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「魂をこめてエホバに仕える」王国宣教 1973 | 11月
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良いたよりを伝える ― 優柔不断な人たちを助ける王国宣教 1973 | 11月
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良いたよりを伝える ― 優柔不断な人たちを助ける
1 日々急速に展開されてゆく種々のできごとは,この体制の終わりが危機的なほどに迫っていることを証明しています。ですから,羊のような人びとが真の崇拝に基づく種々の要求に対して果断な行動を取るのは急を要する事がらです。優柔不断な態度を示し,しり込みする人たちは,「エホバから何かをいただける」などと期待することはできません。(ヤコブ 1:6-8)そのような人たちと研究を行なうさい,どうすれば,積極的に行動する必要のあることを正しく認識するよう彼らを助けることができますか。
2 第一に,進歩するには,神のみことばを読んで研究する堅実な努力が肝要です。(ヨハネ 17:3)研究生は毎週の研究のために予習していますか。進歩するにはそれが重要であることを銘記させてください。近刊の雑誌や日々の聖句,また入手する新しい出版物を読む良い習慣を身につけるよう励ましましょう。集会で学んだ事がらに対する研究生の関心を鼓舞し,その出所となる資料を家で読むよう提案してください。
3 第二に,学んだ聖書の原則を適用するのも,同様に必要なことです。自分の責任について学びながら,もしその責任を負おうとしないなら,失望に終わるに過ぎない道を取っていることになります。(ヤコブ 1:22-25)研究生は偽りの宗教の信条や不道徳な行為あるいは世とのかかり合いから離れる点で優柔不断な態度を取っているために,バプテスマを受ける資格を持っていませんか。もし研究生がそうする時点にまで進歩してきたのであれば,エホバのみ前における当人の責任を,ためらわずに明らかにしてください。巧みに,しかも率直に述べて,エホバを喜ばせるには何をしなければならないかをはっきりと話してください。
4 第三に,霊的に成長して強くなるには,どうしても集会に出席して,エホバの民と交わらなければなりません。(ヘブル 10:24,25)もし研究生が出席する機会をなおざりにしているなら,何を得そこなっているかに気づくよう努めて助けてください。「御心が地に成るように」あるいは最近の「ものみの塔」誌などを研究して集会で学んだ肝要な事がらについて研究生に話してください。また,研究生を会衆内の他の人びとに紹介してください。もし,研究生が家族あるいは友人の言動を恐れているなら,神のみことばを用いて,その人の歩みを強化してください。交通の面で自分にできることがあれば,親切な態度で援助を申し出てください。
5 第四に,信仰を持つ人は,真理の知識に動かされて,自分の信仰を他の人たちと分かち合うべきです。(ロマ 10:10)そうするよう,研究生を励ましていますか。自分の学んでいる事を家族の他の成員や友人と話し合うよう提案できます。何枚かのパンフレットや招待ビラを渡すなら,研究生は進んでそれを人に配るかもしれません。奉仕のわざがどのようにしてなされているかを簡単に説明すれば,研究生の恐れの気持ちが和げられ,必要な自信がわいてくるかもしれません。研究生が確かに資格を持っているということがわかったなら,積極的に招いて,いっしょに奉仕に携わってください。
6 わたしたちは,エホバへの奉仕を行なうよう人を「かりたてている」のでしょうか。決してそうではありません。エホバが喜ばれるのは,心に動かされてなされる自発的な従順の行為だけです。(マタイ 12:34)わたしたちの責務は,関係している問題やエホバの是認を得るための要求にかなうのに必要な処置をはっきり理解するよう人びとを助けることだけです。研究生を援助する誠実な努力を払っても,然るべき反応を促すことができないなら,行動を起こそうという気持ちのもっとある人と研究を行なって時間を費やすほうが確かにもっと有効でしょう。
