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「『わたしは病気だ』と言う居住者はいない」イザヤの預言 ― 全人類のための光 I
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5 そうした恐怖の時期に,エホバの忠節な崇拝者たちは,助けを求めてエホバに頼らなければなりません。イザヤはこう祈ります。「エホバよ,わたしたちに恵みを示してください。わたしたちはあなたを待ち望みました。朝ごとにわたしたちの[力と支えの]腕となってください。そうです,苦難の時のわたしたちの救いとなってください。騒ぎの音を聞いてもろもろの民は逃げました。あなたが立ち上がられたので諸国の民は追い散らされました」。(イザヤ 33:2,3)適切にもイザヤはエホバに,過去に何度もしてくださったようにご自分の民を救出してください,と祈っています。(詩編 44:3; 68:1)そしてイザヤは,この祈りをささげてすぐ,それに対するエホバの答えを予告として告げます。
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「『わたしは病気だ』と言う居住者はいない」イザヤの預言 ― 全人類のための光 I
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現代のアッシリア人
7 (イ)今日,霊的に病んだイスラエル国民と似ていると言えるものは何ですか。(ロ)キリスト教世界を滅ぼすためにエホバの「むち棒」として用いられるものは何ですか。
7 イザヤの預言はどのように,わたしたちの時代に当てはまるのでしょうか。霊的に病んだイスラエル国民と不忠実なキリスト教世界は似ていると言えます。エホバは,アッシリアを「むち棒」として用いてイスラエルを処罰したように,「むち棒」を用いて,キリスト教世界と,偽りの宗教の世界帝国である「大いなるバビロン」の残りの部分とを処罰します。(イザヤ 10:5。啓示 18:2-8)その「むち棒」となるのは国際連合の加盟諸国です。国連という組織は,「啓示」の書の中で,七つの頭と十本の角を持つ緋色の野獣として描かれています。―啓示 17:3,15-17。
8 (イ)今日,セナケリブと似ているのはだれですか。(ロ)現代のセナケリブは厚かましくもだれに攻撃を仕掛けようとしますか。どんな結果になりますか。
8 現代のアッシリア人が偽りの宗教の領域全体を荒らし回る時,それを止めることはできないかに見えます。悪魔サタンはセナケリブと似た態度を取り,厚かましくも,処罰に値する背教的な諸組織だけでなく,真のクリスチャンにも攻撃を仕掛けようとするでしょう。大いなるバビロンを含むサタンの世から出てきた何百万もの人々は,エホバの油そそがれた霊的な子の残っている者たちと共におり,エホバの王国の側に立場を取っています。「この事物の体制の神」サタンは,真のクリスチャンが自分に敬意を払おうとしないことに怒り,それらクリスチャンに対して全面攻撃を開始します。(コリント第二 4:4。エゼキエル 38:10-16)その攻撃は恐ろしいに違いありませんが,エホバの民は恐怖のために身をすくませる必要はありません。(イザヤ 10:24,25)神が『苦難の時の救い』となってくださるという保証があります。神は事態に介入し,サタンとその群衆を荒廃させます。(エゼキエル 38:18-23)古代と同様,神の民から奪略しようとする者たちは,自らが奪略されるのです。(箴言 13:22後半と比較してください。)エホバのみ名は神聖なものとされ,生き残った者たちは,「知恵と知識[と]エホバへの恐れ」を求めたことに対する報いを受けるでしょう。―イザヤ 33:5,6をお読みください。
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