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全世界の報告2007 エホバの証人の年鑑
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スイス
国際都市ジュネーブで,マリーという名の姉妹が中東から来ていた一人の女性に話しかけました。アラビア語を学んでいたマリーは,その言語で,自分は唯一まことの神を信じていると伝えました。するとこの女性は,マリーが話しかけた時,自分は悲しくて祈っていたところだと言い,マリーを抱擁してキスしました。そして,翌日には母国に戻る予定だとのことでした。そこでマリーは聖書を開いてペテロ第一 3章7節を読み,神が女性のことを大切に見ておられるという点を説明しました。また,エホバが望んでおられるのは,夫がみな妻を誉れあるものとし,敬意を示すことですとも伝えました。するとその女性は驚いて,こう言いました。「あなたは人間ではなく,天使ではないでしょうか。わたしはここに書いてある事柄を夫が全然行なっていないので悲しみに暮れていたのです。いつも神様に助けを祈り求めています。ちょうどそんな時にあなたはその本を開いてこの言葉を読んでくださったのです」。女性は聖句を紙に書いてほしいと頼みました。それを持ち帰って家族に見せ,このすばらしい出会いについて知らせたいとのことでした。マリーはこの女性が帰国するのを残念に思いましたが,連絡を取り合うことを約束しました。
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全世界の報告2007 エホバの証人の年鑑
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[55ページの図版]
マリー
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