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「善意の時」イザヤの預言 ― 全人類のための光 II
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「もろもろの民のための旗じるし」
26 エホバは,解放されたご自分の民にどんな導きをお与えになりますか。
26 次にエホバはイザヤを,神の民がバビロンから解き放たれる時代へと預言的に連れて行かれます。その民には,神から何らかの導きが与えられるのでしょうか。エホバはこうお答えになります。「見よ,わたしは諸国の民に向かって手を上げ,もろもろの民に向かって旗じるしを掲げる。すると,彼らは懐にあなたの息子たちを携え,肩にあなたの娘たちを載せて運んで来るであろう」。(イザヤ 49:22)当初の成就においては,かつて政治の中心地でありエホバの神殿の所在地でもあったエルサレムが,エホバの「旗じるし」となります。
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「善意の時」イザヤの預言 ― 全人類のための光 II
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とはいえ,イザヤの言葉にはさらに別の適用があります。
27 (イ)より大規模な成就において,もろもろの民はどんな「旗じるし」に群れ集まりますか。(ロ)諸国民すべてがメシアの支配権に身をかがめざるを得なくなる時,結果はどうなりますか。
27 イザヤ 11章10節は,「もろもろの民のための旗じるし」について述べています。使徒パウロはその言葉をキリスト・イエスに適用しました。(ローマ 15:8-12)ですから,より大規模な成就においては,イエス,および霊によって油そそがれたイエスの共同支配者たちが,もろもろの民の群れ集まるエホバの「旗じるし」です。(啓示 14:1)
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