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複雑な世界で生きるための知恵目ざめよ! 2002 | 11月22日
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聖書は,生まれる前の子どもに対する神の見方を明らかにすることにより,この複雑な問題に関して助けを与えています。古代イスラエルにおいて,妊娠している女性がほかの人に傷つけられ,その女性もしくは生まれる前の子どもが死ぬ結果になった場合,神は,そうさせた人を殺人者とみなしました。その人は「魂には魂」を支払わねばなりませんでした。a (出エジプト記 21:22,23)ですから,創造者にとっては,生まれる前の子も含めすべての人間の命が神聖なものである,という結論に至ります。実際,わたしたちがまだ子宮の中にいるうちから,神はわたしたちに関心を持っておられます。詩編作者はその点を明らかにしてこう述べています。「あなたの目は胎児のときのわたしをもご覧になりました。あなたの書にそのすべての部分が書き記されていました」。―詩編 139:16。
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複雑な世界で生きるための知恵目ざめよ! 2002 | 11月22日
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a この律法は,母親に対する暴力行為にだけ言及していると論じる人もいます。しかし,原語のヘブライ語本文は,そうではないことを示しています。定評ある聖書学者C・F・カイルとF・デリッチは,ヘブライ語本文の言い回しからすると,「これらの言葉が女に加えられた傷だけを指しているとすることはできないようである」と述べています。―「ものみの塔」誌,1977年12月1日号,734ページをご覧ください。
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