1996年「神の平和の使者」地域大会
1 今年の地域大会のプログラムは,わたしたちが神の平和を保つのに大いに役立つでしょう。また,神の平和を見いだすよう人々を助ける点でわたしたちの担う役割が説明されます。あなたは,プログラムのどの部分も聞き逃さないようにするため,すでに計画を立てましたか。
2 三日間のプログラム: わたしたちは,皆さんが今年の大会を存分に楽しみ,新たな活力を得て帰途に就かれることを確信しています。(歴代第二 7:10)「目ざめよ!」1996年6月8日号には,日本で開かれる47の大会の日付と開催地が掲載されています。大会は日本語のほかに,英語,中国語,ポルトガル語,スペイン語で開かれ,手話によるプログラムもあります。プログラムは三日間とも午前9時30分に始まり,最終日は午後4時ごろに終わります。
3 現代のエホバの証人の大会の歴史: 現代におけるエホバの民の進歩と増加は,年ごとの大会と密接な関係を持っています。神はご予定の時に,大会を通してご自分の民に霊的な啓発を与え,教理や組織,振る舞いなどに関してより明快な理解を与えてこられました。その都度,神の民は霊的に強められ,より一層神のご意志と調和したものとなるよう整えられてきました。大会における霊的啓発の恩恵に浴したクリスチャンは,その時その場に出席できていたことに深い幸福感を抱いてきました。
4 現代のエホバの証人の大会として際立ったものの一つは,1919年9月にオハイオ州シーダーポイントで開かれた,第一次大戦後初めての大規模な大会です。米国とカナダの約6,000人の聖書研究者が出席したこの大会で,「黄金時代」(現在の「目ざめよ!」)という新しい雑誌が近く発行されるという発表が行なわれました。この雑誌を配布する業に参加したいと思う人が何人いるかと尋ねられた時,6,000人の聴衆がいっせいに起立しました。この大会は聖書研究者たちを行動へと駆り立て,野外奉仕に参加するよう大いに鼓舞するものとなりました。
5 別の際立った大会は,1922年のオハイオ州シーダーポイントの大会であり,「王国」と題する講演の中でラザフォード兄弟は,「王とその王国を宣伝し,宣伝し,宣伝しなさい」という力強い勧めの言葉を述べ,王国宣明の業に一層大きなはずみをつけるものとなりました。
6 1931年のオハイオ州コロンバスの大会では,「エホバの証人」という新しい名称が採択され,兄弟たちは神のみ名と王国をふれ告げる者として,かつてないほどの強い熱意を吹き込まれました。
7 1935年のワシントン特別区での大会の際に,ラザフォード兄弟は啓示 7章9節から17節で言及されている「大いなる群衆」について論じ,それがこの地上で永遠に生きる見込みを持つ人々であるという点を指摘しました。この理解は福音宣明の業に新たな意義を加えると共に,ちょうどその時にエホバの証人の現代の組織の構造に生じ始めていた大きな変化を聖書から説明するものとなりました。その年以降も神の民の成長と増加にはずみを与える幾つもの大会が開かれてきました。
8 現在会衆と交わっている皆さんにとっても,神の民の増加に関連して記憶に残る大会が幾つもあることでしょう。例えば,1968年に開かれた「すべての国の民に対する福音」大会において「とこしえの命に導く真理」(英文)と題する聖書研究のための新しい手引きが発表されました。1969年には日本語版も発表され,6か月間の聖書研究の取り決めが始まりました。この本は後に“青い爆弾”というニックネームで親しまれ,神の民の爆発的な増加に貢献しました。
9 1982年の「王国の真理」地域大会では,「あなたは地上の楽園で永遠に生きられます」と題する聖書研究用の新しい書籍が発表されました。4色刷りのたいへん美しい出版物であり,この記事を読んでいる皆さんの中にはこの本を通して聖書の基本的な真理を学び,神への献身を表明された人も少なくないことでしょう。同大会での際立った発表は,「新世界訳聖書」の日本語版でした。熱烈に歓迎されたこの新しい聖書は,エホバの証人の宣べ伝える業と,人々を教えイエスの弟子にするという使命を果たす上で強力な武器となってきました。
