再び力を得て,疲れ果てることがない
「神は疲れた者に力を与えておられる。活動力のない者にみなぎる偉力を豊かに与えてくださる」― イザヤ 40:29。
1,2 クリスチャンとマラソン走者の共通点をどのように説明できますか。
約1万6,000人の競技者から成る人の波が,1984年10月のある朝,一斉に通りに躍り出て,ニューヨーク・シティー・マラソンの幕が切って落とされました。決勝点は約42.2㌔かなたにありました。その日は季節はずれの暖かい秋の日になり,息苦しくなるほどの暑さと高い湿度とで走者のエネルギーは奪い取られ,その耐久力が試みられました。最も優秀な選手たちにとってもそのレースは体力を消耗する闘いとなりました。疲れ果てて競走から落伍した走者は多く,2,000人ほどの人は完走できませんでした。完走した人は極めて困難な状況を克服しました。
2 クリスチャンも競走に参加しています。その賞は永遠の命です。しかも,マラソン走者と同じく,クリスチャンはまさに決勝点に至るまで闘わなければなりません。忍耐が必要です。力を保ち,疲労を避けなければなりません。命のためのわたしたちの競走は,短距離の全力疾走よりも,長距離走に似ています。パウロはコリントにいた仲間のクリスチャンたちに,「競走の走者はみな走りはしますが,ただ一人だけが賞を受けることを,あなた方は知らないのですか。あなた方も,それを獲得するような仕方で走りなさい」と述べました。(コリント第一 9:24)精力的に励みながら走るのがクリスチャンの走り方です。―ルカ 13:24。
3 どのようにしてのみ,クリスチャンは競走が終わるまで精力的なペースを保つことができますか。
3 しかし,『競走の決勝点までそのようなペースを保つことができるだろうか』と首をかしげる人がいるかもしれません。自分自身の力でそのようにできる人は一人もいません。賞を得るためには,活動力のまさに源であられるエホバ神からその力をいただかなければなりません。―ヨブ 36:22。詩編 108:13。
エホバ ― 活動力の源
4 預言者イザヤによれば,ご自分の僕たちを支えるエホバの力を信頼できるのはなぜですか。
4 エホバは確かにご自分の僕たちを支えることがおできになります。全能者はその預言者イザヤの口を通して,ご自分の能力に限界がないことと,ご自分の強力な業が他の追随を許さないものであることについて語られました。こう述べておられます。「あなた方の目を高く上げて見よ。だれがこれらのものを創造したのか。それは,その軍勢を数によって引き出しておられる方であり,その方はそれらすべてを名によって呼ばれる。満ちあふれる活動力のゆえに,その方はまた力が強く,それらの一つとして欠けてはいない。……あなたはまだ知るようになっていないのか。聞かなかったのか。地の果てを創造された方,エホバは,定めのない時に至るまで神である。神は疲れ果てることも,うみ疲れることもない。その理解は探り出すことができない」― イザヤ 40:26-28。
5,6 エホバの活動力を証拠立てる幾つかの実例を挙げてください。
5 有限なものから無限なものに至るまで,エホバの創造の力の表われは畏怖の念を起こさせます。例えば,わたしたち人間を含め,すべての物質を構成する建築用ブロックとも言えるもの,つまり原子のことを考えてみてください。原子は微小な物で,1滴の水の中には1,000兆の10万倍の原子が含まれています。ところが驚くべきことに,原子核の内部には,地中に深さ32階相当,幅約400㍍の穴を空けるほど強力な爆発を引き起こすこともあるエネルギーが秘められています。
6 大きさの尺度のもう一つの極として,太陽のことを考えてみてください。重量をトンで表わすと莫大な数字になるこの原子炉が,わたしたちの太陽系に熱を供給しています。微小な原子から得られるエネルギーがその燃料となっているのです。植物,動物,人間など,地上にいる生物すべては天のその巨大な動力炉から出るエネルギーに依存していますが,太陽エネルギーのうち実際に地上に届くのはごく少量にすぎません。ところがそれで命を支えるには十分なのです。天文学者のフレッド・ホイルは自著「天文学」の中でこう書いています。「太陽エネルギーのうち地上に届くのは全体のごくごくわずかな分量である ― 約100兆分の5と言われる ― が,世界の産業で用いられるエネルギー全体の約10万倍にも相当する」。
