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神の国とキリストの変ぼうものみの塔 1965 | 12月1日
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イエスをまばゆいばかりに輝かせた変ぼうの場面は,イエスが御国の力をもってあらわれること,およびイエスがモーセとエリヤのような仕事を行なうことを示していました。またこれは,伝道と奇跡とによってイエスが証ししていたこと,すなわち御国の到来とイエスがその王となることをその場にいた者の心にいよいよ強く印象づけるものとなりました。また,とくに時を選んでこのことが行なわれたとも言えるでしょう。すなわち,自分が苦しみを受け,死に定められていることをイエスが語り始められた直後に,それを聞いた弟子たちの心を強めるためでした。当時の弟子たちには,神の国がまもなく地上に設立されるものと考えていたのです。たしかに,イエスの顔が日のように光り,その衣が白く輝き,イエスこそ弟子たちの聞き従うべき神の愛される御子であるとのエホバの言葉が直接に聞こえたこの変ぼうの光景はきわめて効果的にその目的を果たしました。
使徒ペテロも書いたように,変ぼうのまぼろしは神の預言のことばの真実性をいよいよ明らかにしましたから,この世界の暗やみに光るともしびとして神のことばに注意するのが賢明です。神のことばがキリストの御国政府とそれがもたらす祝福とについて明らかにするところはたしかに実現します。それゆえ,王キリストとその御国についてさらに学び,御国を生活の最大事とし,それに忠誠をつくすべきです。「まず神の国と神の義とを求めなさい」と言われたイエス・キリストのすすめの言葉を心にとめて下さい。そうすれば,人間の政府の弱点のゆえにあなたが不当に苦しむことはなく,また,悪化の度合を強める今日の世界情勢の中に神の御国政府が近づいたことのしるしを認められるでしょう。―マタイ 6:33。ルカ 21:25-28。
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おぼえていますか?ものみの塔 1965 | 12月1日
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おぼえていますか?
あなたは最近号の「ものみの塔」を注意深く読みましたか。そうであればこれらの大切な点をご存知のはずです。ためして下さい。
● だれが死から復活されますか。
人類共通の墓であるシェオールまたはヘーデースにいるすべての人が復活を受けます。294。a
● ゲヘナはなんの象徴ですか。
イエスは焼却所であったエルサレム近くの谷,ゲヘナを復活の希望のない完全で永遠の滅亡を象徴するために使われました。335-338。
● 聖書の質問に答えを見つけるため,どんな順序で調べますか。
ものみの塔出版物にある題目索引や聖句索引,また聖書辞典や聖書語句索引を調べることができます。質問が一つの特定な聖句に関するものであれば,文脈を調べるとよいでしょう。316-318。
● 物質主義はなぜ危険な哲学ですか。
それは人に神を忘れさせ,永遠の生命を与えることのできない物質の事柄だけに注意を向けさせるからです。458。
● ほかの人との個人的な不和を解決するため,クリスチャンはどんな段階をふむことができますか。
(1)その人のところへ行って問題を話し合う。(2)彼が聞かなければ,証人として一人か二人の円熟したクリスチャン兄弟を連れて行く。(3)そのことを会衆の代表に話す。325,326。
● 愛の「新しい戒め」とは何ですか。
それは,イエスがなさったように,互いに兄弟のために自分の生命をも犠牲にするほどのクリスチャン愛です。629-631。
● イザヤ書 25章6節で約束されている通り,神は近い将来,どのようにすべての民に宴を設けられますか。
神の正義の新しい秩序では,その時生きているすべての人に霊的なまた,物質的な食物が十分に供給されます。236-238。
● 愛を表わすのにギリシャ人はどんな四つの言葉を用いますか。
(1)アガペ: 神のみ霊の実であり,原則に基づいた敬けんな愛。(2)フィリア: 友人に感ずる愛。(3)ストルゲー: 家族内における自然の愛情。(4)エロース: 両性間のロマンチックな愛。622。
● エホバの証人は非世俗的であって,反社会的ではないとなぜ言えますか。
彼らはこの世の不道徳な行い,下品な娯楽,世の偽りの宗教に参加しません。しかし彼らは社会的,ないしは政治的革命に加わらないから反社会的ではありません。581-583。
● 一度は神の組織から離れた人が何に動かされてもどってきますか。
この世での挫折と霊的なききんを経験するのに反し,エホバの組織の喜びと霊的な繁栄を耳にするからです。680。
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