10 1995年の「喜びに満ちた賛美者」地域大会は,聖書研究用の新しい手引き書が発表されるという点で際立った大会となりました。二日目の最後の話の中で,「永遠の命に導く知識」と題する新しい本が心の正直な人々を献身とバプテスマまで急速に進歩するよう助けるために備えられたと発表されました。この本は,神が地上の組織を通して備えられた時宜にかなった道具として今後神の民の増加に大いに貢献することでしょう。大会一日目に発表された「エホバの証人と教育」というブロシュアーも親と若者,そして教育に携わる方々に多大の益と恩恵を及ぼしてゆくに違いありません。
11 皆さんは「喜びに満ちた賛美者」地域大会で提供されたどのプログラムを思い起こすことができますか。「高齢の立派な人たちを敬う」という劇はすぐに思いに浮かべることができるでしょう。「わたしたちには喜び叫ぶべき理由がある」と題する,イザヤ 35章の預言の適用について考察した話は,現在経験している霊的パラダイスにおいて,また間近に迫った将来の実際のパラダイスにおいて経験できるよう,神が意図してこられた事柄を思い巡らすようわたしたちを助け,喜びと力を与えてくれました。子供をお持ちの皆さんであれば,「自分の子供たちに喜びを見いだす親たち」という話から,親に与えられている責任について教えられた事柄を,子供たちの援助に役立てておられることでしょう。確かに昨年の大会のプログラムすべては,わたしたちが「喜びに満ちた賛美者」であり続けるよう助けるものとなってきました。
12 「神の平和の使者」大会を心待ちにする: 今年の地域大会からわたしたちはどのような啓発や励みを得ることができるでしょうか。一日目は,「神の平和の使者たち ― 集い合ってさわやかさを得る」と題する,大会司会者による話で始まります。午前最後の「神はわたしたちに何を求めていますか」という話を通して,わたしたちは「神の平和の使者」として幾百万もの人々を援助する際に用いられる情報を与えられ,熱心に業に携わるよう鼓舞されることでしょう。午後には,「娯楽に潜むわなに警戒しなさい」という主題のシンポジウムが行なわれます。サタンと悪霊たちが神の民を堕落させ,捕らえるために用いる狡猾なわなに注意が向けられるでしょう。これは神の平和を保つことを願うクリスチャンにとって,聞き逃すことのできない話です。
13 大会二日目の午前には,「平和の良いたよりを携える使者」という主題の下に三つの部分から成るシンポジウムが提供されます。「神の平和の使者」として協会の出版物を野外で一層効果的に用いるための実際的な提案が与えられます。午前の結びには,「献身とバプテスマによって得る命と平和」という主題の献身とバプテスマの話が行なわれます。新たに「神の平和の使者」として叙任される大勢の人々を目撃するのは何と大きな喜びでしょう。午後には,「平和の神は,あなたを顧みてくださる」という主題のシンポジウムが予定されており,様々な困難な状況の下でどのようにエホバの支えを得,忠実な歩みを続けることができるかについての慰めを与える心温まる話とインタビューが提供されるでしょう。その日の結びに行なわれる「家族生活で神の平和を追い求めなさい」と題する話は,出席者一人一人に真の導きと知恵,そして特別な喜びを与えるものとなるでしょう。
14 最終日の午前には,「神権的な取り決めに敬意を払うのはなぜですか」という劇が上演されます。聖書中の出来事を織り交ぜた現代劇であり,裁き人ギデオンに関する出来事から現代的な教訓を学ぶ機会となるでしょう。この劇に備え,裁き人 6章11節から8章28節を個人で,また家族でお読みになっておかれるようお勧めします。午後には,「ついに訪れる真の平和 ― どこから来ますか」と題する公開講演が行なわれます。そして,「神の平和の使者として前進する」という心を鼓舞する結びの話で大会は閉じられます。これまで同様,今回の大会も神の民の歴史の中で記憶に残る大会の一つとなるでしょう。また,その場に身を置き,プログラムから益を受けるのは何と大きな特権でしょう。
15 あなたは研がれるようにしますか: 「ものみの塔」1993年8月15日号は,箴言 27章17節の,「鉄はまさしく鉄によって研がれる」という言葉を引用した後,こう述べています。「わたしたちは定期的に研ぐ必要のある道具に似ています。エホバへの愛を表わし,信仰に基づいた決定を下すなら,世と異なることになるのですから,わたしたちは言わば,常に大半の人とは異なる道を切り開いてゆかなければならないのです」。この助言をどう当てはめることができますか。