7 エホバの創造物に明らかに見られる力についてよく考えたあと,わたしたちはエホバについてどう感じるはずですか。
7 それでも,太陽は銀河系を構成する無数の恒星の一つにすぎず,しかも大きさは中程度なのです。それに加えて,天文学者たちは,現在知られている宇宙には約1,000億個の星雲があると判断しています。考えるだけでも気の遠くなるような話ではないでしょうか。エホバが『独りで天を張り伸ばした』ことについて熟考したあと,人間ヨブが,神は「探りようのない大いなることを行ない,くすしいことを数知れず行なっておられる」と述べたのももっともなことです。―ヨブ 9:8-10。
エホバはあなたに活力を与えることができる
8 (イ)エホバの力を十分に得ることができるのはどんな人だけですか。なぜですか。(ロ)イザヤ 40章29-31節の約束はどのように信仰を強めますか。
8 エホバの真の崇拝者たちは,宇宙を創造し維持している活動力のこの源泉となっておられる方から,自由に,また十分に力を得ることができます。エホバの僕たちは,エネルギー危機を心配することなく,『その聖霊による力をもって強くされる』のです。(エフェソス 3:16。詩編 84:4,5)実のところ,わたしたちが命のための競走に勝つかどうかは,神の強大なみ手の後押しでわたしたちが決勝点を越えるところまで運ばれるという全幅の信頼を抱くことに依存しています。エホバはわたしたちに活力を与えることがおできになるのです。預言者イザヤがエホバについて述べる言葉の通りです。「神は疲れた者に力を与えておられる。活動力のない者にみなぎる偉力を豊かに与えてくださる。少年は疲れ果てることもあり,うみ疲れることもある。また,若者も必ずつまずくであろう。しかし,エホバを待ち望んでいる者は再び力を得る。彼らは鷲のように翼を張って上って行く。走ってもうみ疲れず,歩いても疲れ果てることがない」。(イザヤ 40:29-31)この言葉を読むだけでわたしたちの霊は燃え立たせられます!
9 エホバは,『山のような』問題に関して,どのようにあなたを助けることができますか。
9 真の崇拝に対する熱意を阻もうとする一見大きな問題に直面したときは,自分が小さく,取るに足りない者であるように感ずるかもしれません。絶望してはなりません。天の全能の父に目を向けることです。その方は『ご自分を待ち望んでいる者すべて』を強めてくださいます。原子を創造した方にとって,それら「山」を動かすほどに強い活動力をご自身の民に吹き込むことは不可能でしょうか。そのようなことは全くありません!―マルコ 11:23。
10 (イ)クリスチャンの走者はどんなことで疲れ果ててしまうことがありますか。(ロ)サタンはあなたに何をさせたいと思っていますか。
10 一方,あるクリスチャンは,クリスチャンの原則に対する敬意をむしばむような世の圧力と日々闘うことに疲れ果て,命のための競走で速度を落としたい,あるいは競走をやめたいと感ずるまでになるかもしれません。病気,経済的な破たん,家族の問題,孤独,他の困難な問題のためにも落胆させられることがあります。そして落胆は,ちょうど焼けつくように暑い日がマラソン走者のエネルギーをたちまち干上がらせてしまうように,クリスチャンの力を急速に奪い去ってしまうことがあります。大敵対者である悪魔サタンはそうしたものを用いて,エホバの僕としてのあなたの忠誠を打ち砕こうとしています。(ペテロ第一 5:8)悪魔がそのようなことをするのを許してはなりません! 天の無数の星雲を創造された方に頼り,霊的なエネルギーを補充していただくのです。エホバはあなたを支えることができます。―詩編 37:17; 54:4。
11 ダビデが障害に立ち向かった時の方法から何を学べますか。
