タルタク
(Tartak)
アワ人の崇拝した神。アワ人は,アッシリアの王が十部族王国のイスラエル人を流刑にした後にサマリアの領土に定住させた人々です。(王二 17:31)バビロニア・タルムードによると,タルタクはロバの姿をしていました。(サンヘドリン 63b)タルタクという名前はパーラビー語(ペルシャ語)のタル・タク(真っ暗闇,闇の英雄)に相当するかもしれないという結論に基づいて,タルタクは冥府の悪霊だったのかもしれないと言われてきました。しかし,聖書がごく簡単にタルタクに触れていること以外,この神の性質に関して確かなことは何も言えません。