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エリ,父親として失敗した祭司ものみの塔 1979 | 12月1日
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「『そのようなわけで,イスラエルの神エホバのお仰せ ―「わたしは確かに言った,あなたの家またあなたの父祖の家,これらは定めのない時までわたしの前を歩む,と」。しかし今や ― エホバのお仰せ ―「わたしにとって,それは考えられないことである。わたしを尊ぶ者たちをわたしは尊び,わたしを軽んじる者たちは取るに足りない者となるからである」。見よ,わたしがあなたの腕とあなたの父祖の家の腕とを必ず切り落とす日が来る。それゆえに,あなたの家には年老いた者はいなくなるであろう。あなたはまさに,わたしの住みかの中,イスラエルになされたすべての良い事のただ中で,敵対者を見ることになる。あなたの家には年老いた者が絶えていなくなるであろう。だが,あなたの目を衰えさせ,あなたの魂をやつれ果てさせるため,わたしの祭壇の傍らからわたしが断ち切らない,あなたの一人の人がいる。しかし,あなたの家の大多数の者はみな,人びとの剣によって死ぬ。そして,これがあなたのための徴,あなたの二人の息子,ホフニとピネハスに臨む事である。すなわち,一日のうちに彼らは二人とも死ぬ。わたしは自分のため,忠実な祭司を必ず起こす。その者は,わたしの心のうち,わたしの魂のうちにあることに即して事を行なう。わたしは彼のために,永続する家を必ず建てる。彼は必ず,わたしの油そそがれた者の前を常に歩む。あなたの家に残っている者はみな,金の支払いと一塊の丸いパンとを求めて彼のもとに来て身を屈め,必ずこう言うようになる。「どうか,わたしを祭司の職の一つにつかせて,一切れのパンを食べさせてください」』」― サムエル前 2:27-36,新。
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エリ,父親として失敗した祭司ものみの塔 1979 | 12月1日
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エリの子孫はその後幾年にもわたって大祭司の職に就きはしましたが,サウロの命令で祭司たちが殺りくされるなど幾多の災いを目撃することになります。(サムエル前 22:11,16-18)後年,ソロモンが「[エリの子孫で大祭司であった]アビヤタルをエホバの祭司として仕える立場から追い,シロでエリの家に対してエホバが話された言葉を成就することになった」時,その預言の残りの部分がさらに成就しました。ソロモンはアビヤタルに代えてザドクの息子たちの一人をその職に就かせました。(列王上 2:27,35)ザドクはアロンの子エレアザルの家系の者でしたが,エリの方はアロンの別の子イタマルの家系の者でした。(歴代上 6:50-53; 24:1。サムエル前 14:3; 22:9)その時でも,神は,エリの子孫のある者たちが従属の祭司として奉仕することをお許しになりました。しかしそれら従属の祭司たちは,歴代の王の統治中に,祭司職が人々からふさわしい支持を得られず,神殿における崇拝が衰微するのを経験しました。―歴代下 29:3,6; 33:7; 34:8-11。
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