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神の新しい契約の恩恵は全世界に及ぶものみの塔 1966 | 5月15日
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ため,神は新しい契約によって,イエス・キリストに従う「王なる祭司」を生み出します。新しい契約によって生み出された「祭司の国」から及ぶ恩恵は,その祭司たちが「神とキリストとの祭司となり,キリストと共に〔王として〕……支配する」1000年の間に特に明白になるでしょう。―黙示 20:4-6,〔新世訳〕
26 パウロとテモテは「新しい契約に仕える者」として当時だれに恩恵を与えましたか。今日,その残れる者はだれに恩恵を与えていますか。
26 しかし,新しい契約の恩恵はすでに全世界に及び始めています。19世紀前,使徒パウロはギリシャ,コリント市の霊的イスラエル人にこう書き送りました。「わたしたちのこうした力は,神からきている。神はわたしたちに力を与えて,新しい契約に仕える者とされたのである。それは,文字に仕える者ではなく,霊に仕える者である。〔モーセによる〕文字は人を殺し,霊は人を生かす」。(コリント第二 3:5,6)当時,パウロとその仲間テモテは「新しい契約に仕える者」としての働きをしていました。彼らはパウロとテモテとの宣教によって新しい契約に入れられた霊的なイスラエル人に対してだけ恩恵を与えました。しかし今日,「新しい契約に仕える者」の残れる者は人類一般に恩恵を与えています。
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恩恵を受ける現代の人々を見分けるものみの塔 1966 | 5月15日
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恩恵を受ける現代の人々を見分ける
1 黙示録 7章によれば残れる者の奉仕から特に恩恵を受けるのはだれですか。その人々が新しい契約にはいっているかどうかは何が示していますか。
1966年の今日,「新しい契約に仕える者」の残れる者の奉仕はすべての国民の間で知られています。しかし,彼らの奉仕から特に恩恵を受けるのは,聖書の最後の本が「〔当時〕数えきれないほどの大ぜいの群衆」と呼ぶ人々です。この「大ぜいの群衆」は「あらゆる国民,部族,民族,国語のうちから」出て来て,「〔神の〕御座と小羊〔イエス・キリスト〕との前に立」ちます。使徒ヨハネは,霊的イスラエルの十二部族の成員14万4000人が印をおされるのを見たのちに,この「大ぜいの群衆」の幻を見ました。(黙示 7:4-9)この「大ぜいの群衆」は新しい契約にはいっていませんが,現代において,「新しい契約に仕える者」である霊的イスラエルの残れる者と交わるがゆえに,新しい契約の恩恵を早く受けます。
2,3 (イ)「シオンのものみの塔」はいつ初めてこの「大ぜいの群衆」に読者の注意を促しましたか。(ロ)この「大ぜいの群衆」は何から成ると考えられましたか。その人々の前途は何でしたか。
2 「大ぜいの群衆」とはだれのことですか。これは長年のなぞでした。「シオンのものみの塔」誌が発刊された年に,この雑誌は読者の注意をこの「大いなる群衆」(黙示 7:9,文語)に向けました。しかしそれは天にゆくクリスチャンの霊の級であると考えられていました。14万4000人の忠実な弟子がキリストの天の花嫁になるのに対して,「大いなる群衆」は天においてこの花嫁級の次位に立つものとなり,花嫁に付添う若い処女ないしは花嫁級の「供びと」のような役割を果たすと考えられました。―詩 45:14,15。
3 たとえば,第4号すなわち1879年10月号の「ものみの塔」は「主の日」と題する記事の中でこう述べていました。
こうして「小さい群れ」,「花嫁」,「勝利の教会」がイエスと共に位につき,記録されたさばき
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