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ぬぐい去られる対型的な現代のエドム「平和の君」のもとで得られる世界的な安全
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11,12 イザヤ 34章10-15節で述べられている預言的な描写からすれば,エドムの地はどうなることが示されていましたか。その地のそのような状態は,いつまで続くことになっていましたか。
11 イザヤの預言はさらにこう続いています。「彼女は代々乾き切ったままとなり,限りなく永久にだれもそこを通り過ぎる者はいない。そして,ペリカンとやまあらしが必ずそこを所有し,とらふずくと渡りがらすがそこに住む。神はその上に空漠の測り綱と荒漠の石を必ず張り伸ばされる。彼女の高貴な者たち ― そこには人々が王位に呼ぶ者はだれもいない。その君たちもみな無になる。その住まいの塔には,いばらが,その防備を施された場所には,いらくさと,とげ草が必ず生じる。そこは必ずジャッカルの住まいとなり,だちょうのための中庭となる。また,水のない地域にせい息するものは遠ぼえする動物に必ず出会い,やぎの形をした悪霊もその友に呼びかける。そうだ,よたかはそこに確かに憩い,自分のために休み場を見いだすであろう。矢へびはそこに巣を作って,卵を産んだ」― イザヤ 34:10-15。
12 エドムは人間に関する限り,「空漠」の地となり,野獣や鳥やへびしか住まない荒れ地となります。その地のこの乾き切った状態は,10節にあるように,「限りなく永久に」続くことになっていました。その以前の住民が回復されることはありません。―オバデヤ 18。
13 キリスト教世界に対するどんな事柄が,「エホバの書」の中で予告されていますか。とりわけ,この「エホバの書」とは何ですか。
13 これは,エドムの現代版であるキリスト教世界にとって何という恐るべき有り様を予表しているのでしょう。同世界はエホバ神の憎い敵であることを示しており,エホバの証人たちを激しく迫害してきました。ですから,ハルマゲドンに先立って差し迫っている同世界の滅びは,「エホバの書」の中で予告されていました。(イザヤ 34:16)とりわけ,この「エホバの書」とは,神がご自分の民を虐げる敵と清算しなければならない勘定を詳細に記した,神の清算の書です。古代のエドムに関して「エホバの書」に書き記された事柄は的中しましたから,これは現代のエドムであるキリスト教世界に当てはまる預言も同様に的中することを保証しています。
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ぬぐい去られる対型的な現代のエドム「平和の君」のもとで得られる世界的な安全
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15,16 啓示 17および18章やイザヤ 34章で予告されているように,キリスト教世界の間近な前途はどのようなものですか。
15 キリスト教世界の間近な前途は,実に暗たんたるものです。同世界は,できる限りその政治上の友らをなだめ,それらの友が一団となって同世界を攻撃し,その完全な滅びをもたらさないようにしようとしていますが,それは無駄でしょう!
16 啓示 17章および18章によれば,全能の神エホバは,キリスト教世界を初め,宗教上の構成要素すべてを含む,大いなるバビロンに対する残忍な行動に政治的・軍事的力を注ごうとする考えをそれら政治上の友の心に入れられます。こうして,偽のキリスト教は全世界から除かれてしまいます。キリスト教世界の状況は,イザヤ 34章に描写されているような暗たんたるものになるでしょう。同世界は,諸国民に対する,まさに決定的な「全能者なる神の大いなる日の戦争」の際に居合わせて,これを経験することはありません。それら諸国民はその時,大いなるバビロンをすでに略奪してしまっているからです。対型的なエドムであるキリスト教世界は,この地球の表から完全に,また「限りなく永久に」ぬぐい去られてしまうでしょう。
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