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シオンに義が芽生えるイザヤの預言 ― 全人類のための光 II
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16 復興の業を行なう油そそがれたクリスチャンを手伝っているのはだれですか。その人たちにはどんな仕事がゆだねられてきましたか。
16 それは壮大な任務でした。神のイスラエルの比較的少数の残っている者たちが,一体どうしてそれほどの大仕事を成し遂げられるのでしょうか。エホバはイザヤに霊感を与え,こう宣言させておられます。「よそからの者たちが実際に立って,あなた方の羊の群れを牧し,異国の者たちはあなた方の農夫やぶどう栽培者となる」。(イザヤ 61:5)この比喩的な,よそからの者と異国の者たちとは,イエスの「ほかの羊」の「大群衆」であることが明らかになりました。a (ヨハネ 10:11,16。啓示 7:9)その人たちは,天的な相続財産を受ける者として聖霊によって油そそがれてはいません。むしろ,地上の楽園での永遠の命という希望を抱いています。(啓示 21:3,4)それでもやはりエホバを愛しており,霊的な牧羊や農耕やぶどう栽培の務めをゆだねられてきました。そうした活動は,卑しい仕事ではありません。この働き人たちは,神のイスラエルの残っている者たちの指導のもとで,人々を牧し,養い,収穫する業を手伝っています。―ルカ 10:2。使徒 20:28。ペテロ第一 5:2。啓示 14:15,16。
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シオンに義が芽生えるイザヤの預言 ― 全人類のための光 II
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a イザヤ 61章5節は,古代においても成就を見たかもしれません。エルサレムに帰還する生来のユダヤ人に同行した非ユダヤ人が,その地を復興する仕事を手伝ったと思われるからです。(エズラ 2:43-58)しかし,この預言の6節以降は,神のイスラエルだけに適用されるようです。
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