ベト・カル
(Beth-car)[雄羊の家]
イスラエルがミツパでフィリスティア人を撃ち破ったことに関する記述の中に出て来る地点。イスラエル人は逃走するフィリスティア人を「ベト・カルの南まで」追跡しました。(サム一 7:11)ベト・カルをベト・ハケレムと関連づける人は少なくありません。(エレ 6:1; ネヘ 3:14)ベト・ハケレムを,エルサレムの“神殿の山”の西南西約7.5㌔の所にあるアイン・カリム(エン・ケレム)と同定する人もいます。もしそのようなルートを取ったとすれば,フィリスティア人はまずミツパから深いワディ・ベート・ハニナを通ってソレクの谷まで下り,そこを抜けてフィリスティアの平原に出たのでしょう。―「ベト・ハケレム」を参照。