16 わたしたちは世と異なっていますし,そうあるべきです。りっぱな業に熱心であるには,世と異なった者になるよう絶えず努力しなければなりません。(テトス 2:14)だからこそ,前述の「ものみの塔」誌には,続けてこう記されています。「エホバを愛する人たちと共にいるなら,わたしたちは互いを研ぐ,つまり,互いに愛とりっぱな業とを鼓舞し合うことになります」。地域大会は,わたしたちが霊的に研ぎ澄まされた状態を保つための,エホバの備えの一つです。
17 賢い者は聴く: 話の聴き方は,身につけなければならない一つの技術です。普通の人は,たとえどんなに注意深く耳を傾けたと本人が思っていても,聞いたことのせいぜい半分ほどしか覚えていないと言われています。わたしたちは,気が散らされる時代に生活しているため,長時間注意を集中するのが難しく思えるときもあるでしょう。わたしたちすべては,どうすれば大会のプログラムで提供されるそれぞれの部分に耳を傾け,細心の注意を払う能力を改善できますか。
18 鋭い関心を払うことは肝要です。そうしなければ,記憶力という神からの賜物は効率よく働かないからです。例えば,あるテーマに対する関心が高ければ高いほど,話やプログラムの要点を覚えるのは,それだけ容易になります。しかし,かなりの部分は,地域大会で聞く事柄に普通以上の注意を払うかどうかにかかっています。大会の各々のプログラムに鋭い関心を払い,目ざとくあることは,わたしたちの現在の霊的な状態と将来の見込みに関係があります。わたしたちは大会でエホバの道について教えられ,命を救う業を果たすための指示を受けます。(テモテ第一 4:16)自分を暴風で荒れる海に浮かぶ一隻の船とみなしてください。エホバの約束は揺るがぬ希望の錨です。もしある人が,キリスト教のプログラムに注意を払わず,思いが漂うに任せるなら,その人は,霊的な破船を未然に防いだはずの助言や指示の肝要な点を聞き逃してしまうかもしれません。―ヘブライ 2:1; 6:19。
19 大会のプログラムにいっそう注意を払い,提供されるものをより多く覚えておくうえで,どんな実際的な提案が役立つでしょうか。(イ)大会に出かけるおもな理由に重点を置きます。それは聴いて学ぶことです。(申命記 31:12)毎晩,十分の休息を取るようにしましょう。疲れ切って大会に来るなら,集中するのは困難でしょう。(ロ)車を利用する方は,プログラムが始まる前に,車を駐車場に入れ,席に着くための十分の時間を見込んでおいてください。ぎりぎりになって慌てて席に着くなら,たいてい初めの部分を幾らか聞き逃すことになるでしょう。(ハ)簡潔なノートを取って,かぎとなる点を書き留めましょう。ノートを取りすぎると,話をよく聴けなくなる場合があります。ノートを取るときは,書くことに気を取られて,他の要点を聞き逃さないようにしてください。(ニ)大会の各部分が紹介されるとき,大きな期待を抱いてください。こう自問しましょう。『この部分から,エホバへの感謝や愛を深めるどんな点が学べるだろうか。その情報は,新しい人格をなおいっそう表わすうえで自分にどう役立つだろうか。自分の宣教を改善するうえでどう役立つだろうか』。
20 わたしたちの奉仕の務めを飾る行状や服装: パウロはテトスに「りっぱな業の手本」となるよう励ましました。テトスは自分の教えに腐敗のないことを示すことで,「すべての事においてわたしたちの救い主なる神の教えを飾る」よう,他の人を援助することになっていました。(テトス 2:7,10)わたしたちは毎年,大会への行き来の際,またホテルやレストラン,それに大会会場にいるときにも敬虔な行状がたいへん重要な理由について,思い出すための親切な諭しを与えられています。昨年も,わたしたちのもとに心温まる意見が寄せられました。あるホテルの支配人は,こう述べました。「エホバの証人の方に泊まっていただいていつも光栄に思っています。皆さんは辛抱強く,協力的で,お子さんをよく監督しているからです」。
21 わたしたちの服装は,自分の人柄や,他の人に対してどんな気持ちを抱いているかということをかなりの程度,明らかにします。昨年,大会が終わってから届いた一通のメモには,プログラムに対する感謝の言葉がつづられていましたが,「丈の短い服や,襟ぐりの深いトップや,深いスリットの入ったスカート姿の若い女性がとても多いのはどういうわけか,とも思いました」と添えられていました。確かに,わたしたちすべては,大会でも,プログラム終了後に交わるときでも,クリスチャンの奉仕者にふさわしい服装をしたいと思っています。使徒パウロがクリスチャンにあてた,「よく整えられた服装をし,慎みと健全な思い」とをもって身を飾るようにという助言を振り返るのは,いつでもわたしたちの益となります。―テモテ第一 2:9。