11 ダビデは障害に直面した時,エホバが新たな活力の源であられることにいつも気づかされました。聖霊によって再び元気づけられたダビデは,そのようにしてどんな反対をも『よじ登って乗り越える』ことができました。ダビデは,「あなたによって,わたしは略奪隊に向かって走ることができ,わたしの神によって,城壁をよじ登ることができる(の)です」と述べ,「神によってわたしたちは活力を得,神ご自身がわたしたちの敵対者を踏み砕かれるのです」とも言明しています。(詩編 18:29; 60:12)エホバはあなたにも同じようにすることができます。
霊的な疲労と闘う
12 (イ)霊的な疲れをすぐに取り除くべきなのはなぜですか。(ロ)霊的な疲労の症状にはどんなものがありますか。(ハ)霊的に疲れた人々を生き返らせるためにエホバはどんな備えを設けられましたか。
12 わたしたちは霊的な疲れを示す兆候に素早く気づかなければならず,気づいたあとは同じほど素早くそれに対処しなければなりません。なぜでしょうか。とこしえの命という賞を得るのは,『狭い戸口を通って入るため,精力的に励む』少数の人々,つまり決勝点を通過する走者だけだからです。(ルカ 13:24。フィリピ 3:12,13)「霊的な疲労と闘うための幾つかの方法」という題の,次のページの囲み記事を調べてください。自分自身や家族に幾つかの症状が認められますか。もしそうであれば,調整を加えるために直ちに方法を講じてください。列挙されているエホバの備えから力を得ることにより,ご自分の霊性が再び活力を帯びるようにしてください。
13,14 (イ)どんな模範は,わたしたちの霊的な力を一新するための助けとなりますか。(ロ)一人の全時間のエホバの僕の助言は,わたしたちが競走にとどまる上でどのように助けになりますか。
13 聖書に記録されている,勝利を収めた神の僕たちの例に見倣うことにより,疲れ果ててしまう傾向に抵抗できます。終わりまで耐え忍んだ男女は老若を問わず大勢います。ヘブライ 11章4節から40節のような聖句を読んで,そうした僕たちのことを調べてください。同様に,現代においても,疲れることなくエホバに仕えつづけている愛すべき兄弟姉妹たちは大勢います。
14 米国の南部に住むジョージは,疲れ果てることのないクリスチャンの走者の一例です。この人はとこしえの命を目指す競走を50年以上行なっていても,まだ強さを保っています。この兄弟はどんな助言をわたしたちに与えているでしょうか。
「組織に堅く従いなさいと強く申し上げたいと思います。エホバが任命なさった方イエス・キリストが組織を運営しておられることを忘れるべきではありません。ですから,ごく身近にいる人が不忠実になったとしても気落ちしてはなりません。十分理解できないことや,受け入れ難いことがあったとしても,しばらくすれば解決されるという信頼感を抱くことです。エホバの組織のおかげで私たちはここまでやってくることができました。この組織が新体制まで私たちを導くことに信頼を置いてください」。―ヨハネ 6:66-68。
15 りっぱな模範を通してわたしたちの霊をさわやかにするには,何をしなければなりませんか。
15 あなたの交わる会衆にも,かけがえのないそのような人たちが何人かおられるに違いありません。あるいは,巡回大会でそのような人たちに会うことができます。彼らに話しかけてみてください。彼らから学んでください。それに加え,「年鑑」や「ものみの塔」誌,それに,ものみの塔の他の出版物にも,忠実な他の人たちの模範が載せられています。それらの記述を読み,そうした経験からどのように力が得られるか体験してみてください。
長老たち ―「強める助け」となってください
16 (イ)長老たちは仲間のクリスチャンが再び力を得るようどのように助けることができますか。(ロ)長老たちは励ましや諭しを与える際,どんなことに注意を払う必要がありますか。
16 特に会衆の長老たちは,弱ってゆく兆候の見られる成員を助ける面で機敏でなければなりません。イザヤ 35章3節は優れた諭しを与え,「あなた方は弱い手を強くし,よろけるひざをしっかりさせよ」と述べています。では,長老の皆さんはその点でどのように自分の分を果たすことができますか。その一つの方法は,注意深く観察することです。速力が落ちているように見える状況を生み出した真の理由をさぐることです。その人のために特別にあつらえた実際的で聖書的な提案を差し伸べましょう。しかし注意深くあってください。兄弟を励ますべきであって,落胆させてはなりません。a ですから,だれかほかの人にあなたの良心を押し付けたり,ある個人に圧力をかけてあなたの解決策に従わせたり,あなたの個人的な見解を取り入れたがらない人を未熟なクリスチャンと決めつけたりしないようにしましょう。長老たちの諭しと励ましは,聖書に基づいていなければなりません。会衆の,不要な規則を押し付けて,仲間の走者の速力を落としたいとは思いません。―マタイ 11:28,29をマタイ 23:2-4と比べてください。
