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    聖書に対する洞察,第2巻
    • 「二つの夕方の間」の時間とは何のことですか

      ニサン14日に過ぎ越しの子羊をほふることに関連して,聖書は「二つの夕方」について述べています。(出 12:6)ユダヤ人の伝承に関する一部の注釈は,これを(太陽の傾き始める)正午から日没までの時間であると述べています。しかし,最初の夕方は日が沈む時に相当し,2番目の夕方は太陽の反射光つまり残光が終わって闇に閉ざされる時に相当するというのが正確な意味のように思われます。(申 16:6; 詩 104:19,20)これはスペインのラビ,アーベン・エズラ(1092-1167年),ならびにサマリア人やカライ派ユダヤ教徒によって提唱されている理解でもあります。また,ミヒャエーリス,ローゼンミュラー,ゲゼニウス,マウラー,カーリシュ,クノーベル,およびカイルといった学者たちもこの見方を述べています。

  • 時刻,時,時間
    聖書に対する洞察,第1巻
    • ギリシャ語のホーラ(ho'ra,時刻)という言葉は,クリスチャン・ギリシャ語聖書の中で,短い時間,定まった明確な時間,あるいは一日のうちのある区分を指すのに用いられています。「時刻」に相当する語はヘブライ語聖書には見られません。古代のイスラエル人は日中を四つの部分に分けていたようです。(ネヘ 9:3)ヘブライ語聖書は出来事の時間を示す言い方として,特定の時刻を示す代わりに,「朝」,「昼」,「真昼」,「夕刻」などの表現を用いています。(創 24:11; 43:16; 申 28:29; 王一 18:26)また,より厳密と思われる表現として,「日が照り出したら」(裁 9:33),「日のそよ風のころ」(創 3:8),「昼の暑いころ」(創 18:1; サム一 11:11),および「日の沈む時刻」(ヨシュ 10:27; レビ 22:7)などの表現もありました。過ぎ越しの犠牲は「二つの夕方の間に」ほふられることになっていましたが,それは日没後の,たそがれが濃くなる前の時間であったようです。(出 12:6)この見方は一部の学者たち,ならびにカライ派ユダヤ教徒とサマリア人によって支持されていますが,パリサイ人とラビ信奉者たちは,それを太陽の沈み始める時と実際の日没の間の時間と考えていました。

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