22 慎みのある,「よく整えられた」服装とはどんな服装かを見極めるのはだれですか。ある辞書は,慎み深いという言葉を「控え目である」と定義しています。協会も長老たちも,服装や身繕いについて規則を定めることはしません。ですが,どう見ても慎みや品位が欠けているのはどんな服装か,ということは,クリスチャンにとって明らかなはずではないでしょうか。(フィリピ 1:10と比較。)世の傾向や挑発的なものを避け,好感を与える外観を保たなければなりません。良いたよりの奉仕者であるわたしたちは,地域大会開催都市にいるときのふさわしい服装と身繕いによってエホバに誉れを帰し,エホバの組織の良い評判に貢献できます。それで親は手本を示し,次いで子供が大会にふさわしい服装をしているかどうかを見届けます。長老たちも良い手本を示し,必要であれば親切な助言を与えたいと思うことでしょう。
23 座席: 健康面で特別に助けを必要とする兄弟姉妹の数は増えています。車椅子で大会に来て,家族による世話を必要とする人もいます。心臓病や発作を伴う病気のため,様々な薬の投与を受けている人もいます。これら愛すべき兄弟姉妹が,霊的食物を少しも聞き逃すまいと決意している様子を見ると,心温まる思いがします。しかし時折,ある人たちは大会中に発病し,援助できる家族や会衆の成員がいない,という問題が生じました。持病のある人を世話する責任は,おもに家族や近親者が担います。大会の救護部門は,持病のある人を世話するために設けられているのではありません。もし,あなたの家族に特別な世話を必要とする人がいるなら,緊急な事態が生じたときにその人が独りきりにならないよう見届けてください。長老たちは,健康面で特別に助けを必要とする人が会衆にいるかどうか気を配り,そのような人を世話するための取り決めが事前に設けられるよう見届けてください。
24 大会での食物の必要: 自分で食べ物を持参することの益について,多くの好意的な意見が寄せられました。ある兄弟はこう書きました。「この方法が計り知れない霊的な益を及ぼしていることは,はっきり分かります。これで,関係していた時間やエネルギーすべてを霊的な事柄に振り向けることができます。良くなかった,という意見は一切聞いていません」。こう書いてきた姉妹もいます。「親愛なる兄弟たち,皆さんはクリスチャンであるわたしたち一人一人に,自分を吟味し,生活を簡素にして神権的な活動を増し加える方法を探るよう,手本によって励ましてくださいます」。さらに,「プログラムのあとには,平和で,静かで,楽しい雰囲気がありました」と書いた姉妹もいます。そうです,銘々が食事を午後まで持つ分だけ持参することができたのです。
25 今年も給食は行なわれません。数分の時間を割いて,「王国宣教」1995年3月号の折り込みを復習し,大会に持参できる,実際的で栄養価のある食べ物に関する提案を思い起こすことができます。忘れないでいただきたい点として,ガラス製の容器やアルコール飲料を大会会場に持ち込むことはできないということがあります。小型のクーラーボックスが必要な場合,自分の座席の下に収まるようでなければなりません。王国会館での集会のときと同様,大会のプログラムの最中は常に飲食を慎みます。こうしてわたしたちは,崇拝の取り決めと,備えられる霊的食物に対する敬意を身をもって示します。
26 大会での給食は廃止されましたが,施設を借り,駐車場を確保し,他のこまごまとした事柄を賄うためにかなりの費用がかかることに変わりはありません。そうした経費は,わたしたちの自発的な寄付で賄われます。一人の姉妹は,あまりお金はありませんでしたが,十代の子供たちと共に大会に来ました。それでも,この姉妹と子供たちは,少額の寄付をして大会の出費を賄いました。この点でどうするかという決定は個人的な事柄ですが,思い出させるためのこうした諭しの価値は理解していただけるものと確信しています。―使徒 20:35。コリント第二 9:7。
