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栄光を受けるメシア人間の益のために今や勝ち誇る,神の「とこしえの目的」
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「油そそがれた者」ではなく,死ぬことのない天的なメシアになるということは,生来のユダヤ人もしくは異邦人の別なく人類すべてにとって何と感謝し,喜ぶべき事柄なのでしょう。預言を述べさせる霊感を受けたダビデは,この大いに高められた方を自分の主と認めましたが,それはまたわたしたちの態度でもあるべきでしょう。霊感のもとに次のように記された言葉のなかで,そのような素直な精神態度を取るよう勧められています。
25 「キリスト[マーシアー]・イエスにあったこの精神態度をあなたがたのうちにも保ちなさい。彼は神の形で存在していましたが,強いて取ること,つまり,自分が神と同等であるようにということなどは考えませんでした[それでも,神と同等であることを強いて求めようとは考えませんでした,新英]。いえむしろ,自分を無にして奴隷の形を取り,人のようなさまになりました。それだけでなく,人のすがたでいた時,彼は自分を低くし,死,それも苦しみの杭の上での死に至るまで従順になられました。まさにこのゆえにも,神は彼をさらに上の地位に高め,他のあらゆる名にまさる名をすすんでお与えになったのです。それは,天にあるもの,地にあるもの,地の下にあるもののすべてのひざがイエスの名においてかがみ,すべての舌が,イエス・キリスト[マーシアー]は主であると公に認めて,父なる神に栄光を帰するためでした」― フィリピ 2:5-11。また,コリント第二 5:16をも見てください。
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メシアに関する他の秘義が啓示される人間の益のために今や勝ち誇る,神の「とこしえの目的」
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13章
メシアに関する他の秘義が啓示される
1,2 (イ)「秘義」という言葉はどのように定義されていますか。(ロ)神はキリストに関連するどんな目的をわたしたちに対して公然の秘密とされましたか。
秘義とは,「神の啓示による以外知り得ない真理」と定義されています。それは神かご予定の時に啓示なさる「神聖な奥義」です。(ローマ 16:25,26)メシア,つまり神の天の「女」の「胤」とはいったいだれかということは長い間秘義,つまり神聖な奥義でした。また,メシアつまりキリストに関する神の目的も長い間秘義もしくは神聖な奥義でした。しかし,神はご自分の定めた時に,家令による家の経営の場合
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