-
ローマへのパウロの航海目ざめよ! 1971 | 7月8日
-
-
その間に,ともにつないで引いていた小舟を手ばやく船に上げ,備えつけのロープやつなを用いて,船体がさけないよう,船の下のほうを縛りました。
乗組員たちを恐怖に陥れたのは,船がアフリカ北端のリビヤ海岸スルテスの流砂に向かって流されているということでした。乗組員たちはなんとかして船の流れる向きを変えさせて難船を食いとめようと必死に努力し,同時に積み荷を船外に投げ捨てて船を軽くしました。
-
-
ローマへのパウロの航海目ざめよ! 1971 | 7月8日
-
-
航海者エドウィン・スミスはこの航海の危機的な部分に関し,1947年3月号「ザ・ラダー(かじ)」誌でこう評しています。
「この場合,船を右げん開きで,つまり右側の帆を風に向けて進ませたであろう。こうすれば,船は北方に向かって進む,つまりアフリカ海岸およびスルテスから遠のくことになったであろう。そして,船をとめておくあいだに,船が多少でも進むとすれば,その進路はイタリアに向かうものとなったであろう。一方,げんの動き(風落)は概して西方に傾いたと思われる。
-