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やぎのような人たちが王国を受け継げない理由神の千年王国は近づいた
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こと。ヨハネ第一 4:18を見よ」。この翻訳は何と適切でしょう。というのは,不義の「やぎ」は永遠の死をこうむることにより,いかなる領域における命からも永遠に切り断たれるからです。ですから,彼らの場合,意識を保ったまま永遠に責めさいなまれるということは不可能です。彼らは滅ぼしつくされます。それは悪魔とその使いたちである悪霊がついにはそうされるのと同く同様です。「大患難」の後,悪魔とその使いたちは「底知れぬ深み」に投げ込まれます。しかし,キリストの千年統治が終わった後,回復された人類を実際に試みるため,しばらくの間解き放たれ,その後永遠に滅ぼされます。
19 啓示 7章14節に示されているように,義にかなった「羊」級はどのように報われますか。
19 「大患難」が突然起こるまで,キリストの霊的な『兄弟たち』に対してずっと善を行なう,「義」にかなった羊のような人たちはどうかと言えば,その時,統治する王イエス・キリストは彼らを是認した旨を明らかにします。(マタイ 25:34)愛のある羊飼いが自分の「羊」に対するように,彼らが祝福された千年統治の期間に入れるよう,イエスは「大患難」の間じゅう彼らを保護します。啓示 7章14節で「大群衆」に関してかつて述べられたように,「大患難」を生き残るそれら羊のような人たちについても,『これは大患難から出て来る者たちである』と言われることでしょう。
20 キリストの千年統治は,どんなできごとが生じた後直ちに始まりますか。生き残る「羊」にとっては,それは何の始まりを印づけるものとなりますか。
20 「大患難」の直後,「悪魔とその使いたち」は鎖でなされるかのように縛られ,「底知れぬ深み」に投げ込まれて幽閉されます。次いで,羊飼いで王なるイエス・キリストの輝かしい千年統治が始まります。「義」にかなった羊のような生存者たちは,キリストの千年期王国の従順な地的臣民となります。彼らは今やキリストの王国の及ぼす回復をもたらす力を,身体的また精神的に経験し始めるとともに,それは完全な人間としての永遠の命に至る道を歩み始める時を印づけるものとなります。
21 このたとえ話は特にだれを励ますものとして,「しるし」に関するイエスの預言の中に含められましたか。それは彼らにどんな見込みを差し伸べていますか。
21 「義」にかなった羊級を特に励ますものとして,主イエス・キリストはご自分の臨在と事物の体制との「しるし」に関するその預言の中にこのたとえ話を含めてくださいました。このたとえ話は,キリストの霊的な『兄弟たち』に対して善を行なうそれら現代の人びとの前に,喜びを抱かせる何とすばらしい見込みを差し伸べているのでしょう。彼らが動ずることなく,そうした善行を続けてゆくなら,王の次のような喜ばしいことばを聞く道が開かれるでしょう。「さあ,わたしの父に祝福された者たちよ,世の基が置かれて以来あなたがたのために備えられている王国を受け継ぎなさい」― マタイ 25:34。
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予告された「しるし」の成就は近づく神の千年王国は近づいた
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16章
予告された「しるし」の成就は近づく
1 わたしたちは,イエスの使徒たちがマタイ 24章3節にあるような質問をしたことを感謝できます。なぜですか。
わたしたちは今日,イエス・キリストの使徒たちがイエスに次のように質問したことを感謝できます。「わたしたちにお話しください。そうしたことはいつあるのでしょうか。そして,あなたの臨在と事物の体制の終結のしるしには何がありますか」。(マタイ 24:3)こうした質問を受けたイエスは長い詳細な預言を述べましたが,波乱に富むこの二十世紀におけるその成就の進展を見るにつけ,わたしたちはその正確さに驚嘆させられます。その預言は,苦悩する人類に対する神の目的達成の過程のどの時点にわたしたちが位置しているかを確定するのに助けとなります。わたしたちはキリストの予告した「しるし」を確かに見ているのですから,キリストの霊者としての見えない「臨在」の期間および「事物の体制の終結」の時に実際に生活しているという信仰の面でわたしたちは強められています。
2 その「しるし」の特色すべてはどんな箇所で説明されていますか。今度は,その記述のどの部分を考慮しますか。
2 その「しるし」はあらゆる詳細な点で,注意深い観察者ならだれも考え違いをする余地のないほど全く明確に見える段階に近づい
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