-
新しい世はどのように実現するかものみの塔 1962 | 6月15日
-
-
帰せしめて破滅に処し,不信仰に走ろうとする人々の見せしめとし」ました。―イザヤ 65:17; 66:15,16。テサロニケ後 1:7,8。ペテロ後 2:6,新口。
神はどんな手段を用いて現在の組織制度を滅ぼし,永遠につづく新しい世をもたらしますか。神は王イエス・キリストの手にある神の天の御国を用いて,そのことをされます。その理由で,今日の人類にとって「天の御国」よりも大切なものはありません。その同じ理由によって,本当のクリスチャンはエホバとその御国を証言するわざをします。人は御国が間もなく成しとげる事を知り,むかし預言者ダニエルの預言した通り,御国がこの世を滅ぼすときに,滅びをのがれる道を知らなければなりません。「それらの王たちの世に,天の神は一つの国を立てられます。これはいつまでも滅びることがなく,その主権は他の民にわたされず,かえってこれらのもろもろの国を打ち破って滅ぼすでしょう。そしてこの国は立って永遠に至るのです」。(ダニエル 2:44,新口)神の御国がこの世の国々を滅ぼすとき,世は正義の新しい世となります。
従ってこの世の諸国家に対してイエス・キリストの戦うときが来ます。初臨のときに,イエス・キリストは剣を持たず,戦うことをしませんでした。イエスは神の御国の伝道者であり,この新しい世の御国を教えることを他の人々に教えました。しかしイエス・キリストは,何時までも剣を持たない王ではありません。正義の戦いをする時が来ます。新しい世を実現させるために,このような戦いは必要です。イエス・キリストご自身が御使を通して使徒ヨハネに与えた預言は,神の油注いだ王が天の軍勢を率いて戦うことを示しています。
「またわたしが見ていると,天が開かれ,見よ,そこに白い馬がいた。それに乗っているかたは,『忠実で真実な者』と呼ばれ,義によってさばき,また,戦うかたである。その目は燃える炎であり,その頭には多くの冠があった。また,彼以外にはだれも知らない名がその身にしるされていた。彼は血染めの衣をまとい,その名は『神の言』と呼ばれた。そして,天の軍勢が,純白で,汚れのない麻布の衣を着て,白い馬に乗り,彼に従った。その口からは,諸国民を打つために,鋭いつるぎが出ていた」。王の王がつるぎで諸国民を打つとは,この古い世がハルマゲドンで滅びるということです。その日その時を知ることはできませんが,時は迫っています。―黙示 19:11-15,新口。マタイ 24:36。
この世の直面しているものを知り,また神の新しい世がどのように来るかを知って,あなたは何をすべきですか。使徒ペテロがすすめている通りの生活を送りなさい。「このように,これらのものはみな溶けさるのであるから,あなたがたは,清い振舞と敬けんな行いをし,エホバの日の臨在を待ち望んで心にしっかりと覚えていなければならない。エホバの日には,天は燃えくずれ,天体は非常な熱で焼けうせてしまう。しかし神の約束により,私たちは正義の宿る新しい天と新しい地を待っている」。―ペテロ後 3:11-13,新世。
-
-
神の真の僕は自発的に働くものみの塔 1962 | 6月15日
-
-
神の真の僕は自発的に働く
世の人々が驚くひとつの事は,私たちの雑誌の値段が変わらなかったことです。何でも物の値段があがっているのに,どうしてそんなことができるのですかと,人は尋ねます。もちろん私たちは次のように真実を答えます。つまり私たちの雑誌を書いて出版する兄弟たちは,利益のためではなくて,エホバと仲間の人間に対する愛からそのことをしているということです。―1962年のエホバの証者の年鑑より
-