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誕生聖書に対する洞察,第2巻
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初期の時代から,産婆が出産を助けました。母親を助けるため,また出産を行なわせる産婆を助けるものとして,ある種の分娩用の腰掛けが使われました。それは2個の石もしくはれんがで,母親は分娩の際,その上でしゃがんだり,うずくまったりしました。(出 1:16)出エジプト記で「産み台」と訳されているヘブライ語(オヴナーイム)は,「石」に相当するヘブライ語と関連があり,聖書中にはほかにもう一度だけ出て来ますが(エレ 18:3),そこでは「ろくろ」と訳されています。国際標準聖書百科事典はこう述べています。「この語はどちらの箇所でも両数形で用いられている。これは恐らく,ろくろが二つの円盤で構成されていたことを示しており,また産み台も同様に対になっていたことを示唆している」。(第1巻,1979年,516ページ)古代の聖刻文字はそうした産具がエジプトで用いられていたことを確証しています。
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出エジプト(エジプト脱出)聖書に対する洞察,第1巻
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ファラオの布告 さらに,別の要素を考慮できるでしょう。それは,男の子はすべて誕生時に殺すようにというファラオの布告です。この布告はあまり効果がなく,存続したのは短期間だったようです。アロンはモーセよりも3年ほど前(つまり,西暦前1597年)に生まれましたが,当時,そのような布告は実施されていなかったようです。聖書はファラオの布告があまり功を奏さなかったことをはっきり述べています。産婆仲間の頭で,他の産婆を監督していたと思われるヘブライ人の女であるシフラとプアは,王の命令を実行しませんでした。この二人は自分たちの下で働く産婆たちに命令どおりの指示を与えなかったようです。その結果,「この民は一層多くなり,非常に強大になって」ゆきました。そこで,ファラオは生まれたばかりのイスラエル人の男の子を皆,ナイル川に捨てるよう自分の民すべてに命じました。(出 1:15-22)しかし,エジプトの一般民衆はヘブライ人をそれほど憎んではいなかったようです。ファラオの実の娘でさえモーセを救い出しました。また,ファラオはほどなくして,もし自分の布告が効力を保ち続けるなら,貴重な奴隷たちを失うことになるという結論に達したのかもしれません。後に,エジプト脱出が行なわれた当時のファラオは,ヘブライ人を奴隷労働者として重視していたからこそ彼らを去らせようとしなかったのです。
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