7 わたしたちは,人びとの命が危険にさらされていることをよく知っています。ですから,自分の教え方を分析して,人の心を動かしているかどうかを確かめてみるべき十分の理由があります。わたしたちは研究生を愛しており,また彼らにとこしえの命の祝福を享受してもらいたいと考えています。ゆえにわたしたちは,彼らが次のように言うのを聞きたいと願っているのです。『我とわが家とはともにエホバにつかえん』― ヨシュア 24:15。
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神権的ニュース王国宣教 1973 | 11月
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神権的ニュース
◆ 引き続き巡回大会が開かれています。公開講演の出席者数とバプテスマを受けた人びとの人数は次のとおりです。飯田: 464人; 7人。横浜・緑: 914人; 42人。伊東: 1,601人; 56人。
◆ 王国会館の献堂式: 東京・足立,出席者数230人。柳川,76人。豊前,116人。
◆ ボツワナは7月24日にエホバの証人に対して禁令を発しました。ケニアは,最近の禁令が取り除かれたと伝えています。
◆ フィリピンは7月に6万340人の伝道者の最高数を報告しました。そして韓国では8月に伝道者が809人増加し,1万9,367人の新最高数に達しました。
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質問箱王国宣教 1973 | 11月
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質問箱
● 夫婦が自分たちの家庭内の問題を審理委員の前に持ち出すのは正しいことでしょうか。
もし,夫婦間に何か問題があれば,神のみことばの助言にのっとって,自分たちの間で解決を図るべきです。しかし,もし,そうすることができず,また問題が重大な事がらであれば,夫婦の一方が,あるいは双方が審理委員を構成している年長者たちに相談するのは正しいことです。―マタイ伝 18章15-17節を見てください。
たとえば,重大な家庭問題の一つに,夫が妻を殴って傷つける場合があります。クリスチャンは人を殴る者であってはなりません。(テモテ前 3:3,新。テトス 1:7)クリスチャンは,自制や平和を含む,霊の実を生み出して然るべきです。(ガラテヤ 5:22,23,新)夫は自分自身を愛するように,妻を愛すべきです。―エペソ 5:28,29。コロサイ 3:19。また,テモテ後書 2章24節およびペテロ前書 3章7節も見てください。
もし,重大な暴力が関係していることを示す証拠があれば,会衆の審理委員は事態を調査し,何がもとで妻に対する虐待がなされるようになったかを明らかにし,当事者双方に聖書に基づく助言を与えて,家庭の平和の回復を図るよう努力できるでしょう。委員は,助言以上のものを与えねばならないと考える場合もあるでしょう。おそらく,夫に対しては個人的もしくは公の戒めを与えなければならないかもしれません。もし,夫が自制心に欠け,凶暴なため,妻を殴る習癖を持っていることがわかり(テモテ後 3:3),しかも会衆の年長者たちの与えた聖書的助言に従おうとしないなら,そのような乱暴な者は排斥することもできます。
次いで,もし危害を受けた妻が,身の安全を図るために必要と感じて,排斥された夫に対して訴訟を起こすことにする場合,そうするのは,コリント前書 6章1-6節に記されている助言に反することとはいえません。
会衆のある成員が能力があるにもかかわらず,テモテ前書 5章8節にのっとって家族の扶養義務を喜んで果たしてはいないという訴えが会衆の年長者たちの前に提出された場合にも同様の処置を講ずることができます。
会衆の審理委員は,他の人びとの個人的で私的な家族内の問題をせん索すべきではありません。しかし,助言を求められた場合,審理委員は聖書にのっとって問題を裁き,会衆の評判を守る重大な責任を負っています。問題が審理委員の前に持ち出されたなら,問題は徹底的に取り扱い,与えた助言に当事者が従って,必要な改善がもたらされたかどうかを後に確認すべきです。年長者たちは,自分たちの前に持ち出される家庭内の重大な問題を含め,欠陥のある事がらを正すよう努めます。―テトス 1:5。
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