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今生きている幾百万もの人々に益をもたらす結婚ものみの塔 1989 | 7月1日
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14 (イ)どんな人たちがリベカに付き添いましたか。(ロ)その人たちはどんな旅に取り組みましたか。
14 リベカの旅には付き添いがいました。聖書の記述に説明されているように,「リベカとその侍女たちは立ち,らくだに乗ってその人に従った」のです。(創世記 24:61)こうしてらくだの一隊は,外国の領土を通る800㌔余りの危険な旅を始めます。「活気に満ちた,動物の世界」と題する本は,「荷物を背負ったらくだの平均的な速度は,時速で約2.5マイル(約4㌔)である」と述べています。アブラハムのらくだが一日8時間その速度で歩いたとしたら,目的地のネゲブに着くのに25日以上かかったことになります。
15 (イ)エリエゼル,リベカ,リベカの侍女たちの中に,どんな優れた模範を見ることができますか。(ロ)この記述は何を予示していますか。
15 エリエゼル,リベカ,それにリベカの侍女たちは,エホバの指示に全幅の信頼を置いていました。これは今日のクリスチャンにとって優れた模範です。(箴言 3:5,6)それに加え,この記述は信仰を強める預言的な劇となっています。これまで見てきたように,アブラハムは,罪深い人間が永遠の命を得られるよう,大いなるイサクである,自分の愛するみ子をささげたエホバ神を予表しています。(ヨハネ 3:16)イサクの結婚の準備は,犠牲の祭壇上での死を免れてからしばらく後に行なわれました。それは,天的な結婚の準備を預言的に示すものです。その結婚の本格的な準備は,イエスの復活後に始められました。
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今生きている幾百万もの人々に益をもたらす結婚ものみの塔 1989 | 7月1日
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16 (イ)アブラハムの僕は適切にも,どのような意味で神の聖霊を表わしていますか。(ロ)霊と花嫁に関して,どんな質問をすることができますか。
16 エリエゼルという名には「わたしの神は助け手」という意味があります。エリエゼルは適切にも,その名と行動において,大いなるアブラハムであるエホバ神の聖霊を表わしています。エホバ神は大いなるイサクであるイエス・キリストのふさわしい花嫁を選ぶため,この遠い地,つまりわたしたちの地球に聖霊を送ってくださいました。(ヨハネ 14:26; 15:26)花嫁級は,神の霊的な子として聖霊によって生み出された,イエスの弟子たちで構成される「会衆」のことです。(エフェソス 5:25-27。ローマ 8:15-17)リベカに高価な贈り物が与えられたように,クリスチャン会衆の最初の成員たちには,西暦33年のペンテコステの日,自分たちが神から召されていることを証明する奇跡的な賜物が与えられました。(使徒 2:1-4)彼らはリベカのように,最終的に天の花婿と結ばれるため,この世的また肉的な関係を進んで断念してきました。花嫁級の個々の成員は,召されてから死に至るまで,サタンの危険で誘惑の満ちる世界を旅する間,霊的な処女という自分たちの立場を守らなければなりません。(ヨハネ 15:18,19。コリント第二 11:3。ヤコブ 4:4)花嫁級は聖霊に満たされ,救いのためのエホバの備えにあずかるよう,忠実に他の人を招いています。(啓示 22:17)あなたも,同じように霊の指示にこたえ応じることにより,リベカの模範に倣っていますか。
17 (イ)十頭のらくだは何を表わしていますか。(ロ)聖書と,花嫁級が備える,聖書に基づいた出版物に対して,わたしたちはどんな態度をとるべきですか。(使徒 17:11)
17 花嫁級は,十頭のらくだによって表わされているものを高く評価しています。聖書の中で十という数字は,地上の事柄に関連した完全さ,すべてがそろっていることを表わします。十頭のらくだは,すべてがそろった,完全な神の言葉を示す例えと考えてよいでしょう。花嫁級は神の言葉を通して,霊的な支えと霊的な賜物を与えられるのです。(ヨハネ 17:17。エフェソス 1:13,14。ヨハネ第一 2:5)「ものみの塔」誌,1948年11月1日号(英文)は,リベカがらくだに水を飲ませたことについて注解し,次のようにそれを花嫁級に適用しています。「彼らは,聖霊の多くを自分たちに運ぶ神の言葉について,愛のうちに考慮する。彼らは書き記されたみ言葉に興味を抱き,み言葉に注意を傾けることにより,またその音信と目的に対する誠実な関心を示すことにより,それに仕え,それを新鮮にさせ,み言葉を信じるように努める」。これを裏づける実例として,花嫁級の残りの者は,愛のうちに,新鮮で時代に即応した新世界訳聖書が幾百万もの人々の手に入るようにしてきました。この優れた翻訳の母国語の版が入手できるか否かは別にして,あなたは,花嫁級が備える研究の手引きを用いて,聖書を定期的に調べることにより,正しい認識を示していますか。―テモテ第二 3:16。
子羊の結婚は近づいている
18 リベカの侍者たちが適切にも今日の花嫁級の付き添いたちを表わしていると言えるのはなぜですか。
18 サタンの世のこの終わりの日に,花嫁級の残りの者には,リベカの「侍女たち」に相当する「大群衆」が加わってきました。リベカの場合と同様,それらの人たちの数は,全部で14万4,000人から成る花嫁級をはるかに上回っています。彼らはイエス・キリストの「ほかの羊」の「大群衆」です。(啓示 7:4,9。ヨハネ 10:16)花嫁の忠節な侍者として,彼らもサタンの邪悪な世に汚されないようにすべきです。また,エホバの霊による指導と,花嫁級によって説明されるみ言葉による指導にこたえ応じなければなりません。しかし,それらの人たちの報いは異なっています。キリストの花嫁を忠節に支持して耐え忍ぶなら,サタンの世の終わりを生き残り,地上の楽園でとこしえに生きるというすばらしい機会に恵まれるのです。―啓示 21:3,4。
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