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「バビロンは倒れた!」イザヤの預言 ― 全人類のための光 I
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そして,いま,人の乗った戦車が,一対の乗用馬に引かれてやってきます!』」(イザヤ 21:8,9前半)
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「バビロンは倒れた!」イザヤの預言 ― 全人類のための光 I
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13,14 (イ)古代バビロンはどうなりますか。バビロンの偶像はどんな意味で砕かれますか。(ロ)大いなるバビロンはどのように,またいつ同様な倒壊を経験しましたか。
13 イザヤの幻に出てくる見張りの者は,一台の戦車が前進しているのを見ます。どんなニュースがあるのでしょうか。「彼は語って言いはじめた,『彼女は倒れた! バビロンは倒れた。その神々の彫像を神はことごとく地に砕かれた!』」(イザヤ 21:9後半)何と胸の躍る報告でしょう。この,不実にも神の民から奪略する者は,ついに倒れたのです。c しかし,バビロンの彫像や偶像はどんな意味で砕かれるのですか。メディア-ペルシャの侵入者たちは行進してバビロンの数々の神殿に入り,無数の偶像を打ち砕くのでしょうか。いいえ,そうしたことは必要ではありません。バビロンの偶像の神々は,都を保護する力のないことを暴かれるという意味で砕かれるのです。そしてバビロンは,もはや神の民を虐げることができなくなるとき,倒壊を経験します。
14 大いなるバビロンの場合はどうですか。大いなるバビロンは,第一次世界大戦中に神の民に対する虐待を仕組むことにより,一時期,神の民をいわば流刑状態にとどめました。神の民の宣べ伝える業は事実上,停止させられました。ものみの塔協会の会長をはじめとする主だった役員は,虚偽の告発により投獄されました。しかし1919年に,驚くべき逆転が生じました。役員たちは刑務所から釈放され,本部事務所は再開され,宣べ伝える業も再び開始されたのです。そのようにして,大いなるバビロンは,神の民を捕らえておく力を砕かれたという点で倒れました。d この倒壊は,「啓示」の書の中で二度,み使いにより,イザヤ 21章9節の発表の言葉を用いて布告されています。―啓示 14:8; 18:2。
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