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  • 捕囚
    聖書に対する洞察,第2巻
    • 攻め取った町の全住民を追い立てて,その故国から立ち退かせ,その代わりに帝国の他の場所からの捕虜をその地域に住み着かせる政策を初めて導入したのはアッシリアだったようです。アッシリアのこの強制移住政策は単にユダヤ人に対してのみ実施されたのではありません。というのは,シリアの首都ダマスカスがこの第二世界強国の決定的な猛攻撃を受けて陥落した時,預言者アモスが予告していた通り,その民はキルに追放されたからです。(王二 16:8,9; アモ 1:5)この慣行には二重の効果がありました。すなわち,残された少数の者たちに破壊活動を思いとどまらせましたし,また周りの国々の民は捕虜として連れ去られた者たちと親しかったとしても,遠い所から連れて来られた新たな異国の分子を援助したいとは余り考えなかったことでしょう。

  • ダマスカス
    聖書に対する洞察,第2巻
    • ダマスカスに対するエホバの裁き しかし,それから1世紀後,ダマスカスは再び「シリアの頭」の地位に戻っていたことが示されています。(イザ 7:8)ユダのアハズ王の治世中(西暦前761-746年)に,ダマスカスのレツィンはイスラエルのペカハと同盟してユダをじゅうりんし,アカバ湾岸のエラトに達しました。アハズ王はこれに大変恐れをなし,アッシリアのティグラト・ピレセル3世にわいろを送って,シリアの圧迫をユダからそらせてくれるよう頼みました。アッシリア人は敏速にダマスカスを攻めてこれを奪い,レツィンを殺し,ダマスカス人の多くを流刑にしました。(王二 16:5-9; 代二 28:5,16)それにより,エホバがイザヤとアモスを通して語られた預言は成就しました。(イザ 8:4; 10:5,8,9; アモ 1:3-5)それでもアハズは,ティグラト・ピレセルに会うために(そして,恐らく恭敬のために)ダマスカスへ行った際,無分別にも自分がそこで見たダマスカスの偽りの崇拝用の祭壇の模造品を造らせ,後にその祭壇の上で「ダマスカスの神々」に犠牲をささげました。―王二 16:10-13; 代二 28:23。

  • ハザエル
    聖書に対する洞察,第2巻
    • しかし,シャルマネセル3世はダマスカスそのものを取ることはできなかったものと思われます。ダマスカスを完全に討ち取ることは,シリアの王レツィンの時代のティグラト・ピレセル3世の手に残されたようです。ダマスカスが陥落することにより,アモスを通して与えられたエホバの次の預言が成就しました。『わたしはハザエルの家に火を送る。それはベン・ハダドの住まいの塔をむさぼり食わねばならない。またわたしはダマスカスのかんぬきを折る』。―アモ 1:4,5; 王二 16:9。

  • イザヤ
    聖書に対する洞察,第1巻
    • イザヤのもう一人の息子は受胎前に名づけられ,その名は書き板に記され,信頼できる証人たちによってそのことの真正さが証しされました。その件はその息子の誕生後まで,すなわち,その証人たちが出頭して来て,預言者がその誕生を予告していたと証言でき,その結果その件に預言的な意味のあったことが証明されるまで秘密にされたようです。神の命令によってその男の子に付けられた名はマヘル・シャラル・ハシュ・バズで,その名には,「急げ,分捕り物よ! 彼は急いで強奪物のところに来た」,あるいは「分捕り物に急げ,彼は急いで強奪物のところに来た」という意味がありました。この息子が「お父さん!」,そして「お母さん!」と大声で呼ぶことを知るようになる前に,シリアとイスラエルの十部族王国との共謀によってユダに生じている脅威が除かれると言われました。―イザ 8:1-4。

      この預言は間もなくユダに救済がもたらされることを示唆していました。そしてその救済は,ユダに対するシリアの王レツィンとイスラエルの王ペカハの軍事作戦をアッシリアが妨害した時に確かにもたらされました。アッシリア人はダマスカスを攻め取り,その後,西暦前740年にはイスラエル王国を奪い取ってこれを滅ぼし,その男の子の名の預言的な意味内容をことごとく遂行しました。(王二 16:5-9; 17:1-6)しかし,アハズ王はエホバに依り頼む代わりに,シリアとイスラエルの脅威を回避するため,アッシリアの王の保護を得ようとしてわいろを贈りました。それゆえ,イザヤが警告していた通り,エホバはアッシリアがユダに対して大いなる脅威となり,実際にその地に侵入してエルサレムそのものにまで押し寄せる事態を許されました。―イザ 7:17-20。

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