27 間もなく,最初の「神の平和の使者」地域大会が始まります。出席するための準備は整いましたか。三日間の喜ばしい交友と霊的な良いものを楽しむ用意はできていますか。この夏の大会に集うために払う皆さんの努力をエホバが祝福してくださるよう,心からお祈りいたします。
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地域大会の覚え書き
バプテスマ: バプテスマ希望者は,大会二日目午前のプログラムが始まる前に,指定された区画の席に着くようにしてください。バプテスマを受ける予定の人は,各自慎み深い水着およびタオルを持参してください。「わたしたちの奉仕の務め」の本の質問をバプテスマ希望者と考慮する会衆の長老たちは,各自がこれらの点を理解していることを確かめておきたいと思うことでしょう。話し手によるバプテスマの話と祈りの後,ステージ司会者は希望者に手短な指示を与え,歌を紹介します。最後の節を歌った後に,会場整理係は希望者を浸礼場まで誘導します。献身の象徴としてのバプテスマは,当人とエホバとの親密で個人的な性質の事柄ですから,二人以上が抱き合ったり手をつないだりしたままバプテスマを受けるような取り決めはありません。
バッジ: 大会中また大会会場への往復の途中,大会のバッジを着けてください。そうすれば,旅行中に優れた証言を行なう機会の開かれる場合が少なくありません。バッジやバッジケースは大会会場では入手できませんので,会衆を通して求めておく必要があります。自分や家族のためのバッジが欲しいと,大会の数日前に初めて申し出ることがないようにしてください。ご自分の最新の「医療上の宣言」証書を忘れずに携帯してください。
宿舎: 宿舎を必要とする方は,会衆の書記から「1996年地域大会宿舎請求書」(CO-5)を入手することができます。会衆の書記は,「1996年地域大会宿舎請求書」の必要数を確かめ,宿舎本部に手紙で必要数の送付を依頼してください。宿舎をキャンセルしなければならないなら,直ちにその旨を宿舎の家主かホテル,および大会の宿舎本部の両方に知らせてください。そうすれば,その部屋を別の人に割り当てることができます。
ベビーカーと屋外用のいす: ほとんどの場所では,公の集まりの場でベビーカーを使用することはできません。ベビーカーを通路や廊下,もしくは座席の列の間に置くことは消防法令その他の法律に触れる場合も出てきます。大勢の人が集まると混雑するので,ベビーカーは赤ちゃんにとって危険なだけでなく,だれかがつまずいて転ぶ危険もあります。ですから,ベビーカーは大会会場に持って来ないでください。しかし,チャイルドシートを用いることは差し支えありません。親の隣の座席に固定できるからです。また,屋外用のいすは持って来ないでください。危険ですし,大きな公共施設での使用は許可されていません。こうした点でのご協力に感謝いたします。
自発奉仕: 給食の廃止に伴い,以前に給食関係の部門で奉仕していた多くの人は,ほかのところで自発奉仕が行なえることにお気づきかもしれません。大会でいずれかの部門を援助するために自分の時間をいくらか充てることができますか。ほんの数時間しか働くことができなくても,兄弟たちに仕えることは大きな助けになり,大きな満足をもたらします。もし援助できるなら,大会会場の自発奉仕部門においでください。16歳未満の子供も,親または責任ある大人の指導のもとで共に働くことによって立派に貢献できます。
注意事項: 不必要な問題を防ぐため,生じ得る問題に常に注意を払ってください。窃盗や悪らつな者たちは,よそから来ている人々をねらう場合が少なくありません。いつも必ず車に鍵をかけておいてください。侵入者の行動を誘うような物を車内の見えるところに置いたままにしないでください。窃盗も,すりも,人の大勢集まる場所に目を付けます。座席に貴重品を置いておくのは,賢明なことではありません。周りの人が皆クリスチャンであるとは限りません。わざわざ他の人に悪い考えを起こさせる必要があるでしょうか。外部の人が子供たちを連れ出そうとしたことも報告されています。お子さんがいつも皆さんの目の届く範囲にいるようにしてください。
多くのホテルで見ることのできるテレビやビデオは,わいせつなポルノ番組を流していることが少なくありません。このわなにも注意を払い,部屋で子供たちが勝手にテレビを見ることを許してはなりません。