17 長老たちは,仲間のクリスチャンの速力を落とすために意図されたサタンの策略をどのように阻むことができますか。
17 長老たちは,ためらうことなく会衆の成員をほめることにより,キリストの追随者としてのりっぱな模範を示すことができます。自分が本当に望まれ,必要とされていると会衆の成員に感じさせるようにしましょう。サタンの体制は,クリスチャンに無力感を味わわせようといつでも待ち構えています。命を目指す競走のこの時点において,わたしたちの兄弟たちが必要とするのは,批判ではなく,声援を送って勝たせてくれる友です。例えば,中年のある姉妹の心は開拓奉仕をやめざるを得なかった時でも全時間奉仕に戻りたいという願いで燃えていましたが,経済的な事情のために戻ることができませんでした。一人の長老は,悪気はなかったものの,やや批判的な調子で,「いつから開拓奉仕を再開するつもりですか」とその姉妹に尋ねました。その姉妹は簡潔に,「主人が家賃を払えるようになった時です」と答え,その長老を驚かせました。長老は,主に夫の収入が姉妹の開拓奉仕を経済的に支えていたことに気づかず,そのことをあとになって知りました。ところが,夫は雇用者からクリスチャンにとって疑わしく思える仕事を言いつけられることが多くなったので,良心に動かされ,別の職業を探すようになりました。その人の年齢で仕事を探すのは簡単ではありませんでした。それでその夫は給料の安い仕事に就かなければならず,そのために妻が全時間働くことが必要になったのです。
18 長老たちはどのような仕方で,「強める助け」となることができますか。
18 前述の経験から,長老は仲間のクリスチャンに助言を与えることをためらうべきだということになりますか。そうではありません。むしろ,助言や励ましが必要な場合,長老は上辺の様子を見るだけではなく,兄弟たちの現実の状況を識別しなければならないということです。(ヤコブ 2:15,16)このようにして長老たちは会衆内で「強める助け」となることができます。―コロサイ 4:11。
19 開拓者が疲れ果ててしまわないように助けるため,あなたは何をすることができますか。
19 速度を上げ,正規開拓者になった王国伝道者の数は増えています。群衆の叫び声は,再び力を得るようマラソン走者を励ますことができます。ではあなたは,会衆内の開拓者に声援を送って勝たせるため何を行なっていますか。ダグとジョアンは全時間奉仕を生涯の仕事にしていました。ほかの人たちがこの二人に,「いつごろお子さんを作られる予定ですか」とか,「いつになったら落ち着いた生活をするのですか」と尋ねるなら二人を落胆させることになるかもしれません。しかし,仲間の証人たちが,「りっぱな業をお続けください。この会衆に開拓者としてお二人がいてくださることをわたしたちはうれしく思います」と述べて精神的支援を与えるならどうなるでしょうか。霊的な疲労を避けることができるだけではなく,開拓奉仕において鷲のように舞い上がるよう助けられます。―イザヤ 40:31と比較してください。
開拓者が再び力を得ることのできる方法
20,21 幾人かの全時間奉仕者はどのように再び力を得ていますか。
