-
かくされた神の知恵 ― 聖なる秘義ものみの塔 1963 | 7月15日
-
-
んが,深奥に達するものを持っています。―コロサイ 2:14。ロマ 13:10。ガラテヤ 5:14。ヨハネ第一 4:16,新口。
23 聖書を神のことばとして真に受け入れる人には,どんな祝福にみちた将来がありますか。
23 このようにどの面からこの問題をしらべても,ひとたび正しい見方を理解すれば,「聖書は,すべて神の霊感を受けて書かれたもの」であり,「まことの神」エホバの朽ちない記念であることを,以前にもまして認識でき,聖書全巻の真実性だけでなく,その預言の確実な成就を確信できます。エホバの証者の新世社会すなわちエホバに全く献身し,そのことばを心から受け入れる人々は,今すでにこれらの良いものを味わっており,まただれでもそれにあずかれるのです。エホバご自身が次のように言われました,「このように,わが口から出る言葉も,むなしくわたしに帰らない。わたしの喜ぶところのことをなし,わたしが命じ送った事を果す。あなたがたは喜びをもって出てきて,安らかに導かれて行く」。―テモテ後 3:16。詩 31:5。イザヤ 55:11,12,新口。
24 聖書に関して,更にどんな質問がありますか。
24 どんな本の場合にも,あるいは聖書の如く多くの本の集成であっても,著者の人となりを知ることは,その本を適正に評価するために必須ではないにしても,大きな助けとなります。聖書とその著者に関して,この点を次にしらべるのは有意義なことです。
-
-
勇気をもって特別開拓者になるものみの塔 1963 | 7月15日
-
-
勇気をもって特別開拓者になる
◇ 聖書の神エホバに献身し,その後,全時間奉仕者として生涯働くという目標を追い求めてゆく時には,自分の家族から切り離されることもあります。教育のある一人の若い青年は,5ヵ月ほど勉強したのち,集会に出席し始めました。彼は,父親の経営するマーケットで働いていましたが,血の使用に関する聖書の原則を学んだ時,店で鶏の血を売る事を断わりました。それを聞いて腹を立てた父親は,聖書の研究を止めるように命じました。研究は他の場所で行なわれるようになり,9ヵ月後にはエホバに献身し,休暇開拓奉仕者になりました。父親の怒りは増し,「この上私の言う事を聞かず,伝道を続けてゆくというなら,もうおまえの世話は見ないからそう思え。そして,家から出て行け。おまえの神エホバがめんどうを見てくれるかどうかためしてみるがいい」とおどしました。この時,兄弟の心に浮かんだ言葉は詩篇 27篇10節の聖句でした。「わが父母われをすつるともエホバわれを迎へたまはん」。身のまわりのものをいくらかまとめて,兄弟は家を去りました。天の父はマタイ伝 6章の約束を守られたでしょうか。イエスは剣を投ぜんために来た,人の仇はその家の者なるべしと言われませんでしたか。この兄弟ははっきりとした決意を抱いて開拓奉仕を続け,今では特別開拓者になっています。この兄弟が一人になって倒れるのをエホバは許されませんでした。その上は彼は以前の100倍もの兄弟,姉妹,母たちを得ています。皆さんもあと少しの勇気と努力と信仰を加えて,開拓奉仕を始められますか。
◇ 若い姉妹からの手紙。「3年前,私の母は献身しました。母は全時間伝道者の必要を認め,開拓奉仕を始めました。母自身はもちろん,在学中の妹と私二人を扶養せねばならぬ立場にあり,一定の収入手段もありませんでしたので,母にとってこれは非常に信仰を必要とする事でした。しかし,母は,それらのことに思いわずらうことなく御国の事を第一とせよとイエスが言われた事を心にとめていました。私たち二人は母が開拓奉仕を続けてきたこれまで2年半の間に,イエスの言葉の真実さを深く認めるようになりました。母は今特別開拓者になっており,エホバは母の勤勉な奉仕を豊かに祝福されています。母の熱意と献身の態度は妹と私にとってすぐれた模範となりました。今私自身は喜びのうちに献身以来6回目の休暇開拓奉仕をしています。母が数々の障害や難事にぶつかっても,決して喜びとしあわせな様子を失わない理由が私にも分かってきました。こうして若い時から進むべき道にしっかりと訓練されているのを知って私はうれしく思っています。」― いずれも1963年のエホバの証者の年鑑,シンガポールの項から。
-