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一致した崇拝者の地域大会ものみの塔 1962 | 1月1日
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でした。証者たちはいっしょうけんめいに働きました。その結果,きわめて良い音の音楽が拡声機を通して聞かれました。秘けつ? たまごの箱です。コップ形の凸凹のあるボール紙のたまご箱を用いたのです。年若いエホバの証者は,幾百枚もいろいろのところから集めてきて,オーケストラの背後の壁にはりました。きわめてすばらしい音響の物質でした。
バリの大会では簡易食堂用のテントが必要でした。テントを借りると,3万ドルから4万ドルの借用料を払わねばなりません。それで支部事務所は,5000平方米の布地を買って,ベテルの家族の者は夜や週末にその布地を縫って大きなテントをつくりました。兄弟たちがテントをつくったので,約3万ドルは節約できたでしょう! 拡声装置の方でも,同様な費用の問題がありました。話がフランス語,ポーランド語,ポルトガル語そしてスペイン語でなされたため,複雑な拡声装置が必要でした。商業的な会社は,拡声装置の借用料は6000ドルであると言いました。それで,巡回区の持つ拡声装置をみな集め,それ以上に必要なものは買い入れました。買ったものは,大会後に巡回区に売られたので,6000ドルをまるまる節約することができました。
パリ大会の終り頃,大会出席者の使用した鉄道の駅の駅長さんは,報道員にこう語りました,「こんなに行儀の良い群衆は,いままで見たことがありません。いちばん混むときでも,みなさんは静粛を保ちました。フットボールの試合があるときとは,なんとちがうのでしょう! 彼らは,人種とか国籍の如何を問わず,みな幸福そうに見えました。あなたがたはこの世の必要とする一致を見出しているようです」。
たしかに,1961年の一致した崇拝者大会のシリーズは全世界的なきぼを持つ一致をすばらしく表わしました。天候とか他の問題にはかかわりなく,大成功のうちに終了し,大いなる統一者エホバ神にほまれをささげました。
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読者よりの質問ものみの塔 1962 | 1月1日
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読者よりの質問
● テモテ前書 2章9,10節とペテロ前書 3章4節には,女性のかざりにかんする事柄が書かれていますが,どう解釈すべきですか。―アメリカの一読者より
問題の聖句はこうです,「また,女はつつましい身なりをし,適度に慎み深く身を飾るべきであって,髪を編んだり,金や真珠をつけたり,高価な着物を着たりしてはいけない。むしろ,良いわざをもって飾りとすることが,信仰を言いあらわしている女に似つかわしい」。「あなたがたは,髪を編み,金の飾りをつけ,服装をととのえるような外面の飾りではなく,かくれた内なる人,柔和で,しとやかな霊という朽ちることのない飾りを,身につけるべきである。これこそ,神のみまえに,きわめて尊いものである」。
アダム・クラークのような聖書注釈者たちは,使徒の時代に異邦人の女たちの間では,ごうかな結髪だとか,髪を編んで金の飾りをところどころにあしらった髪型が流行していた,と言っています。このように,なまめかしくけばけばしく飾りたてることは,クリスチャンに全くそぐわぬことであり,パウロもペテロもそれをいましめています。
しかし,使徒のこの教えに基づいて,女性の飾りをすべて禁じてしまうというような極端なことをするキリスト教国の宗派は,あきらかにまちがっています。髪を編んだり,かざったりするのが,みな悪いというわけではありません。それはペテロが「服装」を含めていることからも分かります。女性はどうしても衣服をつけなくてはならないでしょう。聖書に出ているこの助言の要点は,クリスチャンの婦人が何を着てよいか,何を着ては悪いかと言うことでなく,何に重きを置くべきかということです。クリスチャンの婦人が,魅力的でありたいなら,また人の心に訴えたいなら,外面の飾りでなく,内面的な飾りに重きを置くべきです。また,頭脳と心そして良い気質ということに重きを置くべきです。残念なことに,内面的な飾りをつけるよりも,外面的な飾りをつける方が,はるかにやさしいのです!
クリスチャンの婦人は,つつしみ深く,身を装い華美なものや,挑撥的な衣服を避け,趣味のよいものをつけるのがよいでしょう。宝石類でけばけばしく飾りたてて,不必要な注意を引かぬようにし,同じく,顔のお化粧も不必要に目立たせるようなことがないよう注意すべきです。つつしみ深く飾ることが,別に悪くないということは,昔のエホバの僕たちが,日常,宝石類を用いていた事からも分かります。―創世 24:53。出エジプト 3:22。サムエル後 1:24。エレミヤ 2:32。ルカ 15:22。
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