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生きることの目的を見出すものみの塔 1958 | 5月15日
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の知識です。真理を求める人はこの種類の知識の助けを得て,人間の人格という問題を解決できます。人が神の御目的を知り,神の戒めに従つた生活をするまでは,聖書のいう『古い人格』を持つています。これを変えなければなりません。そして変えることができるのです。それで,次のように書かれています,『古い人格をその行いと共に脱ぎすて,正確な知識により造り主の像に従つて新しい人格を着なさい。』― コロサイ 3:9,10,新世。
『新しい人格』を持つ人は新しい世のために生活します。その希望は,僅か70年ほど生きて死ぬことではなく,神の新しい世で永遠に生きることです。ですから,新しい世で生活すると同じように,今から生活し始めます。そして,聖書の次の戒めに従います。『あなたがたは,神に選ばれた者,聖なる,愛されている者であるから,あわれみの心,慈愛,謙そん,柔和,寛容を身につけなさい。これらいつさいのものの上に,愛を加えなさい。』そして『神を愛するとは,すなわち,その戒めを守ることである。そして,その戒めはむずかしいものではない。』― コロサイ 3:12,14。ヨハネ第一 5:3,新口。
神の戒めを守ることは決して難しいことではありません。それは喜びであり,人を幸福にすると同時に,神に誉を帰し,創造主に栄光をもたらします。聖書にしるされているように,『私たちの神なるヱホバよ,あなたこそは,栄光とほまれと力とをうけるにふさわしい方です。あなたは万物を造られました。御旨によつて万物は存在し,また造られたのです。』言葉と行いによつて,神に栄光を帰する人だけが,新しい世に永遠に住む権利を得るのです。次の戒めに聞くことは何と正しいのでしよう。『邪曲なる者をうらやむなかれ。それ悪しき者には後の良き報いなし。よこしまなる者の燈火は消される。』― 黙示 4:11,新世。シンゲン 24:19,20。
いま,新しい世のために生きなさい。『新しい人格』を着なさい。目的をもつて生活し,生活を意義のあるものにしなさい。創造主を讃美するために生きなさい。創造主の正しい戒めを守ることによつてそうしなさい。創造主の言葉に従つて生活するとき,人は生きることの目的を見出すからです。『事の全体の帰する所を聞くべし。いわく(真の)神を畏れその戒めを守れ。これはすべての人の本分たり。』― 伝道之書 12:13。
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初期クリスチャンは忠実をためされたものみの塔 1958 | 5月15日
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初期クリスチャンは忠実をためされた
イエスは,毎日のように証明されてきた真理を次のように述べられました,『もしあなたがたがこの世から出たものであつたなら,この世は,あなたがたを自分のものとして愛したであろう,しかし,あなたがたはこの世のものではない。かえつて,わたしがあなたがたをこの世から選び出したのである。だから,この世はあなたがたを憎むのである。』(ヨハネ 15:19,新口)多くのクリスチャンと自称する人々は,この意味深い言葉を味わいませんが,真のクリスチャンは今日に至るまでこの言葉を身にしみて感じます。(テモテ後 3:12)真のクリスチャンは,この世の社会的,政治的面のみでなく,宗教生活まで支配している物質主義の哲学にくみしてきませんでした。人間に信頼を置くかわりに彼らは,『ゆるがぬ土台の上に建てられた都を,待ち望んでいたのである。その都をもくろみ,また建てたのは神である。』彼らは人間の手で作つた所有物を通して神に崇拝を捧げるのでなく,『霊とまこととをもつて父を礼拝』します。
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