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読者からの質問ものみの塔 1977 | 7月15日
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16:7。箴 24:12。ヘブライ 4:13)神はその人が不道徳な行為を犯したいという欲望を抱いており,今まではただそうした欲望を行動に移す機会がなかったにすぎないことを知っておられます。ですから,その人は神の目にすでにとがめられるべき者となっています。
しかし,そうした不義の欲望そのものは,その人の配偶者に,離婚をし,それから再婚する自由を与える聖書的な根拠となりますか。いいえ。イエスは,人が心の中に抱いているかもしれない欲望を根拠として,物事を判断する権威を人間に与えておられません。例えば,使徒ヨハネは「すべて自分の兄弟を憎む者は人殺しです」と記しました。(ヨハネ第一 3:15)とはいえ,クリスチャン会衆の長老たちは,心の中に幾らかの憎しみを抱いていると思われる節のある人を,殺人者として排斥する権威を持っていません。長老たちは,神のように正確に心を読んだり,裁いたりすることはできません。
したがって,離婚の唯一の聖書的根拠は「淫行」(ギリシャ語のポルネイア,性的不道徳の意)であると言われた時,イエスは肉体的な不道徳な行為を意味されたのです。―マタイ 19:9。
もしあなたの妻が話し合いに応じるなら,次のような点を論じ合えるでしょう。わたしたちの創造者である神は,人間にとって何が最善かをご存じであり,それゆえに,神は不道徳な行為に携わることが決して永続的な幸福をもたらさないと断言しておられます。そのことは,不道徳な行為に走った多くの人々の生活にそれがどんな影響を及ぼしたかを,正直に調べてみれば明らかです。ですから,不道徳な欲望が不道徳な行為に結び付き,悲しい結果を招く前に,そうした欲望を取り除くため,早急に矯正手段を取るのは賢明な道です。不倫な恋の“気まぐれな空想”でさえ,自分の置かれた立場で幸福を得られなくしてしまいます。
結婚生活に問題のある場合,大抵,夫婦のどちらの側にも結婚関係を強め,二人を結婚へと導いた愛を再び呼び戻すためにできることがあります。この点に関して,1974年10月22日号「目ざめよ!」誌の「家庭生活の諸問題を首尾よく扱う」という一連の記事を,ご夫婦で検討してみることができるでしょう。
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だれを信頼できますかものみの塔 1977 | 7月15日
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だれを信頼できますか
肉屋,弁護士,政治家,宗教家など,不正直はあらゆる階層に及んでいます。確かに信頼できる声が必要とされています。
「ものみの塔」誌と「目ざめよ!」誌は,まさにそのような声であり,信頼することができます。なぜそう言えますか。両誌は,聖書の義の規準を堅く擁護しているからです。両誌には商業主義的な広告主の歓心を買う必要がありません。両誌を定期的お読みになってください。わずか2,600円のご寄付で,両方の雑誌(毎月合計四冊)が一年間お手元に郵送されます。108 東京都港区三田5丁目5番8号 ものみの塔聖書冊子協会(振替 東京 5-138022番)にお申し込みください。
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