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    聖書に対する洞察,第2巻
    • 聖書中の証拠は,イスラエル人がエジプトに寄留していたころ,エジプトの首都は下(北)エジプトの,イスラエル人の住んだゴシェンの地からすぐに行ける距離だったことを示唆しています。(創 47:1,2。「ゴシェン」1項を参照。)モーセが『ナイル川で』ファラオに会ったことは,(ある人たちがほのめかしているように)首都が下流のデルタ地帯にあったというよりは,メンフィスにあったという考えを支持しているように思われます。ナイル川はデルタに達するとそこから幾つもの流れに分かれてしまうからです。―出 7:15。

  • ナイル
    聖書に対する洞察,第2巻
    • エジプト人はナイル川をハピという名の多産の神として崇拝しました。この神は基本的には男性として描かれていながら,大きな女性の乳房を持ち,頭には水生植物の冠をかぶり,ふくよかな腰には漁師の腰帯をしていました。毎年,各氾濫期の初めにはこの神をたたえる祭りが行なわれ,それに伴う犠牲もささげられました。出エジプト記 7章15節ではファラオがナイル川に出て行ったことが述べられていますが,これは朝行なわれた何らかの礼拝行為と関係があるのではないかと言う学者たちもいます。もっとも,それは単に朝の散歩のためか,川の水かさを調べるためだったのかもしれません。

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