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創造,創造物聖書に対する洞察,第2巻
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創造の活動が行なわれた六日間のそれぞれの日に成し遂げられた事柄の概観は,「こうして夕となり,朝となった」,一日目である,二日目である,三日目であるといった言葉で結ばれています。(創 1:5,8,13,19,23,31)それぞれの創造の日の長さが24時間を超えていることからすれば(後で検討します),その表現は,文字通りの夜と昼に当てはまるのではなく,比喩的な表現です。夕方であれば,物事は不明瞭ですが,朝になれば,はっきりと識別できるようになります。それぞれの創造の期間つまり「日」の,「夕」つまり始めにおいて,その日に関する神の目的は,神ご自身にとっては十分に分かっている事柄であっても,観察しているみ使いたちにとっては不明瞭でした。しかし「朝」になると,神がその日に関して意図された事柄はその時までには成し遂げられているので,そうした事柄に十分な光が当たるようになります。―箴 4:18と比較。
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