レッスン05
聖書は神からのメッセージ
エホバは聖書という素晴らしい贈り物を下さいました。聖書は66の書を1つにまとめたものです。では,聖書はどのように書かれ,どのようにして私たちが読めるようになったのでしょうか。調べてみましょう。
1. 聖書は人間が書いたのに,神からのメッセージだと言えるのはどうして?
聖書は,紀元前1513年から西暦98年までの約1600年の間に,40人ほどの人たちが書きました。いろいろな職業や生い立ちの人が書きましたが,矛盾している所は全くありません。なぜかというと,聖書全体が神からのメッセージだからです。(テサロニケ第一 2:13を読む。)書いた人たちは自分の考えを書いたのではなく,「聖なる力に導かれて,神からの言葉を」書きました。a (ペテロ第二 1:21)神が聖なる力を使って,自分の考えを人間に書かせたということです。(テモテ第二 3:16)
2. どれほどの人が聖書を読める?
聖書に書かれている良い知らせは,「あらゆる国や民族や言語や種族の人々」のためのものです。(啓示 14:6を読む。)神は聖書がほかのどんな本よりも多くの言語で読めるようにしました。世界中のほとんどの人が,自分の話す言語で聖書を読むことができます。
3. 私たちが読めるように,エホバは聖書をどのように守ってきた?
聖書は元々,羊皮紙やパピルスなど長持ちしないものに書かれました。聖書を大切に思う人たちが,それを繰り返し書き写しました。権力者たちが何度も聖書を世の中からなくしてしまおうとしましたが,命懸けで聖書を守った人たちがいました。エホバは自分のメッセージが確実に私たちに届くようにしてきました。聖書にある通り,「私たちの神の言葉は永遠に存続」します。(イザヤ 40:8)
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神はどうやって聖書を人間に書かせ,守り,全ての人が読めるようにしてきたのでしょうか。
4. 聖書が神からのメッセージであることは,聖書そのものに書かれている
動画を見てください。それからテモテ第二 3章16節を読んで,次のことを考えましょう。
聖書は人間が書いたのに,神の言葉と言われているのはどうしてですか。
神が人間に自分の考えを伝えることは可能だと思いますか。
5. 聖書は今の時代まで守られてきた
聖書が神からのメッセージなら,神によって守られるはずです。これまで多くの権力者たちが聖書を世の中からなくそうとしてきました。聖職者たちは聖書を一般の人に読ませないようにしました。しかし多くの人が,反対されたり脅されたりしても,命懸けで聖書を守ろうとしてきました。そのようにしたある人を取り上げた動画を見て,次のことを考えましょう。
聖書を命懸けで守ろうとした人たちがいると思うと,聖書にどんなことが書いてあるのか読んでみたいという気持ちになりませんか。
詩編 119編97節を読んで,次のことを考えましょう。
多くの人が命懸けで聖書を翻訳して広めたいと思ったのはどうしてだと思いますか。
6. 聖書は全ての人のための本
聖書は最も多くの言語に翻訳され,最も多く出版されてきた本です。使徒 10章34,35節を読んで,次のことを考えましょう。
どうして神は,聖書がたくさん翻訳されて出版されるようにしてきましたか。
聖書のどんなところがすごいと思いますか。
世界中のほぼ
100%
の人が
自分の理解できる言語で聖書を読める
全巻または一部が
3,000
以上の言語で
読める
5,000,000,000
発行部数は推定50億冊に上り,
ほかのどんな本よりも多い
こう言う人もいる: 「聖書は人間が書いた,ただの古い本だ」。
あなたはどう思いますか。
聖書が神の言葉だと言えるどんな理由がありますか。
まとめ
聖書は神の言葉。神は世界中の人が聖書を読めるようにしてきた。
復習
神はどうやって人間に聖書を書かせましたか。
聖書が今の時代まで守られ,たくさん翻訳されて出版されてきたのは,すごいことだと思いますか。
あなたが聖書を読めるように神がしてきたことを考えると,どう思いますか。
見てみよう
聖書が書き写され,翻訳されてきた過程を調べましょう。
聖書が今も存在しているのは,どんな3つの問題を乗り越えてきたからでしょうか。
多くの人が危険を冒して聖書を翻訳しました。
聖書は何度も書き写され,翻訳されてきましたが,原文の通り正確に伝えられてきたのでしょうか。