20 フレデリックとマリアンというこの夫婦の言葉に耳を傾けてください。この二人は再び力を得る方法を知っています。その夫婦は中央アメリカのある国で宣教者として奉仕しており,共に70歳代です。夫のほうは1946年に,妻のほうは1950年に宣教者の奉仕を始めました。二人がエホバへの奉仕を続けられるのはなぜでしょうか。フレデリックは「エホバへの愛と他の人を助けたいという願いとに加えて,永遠の命の目標をいつも思いに留めていることです」と答えています。その妻は,『神の約束のおかげで続けることができました』と答えています。どのようにしてこの二人は疲れ果てないようにしているのでしょうか。夫は,「自分の割り当てがどんなものであっても,それに忙しく没頭することです」と助言していますし,妻のほうは,「神権的な活動を常に持つこと」を勧めてから,「年を取ると,したいことをすべて行なえるわけではありません。そのような状態のためにいら立つこともあり得ますが,私はそのことについて祈りの中でエホバにお話しします」と付け加えています。フレデリックは,「私たちは毎晩エホバに祈り,エホバに助けを求めています」という優れた忠告を一言述べて結論としています。―ペテロ第一 4:7。
21 ラボニアは現在67歳で,これまで20年間正規開拓奉仕を行なってきました。昨年は病院で15日間過ごし,今でも心臓の薬を服用しています。夫や父親を含め,家族数人が死亡したためにこの婦人は喪失感を味わってきました。それでも励みつづけています。どのようにこの婦人は再び力を得たのでしょうか。ラボニアは,「宣べ伝える業に一層十分にあずかれることが実際の助けとなってきました。なぜなら,エホバについて他の人に話すことができるときには,自分の問題を忘れることができ,思いの平安と喜びが得られます。その喜びのおかげで人生は生きる価値のあるものとなります」と述べています。この婦人は開拓奉仕をやめるつもりはありません。それどころか,「他の人がエホバとその壮大な目的について学ぶのを見るのは,私にとって非常な喜びなので,開拓奉仕をやめることについて考えたことさえありません」と言っています。―使徒 20:35。
22 永遠の命を目指す競走に勝つため,わたしたちは何を行ない続けなければなりませんか。
22 人生のこの時点においてわたしたちが開拓者として励むことができるかどうかは別にして,わたしたちはみな活動力の源であられるエホバ,およびその組織との親密な関係を保つことができます。これからもわたしたちの神に忠節な態度で仕えることによって再び力を得てゆきましょう。そうすればハバククのように,こう述べることができます。「主権者なる主,エホバはわたしの活力です。わたしの足を雌鹿の足のようにして……くださるのです」。(ハバクク 3:19)ですからわたしたちは疲れ果てたり,うみ疲れたりすることはありません。競走の終わりが近づいていることを忘れてはなりません。ゴールはすぐそこなのです!
[脚注]
a 興味深いことに,フィリピ 2章1節とヘブライ 6章18節にある励ましに相当する語は,「言葉により優しい影響を及ぼす」あるいは「積極的な,慈しみ深い仕方でだれかに話す」という意味のギリシャ語動詞から来ています。
復習の質問
□ だれだけが,エホバの活動力から自由に力を得ることができますか
□ 霊的な疲労の兆候にはどんなものがありますか
□ エホバのどんな備えはわたしたちが再び力を得るのに役立ちますか
□ 長老たちや会衆の他の人たちは,“競走”にとどまるようどのように開拓者を助けることができますか
[19ページの囲み記事]
霊的な疲労と闘うための幾つかの方法
疲労の症状
□ 飲食,娯楽の追求において自制が欠けてくる
□ 真理に対する熱意が失われ,自己満足の精神を抱く
□ 深刻な疑惑が頭から離れず,いつまでも続く
□ 会衆の集会での交わりをおろそかにする
□ 野外宣教における熱心さと喜びが欠けてくる
□ 長老や組織に対して過度に批判的になる
耐え忍ぶための助け
□ 聖霊による助けを祈り求める ― ルカ 11:13。ガラテア 5:22,23。ペテロ第一 4:7
□ 個人研究 ― 詩編 1:1,2
□ 聖書的な事柄を黙想する ― 詩編 77:12
□ 会衆の集会や大会に定期的に出席する ― ネヘミヤ 8:1-3,8,10。ヘブライ 10:23-25
□ 野外奉仕に定期的に参加する ― 使徒 20:18-21
□ 会衆の長老たちや旅行する監督たちから霊的な助けを得る ― ローマ 1:11,12。ヘブライ 13:17
[17ページの図版]
万物の創造者であられるエホバは,再び力を得るようご自分の証人たちを助けてくださる
[クレジット]
写真提供: 米航空宇宙局