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神の勝利 ― 苦悩する人類にそれが意味するものものみの塔 1974 | 1月1日
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から気を失います。天の諸勢力が揺り動かされるからです」というイエスの預言のとおりになっているのはなぜですか。(ルカ 21:25,26)どのような結果にも,それを導いた原因があります。こうした苦悩に満ちる結果をきたしていることの真の原因はなんですか。
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人類の苦悩の原因が除かれる時は近いものみの塔 1974 | 1月1日
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人類の苦悩の原因が除かれる時は近い
1 聖書によれば,人類の苦悩が増大しているおもな原因はなんですか。
利己的で愛のない人間たちがとがめを免れないことは確かです。しかし,人類の苦悩が増大していることの主要な理由は,悪魔サタンとその使いである悪霊たちが聖なる天からこの地球の近隣に投げ落とされ,それら放逐された悪霊たちがたけり狂っていることにあります。彼らがたけり狂っているのは,『天での戦争』が神の勝利という結果になったからです。彼らがたけり狂っているのは,神の真実のメシアによる神の王国が,異邦人の時の終わった1914年に天で誕生し,彼らがそれを阻みえなかったからです。彼らがたけり狂っているのは,その活動をこの地球に限定されている時が短く,そののちにはこの地球からさえ放逐されて底知れぬ深みに監禁されるからです。そこにおいて彼らは,全人類に対して邪悪な影響力を働かせることはもはやできません。―啓示 20:1-3,7。
2,3 (イ)悪魔サタンが目ざしているものは,すでに死んだ独裁者ヒトラーが目ざしていたものとどのように似ていますか。(ロ)サタンの意図は人間の生命を存続させることではありませんが,それを示すためになぜ啓示 12章13-17節が引用されていますか。
2 すでに死んだナチスの独裁者アドルフ・ヒトラーの場合,その政治上の目標は,『支配せよ,さもなければ破滅させよ!』ということでした。彼はこの考えを,それ以前の独裁者たちと同じところ,すなわち悪魔サタンから得ました。異邦人の時の間そしてそれ以前にも全人類を支配してきたサタンは,まもなくそうすることができなくなるのを知って,全人類を破滅させることを決意しています。そうすればメシアによる神の王国が支配できる人間はひとりも地上に残らない,というのがその考えです。核戦争による人類の自殺,また汚染による人類の自滅ということは,悪魔サタンの意図を思いとどまらせるものとはなりません。人類に対するサタンの意図は殺人的なものであり,そのことはヨハネへの啓示のその後の部分に次のように示されています。
3 「さて,自分が地に投げ落とされたのを見た時,龍は,男の子を産んだ女を迫害した。……それで龍は女に向かって憤り,彼女の胤のうちの残っている者たち,すなわち,神のおきてを守り,イエスについての証しの業を持つ者たちと戦うために出て行った」― 啓示 12:13-17。
ハルマゲドンでの戦争
4,5 (イ)象徴的な龍サタンはだれに対する戦争を宣言していますか。そして,いつまで?(ロ)サタンは,それと知らない地の支配者たちを何に導いていますか。彼のこの働きかけは啓示 16章13-16節の中でどのように描かれていますか。
4 龍によって象徴されるサタンは,神の組織(「女」によって象徴されている)に対する最後までの戦争を宣言しています。キリスト教世界および異教世界の政治支配者はそれと気づいていなくても,「大いなる龍」サタンは彼らを最終的な戦争における滅びへと導いています。それは,核兵器や生化学的な手段を用いた彼らどうしの戦争ではなく,「女」に例えられる神の組織から誕生
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