洞察力を深める「聖書の目立った点」
西暦前6世紀にユダヤ人が流刑地のバビロンから帰還した時,彼らの中の責任ある男子は,「写字生エズラのもとに寄り集ま(り)」ました。「すなわち,律法の言葉を洞察することができるようにするため」でした。彼らの理解が増したことからどんな結果が生じたでしょうか。民は「非常に大きな歓び」を抱いて,仮小屋の祭りを特別盛大に行ないました。―ネヘミヤ 8:13-18。
その例がよく示しているように,聖書を洞察することは神の民に非常に良い影響を与えます。それで「ものみの塔」誌は,1986年1月15日号,2月15日号,3月15日号に,「聖書の目立った点」と題する記事を掲載することになりました。これらの記事によって読者は,聖書のエズラ記,ネヘミヤ記,エステル記を,より深く洞察することができるようになるでしょう。
この研究は,エルサレムにおける真の崇拝の回復,エルサレムにおけるエホバの神殿の建設,敵の攻撃に面した神の民を保護することなどと関連のある,胸の躍るような出来事を追体験する助けになります。「聖書の目立った点」で勧められているこれらの書を読めば,確かにエホバの証人とその仲間は,週ごとの神権宣教学校で行なわれる同じ聖書的資料の勉強から,一層の益を受けることができます。さらに,学校のプログラムで「聖書朗読からの目立った点」を話すよう割り当てられる兄弟も,「聖書の目立った点」という特別な記事を使うことができ,聖書に関連した質問に答えたり,教訓となる事柄を指摘したりするのにたいへん便利です。―ローマ 15:4。
[7ページの図表]
エズラ記,ネヘミヤ記,エステル記に出てくるペルシャの王たち
統治期間 世俗名 聖書に出てくる名前 参照聖句
(西暦前)
550-529ごろ キュロス大王 キュロス エズラ 1:1; 4:5
529-522 カンビュセス2世 アハシュエロス エズラ 4:6
522(8か月) ガウマタ(スメルディス) アルタクセルクセス エズラ 4:7-23
486-474 クセルクセス1世 アハシュエロス エステル記