人々の定期的な協力をうけています。エホバの証者の奉仕年度の報告の示すところによると,制度とともに定期的に伝道している人々の数は6パーセント増加しました。
6-8 (イ)御国奉仕者のどんなすばらしい新最高数は達せられましたか。(ロ)何人が洗礼をうけましたか。そして4月10日には全世界で何名が集まりましたか。そして,なぜ?(ハ)何名がベテルでの家で奉仕する特権を持っていますか。
6 1960年中,伝道者の最高数も得られました。91万6332名という大ぜいのちがった人々は,神の御国の良いたよりの伝道に参加しました。これは私たちを大いによろこばせます。これらの人々はみな善を行なうためにその宝を用いました。そして,もし彼らが宣教に忠実を保ち,その心を神の言葉にかたむけるなら,彼らの良い宝はさらに大きくなるでしょう。91万6332名というこの大きな群衆は,2万1008の会衆に組織されています。これらの会衆内でエホバの証者は神の言葉をともに研究します。そして,家から家の野外奉仕に行きます。彼らはそうすることによって信仰を行いに示しています。彼らはみな神の御言葉の知識を用いて善を行ないたいとのぞみます。これらの会衆は,1561の巡回区をつくりあげ,そしてこれらの巡回区は世界中で194の地域区をつくりあげています。
7 1960年の奉仕年度中に6万9027名が水の洗礼をうけてエホバの御心を行なう献身を象徴したと報告するのはよろこびです。これら幾千名という新しく任命された奉仕者たちが,その心から良いたからを出すとき,さらに多くの幾千名という善意者に神の御国の良いたよりが知らされるでしょう。1960年の4月
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