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  • なぜ病気と死があるか
    幸福 ― それを見いだす方法
    • 『人の子[イエス]は,仕えられるためではなく,むしろ仕えるため,そして多くの人と引き換える贖いとして自分の魂を与えるために来たのです』― マルコ 10:45。

  • なぜ病気と死があるか
    幸福 ― それを見いだす方法
    • 「贖い」とは何か

      8 これらの聖句のうちの二つに「贖い」という言葉が出て来ます。それは本来,捕虜を自由にするために支払う代価のことです。(イザヤ 43:3)この言葉は,誘かいされた人の身の代金を指してしばしば用いられます。この場合,捕虜に当たるのは人類です。アダムはわたしたちを売り渡して罪の奴隷にしました。その結果人類は病気や死を経験するようになりました。(ローマ 7:14)人類を贖い,罪の影響のなくなった生活が送れる見込みをわたしたちのために開くことができた貴重なものとはいったい何でしたか。

      9 聖書が,イエスは『贖いとして自分の命を与えた』と述べていることを思い出しましょう。(マルコ 10:45)この言葉から人間の命が必要だったことが分かります。アダムは罪を犯して完全な人間の命を失ってしまいました。人類が完全な命を再び得るようにするには,アダムが失ったものに見合うもの,つまりそれを買い戻すための別の完全な人間の命が必要でした。このことから,詩篇 49篇7,8節が次のように述べている通り,アダムの不完全な子孫がだれひとり贖いを備えることのできない理由がはっきり分かります。「人間は自分自身を請け出す,つまり神に自分の贖い代を払うことができない。命を請け出すことはあまりにも高くつき,人間の力の及ぶところではない」― エルサレム聖書。

      10 神は,贖い代を備えるために,ご自分の完全な霊の子を天から遣わし,人間として生まれさせました。み使いは,イエスが完全な者として誕生することを神がどのように確実にされるかを,貞潔な処女マリアに次のように説明しました。「至高者の力があなたをおおうのです。そのゆえにも,生まれる者は聖なる者,神の子と呼ばれます」。(ルカ 1:35。ガラテア 4:4)イエスは,不完全な人間を父としていなかったので,罪を受け継いでいませんでした。―ペテロ第一 2:22。ヘブライ 7:26。

      11 キリストは,人間として神のご意志に全く調和して生活された後,完全な人間の命をなげうたれました。その命は,アダムが創造された時に持っていたのと同様の命でしたから,イエスは「すべての人のための対応する贖い」となられました。(テモテ第一 2:5,6。コリント第一 15:45)人類全体を買い戻す値を払ったという意味で,確かに,「すべての人のための」と言うことができました。ですから,聖書は,わたしたちは『代価をもって買われた』と述べています。(コリント第一 6:20)神は,人類に罪と病気と死をもたらしたアダムの行為を相殺する基礎を,イエスの死によって据えられました。この真理を理解することは,幸福な人生を送るのに大変肝要です。

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