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戦いに出る花むこものみの塔 1967 | 9月1日
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国境,国旗,関税同盟,国際的な同盟もろとも王たちを滅ぼさなければなりません。彼らの組織は跡かたなく一掃され,キリストに敵対する王たちを支持している者も滅びます。―詩 2:12,8,9。黙示 2:27; 12:5。
花嫁の敵を援助してはいけない
13 地の王たちと主権の問題に対し,今日,僧職者とエホバの証人がそれぞれ異なった道をとっていることを証明しなさい。
13 エホバの証人また彼らの宣明する音信に耳を傾ける人々は一人としてこの戦いに関係しません。それは彼らの力のとうてい及ばない事柄です。それをするのはイエス・キリストにひきいられた天の軍勢です。それでもエホバの証人は王に忠誠を示します。どのようにしてですか。エホバの主権に敵対して地の人間の主権を維持する企ては,大いなるバビロンの宗教家によって支持され,押し進められていますが,エホバの証人はそれと異なって敵を援助せず,むしろキリストのすぐれた資質を認め,それを宣明する立場を堅く保っています。大いなるバビロンの宗教家は,キリストと戦って勝つことを王たちに思い込ませようとしていますが,それとは反対にエホバの証人は,まだ時のあるうちに花嫁なる勝利の戦士と和を結ぶことをすべての人に促しています。望むならば,人は地上にいる花嫁級の人々に慰めと援助を与えることができます。すなわち御国の福音の伝道を指導するこの人々に加わって同じわざをすることです。
14 イエス・キリストはどのように「王の王,主の主」ですか。その名がももにしるされていることは,何を示していますか。
14 神から任命され,位につけられた王に敵対するのは,支配者や諸国家にとってむなしいことです。王の「着物にも,そのももにも,『王の王,主の主』という名がしるされて」いるからです。彼は他のすべてにまさっています。権威のしるしである剣をふつう帯びるももには,その名がはっきりとしるされています。地の王たちは,とくに1914年以来それを読むことを拒絶してきました。王たちや支配者たちは,自分自身あるいは少なくとも彼らの政治組織が不滅であると考えています。しかしそのすべては滅びるものです。戦いに生き残るのは王の王だけであり,この王のほかに戦場に残る王はありません。―黙示 19:16。テモテ第一 6:14-16。
15 イエス・キリストは,婚宴のさなかに戦いに出ることをなぜ特権とされますか。
15 なお婚宴に招かれており,それを期待している花嫁の成員を守り,花嫁のために行動するのは,この花むこにとってなんと良いことでしょう。彼は,父エホバの輝かしい御名と,栄光の神の家族とから非難をとり去って,エホバの御名を立証するために戦う特権に恵まれています。この戦いについては,述べるべきことがまだあります。歴史に残る戦争と勝利の記録は多くの人に読まれています。しかし戦い合う軍勢を見定め,戦いを目前に見るのはまれなことです。黙示録 19章の残りの数節をいま読んでおかれるならば,それらの節を論じた本誌の次号の記事をさらに楽しんで読まれることでしょう。
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パンクしたタイヤから始まったものみの塔 1967 | 9月1日
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パンクしたタイヤから始まった
● もし私たちが機敏に,あらゆる好機をとらえるなら,変った状況の下でも,多くのよいわざをする事ができます。英国諸島のある若い伝道者は家に帰る途中一人の仕事仲間の車がパンクした所に出会いました。伝道者は足を止めて,彼の手助けをしました。その翌日の昼休み,若い伝道者が「ものみの塔」を読んでいるのを,その仕事仲間が見つけました。彼は腰を下して,真理を攻撃し始めました。彼は熱心に教会に行く,三位一体の信者だったのです。彼は幾冊かの雑誌を渡されました。そしてしばらく後に伝道者は彼を公開講演につれて行きました。彼はまだ教会に行っていましたが,次第に他の集会にも来るようになりました。ついに彼は聖書研究をする事に同意し,今では,野外奉仕に参加しています。パンクした車の手助けが何とすばらしい結果をもたらしたではありませんか!
― エホバの証人の1967年度年鑑から
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